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ポルトIb

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序章:旅立ち

あらすじ
大西洋に面する海洋国家ポルトガル。その王都リスボンにて、プレイヤー名は航海者としての第一歩を踏み出した。

2,000Dを入手する。
ダガーを入手する。
帆塗料を入手する。
望郷のカリヨンベルを入手する。
北大西洋の入港許可を入手する。


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1章:リスボンのアルヴェロ

あらすじ
インド航海探索艦隊の出航に沸き上がるリスボンの港前。
プレイヤー名は交易商の少年アルヴェロが、出資者に配当金をくばっているところに出くわす。アルヴェロの儲け話に感心する出資者たち。
だが、かたわらでその様子をうかがっていた泥棒が、彼の仲間フワンから金袋を強奪し、逃げ去ってしまう。

プレイヤー名は、偶然に犯人の顔を目撃していたことから、泥棒探しを手伝うこととなる。

仲間の船員たちに街を見張らせ、ついに、泥棒を街の高台に追い詰めるアルヴェロ。
だが、泥棒の不憫な身の上を聞き、逆に金を貸して去らせてしまう。
そして、プレイヤー名には、後日の恩返しを約束し、出資者のもとへ戻っていくのだった。

3,000Dを入手する。


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2章:憧憬と独立と

あらすじ
後日、プレイヤー名は役人に指示され、入港許可状の申請方法を聞くために、交易所へとむかう。

交易所では、商人たちが言い争いをしていた。大切な積荷をバルバリア海賊に奪われたと、交易所店主は怒り心頭の様子である。
だが、かたわらにいた大物めいた男が融通を申し出、場は丸く収まる。

男の名はディエゴ。ポルトガル随一の大商会サルミエント商会の代表であった。

プレイヤー名は、入港許可状の申請を大臣ブラガンサ公爵が受け付けていると突き止め、王宮へむかうことに。

しかし、紹介状を持たぬことを理由に、衛兵に門前払いされてしまう。

だが、そこに先日の少年・アルヴェロと、その友人フワンが通りかかる。
プレイヤー名の窮状を知ったフワンは、アルヴェロの父に紹介状を書いてもらうことを提案する。アルヴェロは、親の力に頼るのは不本意だと言いながらも、先日の恩返しのためならばと、プレイヤー名を自宅へと招くのだった。

商談を終え、執務室から出て来る、アルヴェロの父。彼は交易所の前で出会った紳士・ディエゴ・サルミエントその人であった。
紹介状を書いてくれるよう、ディエゴに頼み込むアルヴェロ。
ディエゴは、紹介状を書く条件として、アルヴェロに遊び歩くことをやめ、商会の手伝いをすることを約束させようとする。

アルヴェロは、日頃の交易活動が「遊び」などではなく、かつての父のような、偉大な交易商となるための準備なのだと弁解。
ディエゴは息子の調子のよさに呆れ顔を見せつつも、「プレイヤー名の面構えが気に入った」といい、紹介状を発行するのだった。


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3章:入港許可状

あらすじ
ディエゴの紹介状を手に、王宮におもむいたプレイヤー名
ポルトガルの大臣・ブラガンサ公爵は、その申請を認め、許可状発行の手続きのため、セビリアのイスパニア王城へ向かうよう命じる。

