―はじめに

堀内商事の知識財産


 この度、弊社の経営理念の円滑な浸透・並びに人材マインド向上の為、ここに堀内商事エンサイクロペディアを編纂する事を決断した。
 かつて「IT革命」の波が世界を席巻した折、わが国の森嘉朗元首相が満足気味に「イット革命っていうんだろ、これ? イット?ん?」と言及して世間の失笑を買った事は諸君らの記憶にも新しい事と思う。言葉の上辺の体裁だけを取り繕って、何か知り得た気分になってもなんら実益に成らぬどころか、時と場合によっては害悪ですらあり得る。
 この事からも判るとおり、「言語は、より正しく理解されてこそ使う意味がある」のである。それは賢明な諸君には衆知の事実であり、あるいは賢明でなかった者達にとって既知の体験であったやもしれない。

 いよいよ情報の共有化とナレッジマネジメントの重要性が叫ばれる中、弊社に関してもそれは例外ではない。社員同士の相互理解、共通ノウハウとしての技術連携など、今後も益々積極的に取り組むべき問題である。

 では、まずそれらの指標ともなる地歩の第一とは何か。
それは「専門用語」である。端的に言えば、「内輪言葉」である。少々砕いて言えば「スラング」であり、粋に言うならば「符牒」である。

専門用語とは


 では、具体的に専門用語とは何かということだが、例えば「ピースな愛のバイブレーションでお願いします」を一瞬で理解できる人間がいるだろうか。少ないか、居たとすればそれはかなり稀有な例といえる。即座に理解するのは難しいが、しかしそれだけに、またその表現でなくては理解しえぬものがあるのも事実である。「DNA」「ビバーク」「もじゃもじゃもじゃもじゃ」などなど、枚挙に暇が無い。

 このように専門用語の重要性は高い。分野独自の専門用語を理解する事は、分野独自の文化にふれると言う事でもある。構成員一人一人の個性が強烈な我が社であればなおの事、その理解力向上の必要性が叫ばれるのである。

 しかし、忘れないで頂きたい。専門用語を身に付けるに当たって注意しておきたい点がある。概念は言語化出来る。だが、それを用いるのはあくまで人間である。あるいは一個人のキャラクターに大きく依拠しているという要素もあると言う事である。
「…ヨッシャ、いっちょ性転換するぜ!」
この平易な日本語文章を発声するにあたり、堀内社長と江口DNAとが言うのとで前者は単なるギャグ、だが後者は「…遂にこの日が」と受け止められかねない。くれぐれも注意したいものである。


企画部 浜谷 大介

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  • コメントも打てます。 -- 企画部長 (2005-05-16 18:31:37)
  • 缶無料。もとい感無量でございます。
    グッジョブです。 -- 常務 (2005-05-16 19:38:21)
  • 素敵!!ステキすぎるぅ!
    よっしゃ、こうなったらいっちょ性転換するぜ!! -- DNA (2005-05-16 22:14:06)
  • ってことはつまり女になるってことでつね -- 常務 (2005-05-16 23:38:05)
  • 素晴らしき序文です。
    感激の余り恥ずかしくも
    連絡張にコピペしてしまいました。
    -- 社長 (2005-05-17 00:45:02)
  • とりあえず全体をざらっとさわりました。
    大幅な変更はございません。再推敲等含め、各自ご確認ください。 -- DNA (2005-07-26 01:51:54)
  • そろそろ再起動しとくかな。 -- DNA (2009-01-13 02:54:37)
  • 是非是非動いてください -- 企画部長 (2009-01-14 12:43:58)
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最終更新:2009年01月14日 12:43
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