署名を持ち帰ったプレイヤー名は、無事に入港許可状を手に入れる。
公爵は、紹介者であるディエゴ・サルミエントに礼をいうよう勧めるのだった。

西地中海の入港許可を入手する。

サルミエント商会を訪れたプレイヤー名は、ディエゴと面会。
ディエゴは、「いつかは、商会の一員として働いてもらうこともあるやもしれん」と、商会の帽子を贈呈する。


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4章:鉄材購入

あらすじ
再び、大臣・ブラガンサ公爵からプレイヤー名に呼び出しがかかる。
アムステルダムで鉄材5樽を買い入れ、工房に納めよとの勅命である。

北海の入港許可を入手する。

出航所にて再会したアルヴェロにも、同じ勅命が下りており、どちらが早く仕事をこなせるか競争することになる。

無事、アムステルダムに到達し、鉄材を買い入れたプレイヤー名
遅れて戻ってきたアルヴェロは、その鮮やかな手腕に驚くのだった。

ジブラルタル海峡でバルタザールに話し掛ける。
ジブラルタル海峡付近を航行中、突如、停船を命じられたプレイヤー名
命令の主は、「海賊狩りの黒鯱」の異名をとるイスパニアの傭兵艦隊隊長バルタザールであった。彼は、バルバリア海賊の首領ハイレディンを捕捉すべく、現在哨戒中とのこと。
プレイヤー名には、警戒を呼びかけ、去っていくのだった。


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5章:海賊狩りの黒鯱

あらすじ
王宮から呼び出されたプレイヤー名は、バルバリア海賊により人質となった貴族の身柄取引を命じられる。取引に指定された場所は、シラクサの広場。
父の商会の手伝いに出かけようとしていたアルヴェロは、その大役抜擢を知り、羨むのだった。

シラクサで、後を追ってきたアルヴェロと合流。その見張りのもと、海賊との取引に向かう。

だが、海賊は身代金だけを奪うと、人質を連れて逃走してしまう。
プレイヤー名とアルヴェロは、船でその行方を追うことに。

ついにチュニス沿岸に海賊を捕らえ、人質の居場所へ案内させるプレイヤー名とアルヴェロ。
だが、そこに待ち受けていたのは、バルバリア海賊の卑劣な伏兵であった。

海賊たちの掠奪が始まろうとしたそのとき、アルヴェロの積荷に入った紋章を見た首領ハイレディンが、突如掠奪を中止。呆気に取られ、疑問を口にする手下。
だが、ハイレディンは、彼を事もなげに惨殺。恐れおののくアルヴェロらを尻目に、去っていくのだった。

アルヴェロは、貴族の奪還を国王に願い出るため、リスボンへ戻ることを提案。
ジブラルタル海峡でバルタザールに話し掛ける。
だが、その帰途、イスパニアの傭兵艦隊隊長バルタザールと遭遇し、パルマに来るよう命じられる。

バルタザールは、バルバリア海賊と交戦した際に、押収した積荷の中から、人質となっていた貴族を発見。その身柄を引き渡すべく、ポルトガルの使者であるプレイヤー名らを探していたのだった。

アルヴェロの船旗に入った紋章に目を留めるバルタザール。
「貴様、サルミエント商会の者か」
素性を語ることをためらうアルヴェロに、バルタザールの部下の傭兵エドゥアルドが、「恩知らずなガキだ」と絡む。

やむなく父の名を明かすなり、笑い出すバルタザール。
「まさか、こんなところでヤツの息子と会おうとはな」
バルタザールは捕虜となっていた貴族を釈放すると、バルバリア海賊との戦いへと戻っていく。

コワモテの軍人にも通じている、父の顔の広さに驚き呆れるアルヴェロ。彼もまた商会の仕事を果たすため、去っていく。
プレイヤー名は、ようやく取り戻した貴族を連れ、リスボン王宮への帰途につく。

帰還したプレイヤー名に対し、ブラガンサ公爵は、「お陰で、国の面目が保たれた」と喜び、国王への功績報告を約束するのだった。


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6章:砂漠を越えて

あらすじ
港にて、サルミエント紹介の執事に呼び止められるプレイヤー名。「儲けの種が見つかった」の一言を残し、エジプトに旅立ってしまったアルヴェロに会い、無事を報せるよう伝えて欲しいと頼まれる。

アレクサンドリアの広場に居るフワンと話す。
アレクサンドリアで、アルヴェロと再会したプレイヤー名は、コショウの仕入れの仕事に誘われる。この仕事がうまくいけば、仕入れ値の高騰に悩むヴェネツィア商人から、多額の報酬が約束されているのだという。

申し出を受けたプレイヤー名に、アルヴェロは、さっそく、コショウを運んでくる行商に売ってもらえないか交渉してみようと提案する。

街の休憩所にて、行商を見つけたものの、彼の運んできたコショウは、すでに納入された後。
仕方なく、同業者にあたろうとするが、居場所の情報の見返りとして、白のアガールを買ってくるよう要求されてしまう。

アガールと引き換えに得た情報によれば、行商人たちは、カイロの対岸の大岩を目印に歩いてくるのだという。
プレイヤー名とアルヴェロは、さっそく現地に向かい、行商を探すことにする。

暑さにへたるフワンを尻目に、砂漠を行くプレイヤー名とアルヴェロ。

行商を見つけ出し、取引を持ちかけるが、提示されたのは、30樽で100,000ドゥカートという高額だった。持ち金の足りないアルヴェロは50,000ドゥカートの立替えをプレイヤー名に依頼する。

無事、コショウを入手した一行。しかしヴェネツィアへむかおうとした矢先、砂漠の暑さにやられたフワンが水樽に飛びこみ、乗艦の飲み水がなくなってしまう。このため一行はやむなく、ほど近いカイロに寄港することとなる。

カイロに着くと、何やら噂を聞きつけたアルヴェロが、プレイヤー名に、コショウを持って、一足先にヴェネツィアにむかうよう依頼。そして雑踏に消えてしまう。

ヴェネツィアに到着すると、カイロで分かれたアルヴェロが追いつき、プレイヤー名を酒場へと急かす。「今すぐコショウを売り抜けるんだ」と。

無事、コショウを売り抜けた後、アルヴェロは、急かした理由を語りだす。「ガマの艦隊がインドに到着したらしい」コショウの原産地・インドへの航路が実在したとなれば、これからはエジプトを経由せず、コショウが入ってくることになる。

この情報が伝われば、ヴェネツィアのコショウは価値が暴落するかもしれない──。売り抜けられたことに、ほっと胸をなでおろした一行は、100000ドゥカートの巨利を山分けし、リスボンへの帰途につくのだった。


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7章:黄金時代の到来

あらすじ
リスボンに到着すると、ガマ艦隊がすでに帰還しており、街はインドの話題で持ちきりに。金や銀同様の価値で取引されるコショウが、タダ同然で売られていたとの報せから、人々は、ポルトガルの黄金時代の到来を予感する。

アルヴェロもまた、父を見返すだけの大儲けを夢見て、インドへの旅立ちを決意。いつの日かのインド行きをプレイヤー名と誓い合うと、インドへ向かうためのツテ探しと資金集めのため、去っていくのだった。


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8章:北海戦線への手紙

あらすじ
プレイヤー名がリスボンに戻ると、傭兵らしき男が声をかけて来た。見ればその男は、以前、人質奪還の際に出会ったバルタザールの部下エドゥアルドであった。エドゥアルドは、あの時の恩を返せとばかりに酒樽をムリヤリ、プレイヤー名に託す。そして、マルセイユの酒場にいるイレーヌという女の元に届けるよう命じるなり、去っていってしまうのだった。

仕方なく、酒樽を届けにむかうプレイヤー名。酒場の女イレーヌとバルタザールは、古馴染みであるという。だが、酒を届けたにもかかわらず、イレーヌの表情は浮かない。バルタザールは上官と対立し、それがもとでバルバリア海賊追討の任を解かれ、乏しい戦力でネーデルランド戦線に送られたのだという。最近では、北海でイスパニア船が次々と沈められているとの噂があり、イレーヌはバルタザールの身を案じていたのだ。

イレーヌはプレイヤー名にバルタザールへの手紙を託し、イスパニアの拠点アントワープへ届けてほしい、と依頼する。

アントワープの酒場にいるバルタザールと話す。

後日、プレイヤー名から、手紙を受け取ったバルタザールは、見くびられたものだと苦笑する。そして、独断で出撃し、敵艦に囲まれたエドゥアルドを救出すべく、颯爽と前線へと向かうのだった。

シャチの像を入手する。

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9章:航路奪還

あらすじ
ポルトガル国王が探しているとの報せを受けたプレイヤー名

条件:名声合計4000以上?

王宮で、アフリカ西岸、カーボヴェルデ沖の航路に出没する、バルバリア海賊服属の艦隊を討伐せよ、との勅命を受ける。
イベント戦闘

西アフリカの入港許可を入手する。

激闘の末、モロッコ海賊を討伐したプレイヤー名

国王は、アフリカ航路に安寧が戻ったことを喜びいずれアフリカ、インドへの遠征の任務を与えるとプレイヤー名に告げる。

王宮を後にしたプレイヤー名のところに、その活躍のウワサを聞きつけたアルヴェロとフワンがやってくる。
近々インドに行くのだと明かすアルヴェロ。アラビア語で交渉事ができるのを買われ、ガマの次の遠征艦隊で、見習い航海士として同行することになったのだという。
アルヴェロは、父親の名に頼らず、大きな仕事を手に入れたことに感激している様子。
プレイヤー名とともに近い将来の成功を誓いあうのだった。


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10章:旅立ちの日に

あらすじ
再び、ポルトガル国王に召喚されたプレイヤー名

リスボンの街では、ガマの第2次艦隊が出航の日を迎えていた。

港前で待ちぼうけを食らわされている、フワンや船員の少年たち。
自宅に寄ったら、すぐに来ると言っていたアルヴェロが、なかなか現れないのだという。

サルミエント商館の前には、アルヴェロが立っていた。彼は内緒にしていたインド行きの件を、父ディエゴに話してきたのだという。
ディエゴは「神のさだめか」とつぶやき、黙りこんでしまったらしい。
アルヴェロは、功績さえあげれば、父も認めてくれるはずと、港へ急ぐのだった。

アルヴェロは、仲間たちに、しばしの別れを告げプレイヤー名には、近い日のインドでの再会を約束する。
颯爽と船に乗りこんでいくアルヴェロの姿を、仲間たちはうらやましげに眺めている。

こうして、ガマ率いる第2次遠征艦隊は、リスボンを出航。インドへの旅路についたのだった。


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11章:喜望峰へ

あらすじ
王宮へと向かったプレイヤー名にも、ついに外洋への任務が下る。手始めの仕事は、アフリカ最南端、喜望峰に航路上の拠点を作るため、総督となる役人を一名、現地まで護衛することだった。

アフリカ南西部の入港許可を入手する。

マディラにて役人と合流したプレイヤー名。彼は、今まで「王立商館」という、王宮直轄の大商館の建築に立ち会っていたのだという。
その建築用地は、ディエゴ・サルミントが、若い頃に商館を構えていた場所だったという。
青春の思い出の地を国王に献上し、その上身銭を切って、商館を再建するという、ディエゴの郷愁に駆られた行為を、役人は笑い、船に乗り込んでいった。

ケープに到着すると、役人はプレイヤー名への感謝から、アフリカ東岸の街への入港許可状を授けてくれるのだった。

東アフリカの入港許可を入手する。
12章用にアビジャン、サンジョルジュ、ソファラなどで象牙を自腹で20本、行きに買っておくのがオススメ

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12章:航路の代償

あらすじ
アフリカの東岸の街・モザンビークに到着すると、プレイヤー名は、聞きなれた呼び声を耳にする。
現れたのは、インドへ向かったはずのアルヴェロと、ヴァスコ・ダ・ガマ提督であった。

彼らは、この地を束ねる領主コリタンに、インド航路利用の代償として、貢物を求められているのだという。
足元をみるようなコリタンの手口に、憤慨するアルヴェロ。
だが、ガマはここで争いの種をまくことは、賢明ではないと、たしなめる。

プレイヤー名は、アルヴェロから任務を一緒に引き受けないかと持ちかけられる。

その任務とは、象牙20本を買い入れてくることであった。


無事、象牙を持ち帰ったプレイヤー名とアルヴェロ。ガマは、二人を伴って、コリタンとの取引におもむく。

コリタンは予想を上回る豪華な貢物に、おおいに喜んでいる様子。
ガマは、すかさず貢物と引き換えに、ある条件を提示する。
それは、コリタンの手飼いの海賊たちを使って、今後インドをめざす他国の艦隊の進出を妨害してほしい、ということであった。

アルヴェロは、尊敬するガマが、異教徒との裏取引をする姿に、ショックを隠しきれない。
だが、ガマは、祖国の興亡がかかる今回の遠征にキレイ事だけでは通用しないと諭す。
そして、プレイヤー名とアルヴェロに交渉を見せたのも、実は、インドで片腕として働いてもらいたいためなのだと明かす。
甲板掃除ばかりの日々を脱し、大きな仕事ができることに、アルヴェロは大喜び。
ガマは、プレイヤー名に近い日にインドへ招くことを約束する。そしてインドへ向け艦隊を出航させるのだった。

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13章:インドへの誘い

あらすじ
後日、プレイヤー名は、港を通りかかった行商人より、一通の手紙を託される。

条件:東アフリカの港に入港する?

それは、インドにいるガマからの誘いの手紙であった。
それによれば、コショウの通商をめぐる交渉が、アラブ商人の妨害により、非常に厳しい状況にあるのだという。

紅海の入港許可を入手する。
インドの入港許可を入手する。

インドの商都カリカットに到着したプレイヤー名
港にはアルヴェロが迎えに来ており、二人で、ガマの待つ、ポルトガルの駐在商館へと向かう。
街に入るなり、広場の王宮のあたりの店から、なにやらざわめきが聞こえてきた。

駆けつけてみると、香料取引の全権を持つ特許商人・マハーディが、ガマ艦隊の士官と言い合いをしている。
コショウの卸売り価格を下げるよう求める士官に対し、マハーディは用心棒を使って追い出そうとしている。
アルヴェロは、その汚いやり方を、公然と非難するが、マハーディは西から来た野蛮人め、と逆にアルヴェロをあざ笑う。
士官の制止を聞かずに、詰め寄ったアルヴェロは用心棒に阻まれ、捕らわれの身となってしまう。
アルヴェロは、プレイヤー名にガマへの連絡を依頼すると、そのまま気を失ってしまうのだった。

プレイヤー名に事情を聞いた、ガマは、大急ぎでアルヴェロの身柄を引き取りに向かう。
アルヴェロは、無事、解放されるが、その軽率な行動を叱責され、謹慎を命じられてしまう。

うなだれて出ていくアルヴェロ。
ガマは、彼を見守ってやってくれ、とプレイヤー名に頼むのだった。

アルヴェロが、マハーディに対抗する術がないことを嘆いていると、そこに、小太りなインド人の商人がやってくる。

商人の名はサンジャイ。
彼は、マハーディに対抗するには、マハーディの後ろ盾である街の権力者・ザモリンに気に入られればよい、と豪語する。
アルヴェロに信用されないサンジャイは、自分はザモリンに取り入る方法を知っている、と絶叫。
アルヴェロとプレイヤー名は、思わず足を止め、その話に耳を傾ける。

サンジャイによれば、ザモリンは愛妾のために、アラブに伝わる伝説の巨大鳥・ルフ鳥を飼いたがっているのだという。

こうして、プレイヤー名とアルヴェロはサンジャイの鳥探しを手伝うことになる。

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14章:怪鳥を追え

あらすじ
サンジャイの持つ巻物によれば、伝説の巨鳥・ルフ鳥は「モガディシオ島」に生息しているとのこと。
ルフ鳥は、巨大な鉤爪で象も持ち上げる、との一文に不安を隠せないアルヴェロ。
しかし、サンジャイは、無責任に笑うばかり。
一行は、とりあえず、島の場所の手掛かりを求めアフリカ沿岸にあるという、島と同名の街・モガディシオをめざすことにする。

モガディシオの酒場で、ソファラから来る商人がルフ鳥について話をしていたとの情報を入手。
だが、サンジャイは長い船旅の再開を面倒がる。
アルヴェロは、その怠けぶりに頭を抱える。

ようやく着いたソファラで、街の東にあるマラガシィという巨大な島こそが、伝説のモガディシオ島らしいと判る。
それを聞いたサンジャイは、とたんに、提督気取りで出発を命令。そのお調子ぶりに、アルヴェロは肩をすぼめるしかなかった。

マラガシィ島に着いた一行。アルヴェロとプレイヤー名は、手伝おうともせず、さぼっているサンジャイを尻目に、鳥探しに向かう。

やがて、二人は茂みの向こうに、ルフ鳥とおぼしき鳥を発見。巻物の記述と異なるダチョウのような見た目に困惑する。
しかし、いつの間にか追いついたサンジャイは、問題ないと自信満々。
鳥を積んで、カリカットに戻るように命令する。
アルヴェロは、その図太さに呆れながらも、感心しているようだった。
15章用にホルムズやバスラでペルシャ絨毯11枚以上を先に買って行くのをオススメ。

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15章:貢物大作戦

あらすじ
カリカットに着くなり、鳥を連れて立ち去ろうとするサンジャイ。ザモリンの信用を得るというのは大嘘で、ひとり賞金をせしめようとの魂胆だったのだ。
「今度はこっちに協力してもらう番だ!」
アルヴェロは、逃げようとするサンジャイをマストに縛りつけ、ガマの元へ報告に向かう。

アルヴェロは、謹慎中に起こった、サンジャイとの顛末をガマに報告。
鳥を手土産に、サンジャイを売り込み、彼をマハーディと並ぶ特許商人に任じてもらおうと提案する。
その意気ごみに感じ入ったガマは、その仕事を、プレイヤー名とアルヴェロに一任するのだった。

はりきるアルヴェロは、船に縛りつけたままのサンジャイを解放するため、出航所へ向かう。

自分を縛りつけたことを怒るサンジャイだったがアルヴェロから、自分を特許商人として売りこむことを提案されると、まんざらでもない様子。
「大船に乗ったつもりでまかせてくれ」と、胸を張る。
三人は、さっそく、ザモリンの宮殿へとむかう。

鳥を連れて、ザモリンの前に通されたサンジャイは、打ちあわせ通りの台詞を、持ち前の図太さで堂々と話す。
アルヴェロも、サンジャイをうまく持ちあげて、見事、ザモリンの興を買うのに成功。
だが、ザモリンが褒美として特許商人の地位を許そうとしたその時、横槍が入る。

特許商人マハーディの登場である。彼はザモリンに特許商人の座は、今まで通り、自分ひとりに任せるよう訴える。
サンジャイは、ならば特許商人の座を賭け、勝負しろ、と勝手な提案を持ちかける。

ザモリンはこれを喜び、50日以内に数多くのペルシャ絨毯を買ってきた者を勝者とすると、命じるのだった。

宮殿を出た後、サンジャイの暴走を叱るアルヴェロ。
だが、サンジャイはニヤニヤと弁解にならない弁解をするだけ。
そして、プレイヤー名にペルシャ絨毯の買い入れを任せるのだった。

勝利条件:ペルシャ絨毯11枚以上

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16章:栄誉ある勝利

あらすじ
プレイヤー名たちは、ペルシャ絨毯を無事に仕入れることができた。
プレイヤー名の購入数は、マハーディを上回り、みごと勝利。
サンジャイは、マハーディに代わって、特許商人に任ぜられる。
これは同時に、ポルトガルが、コショウの大きな仕入先を獲得することも意味していた。

ガマのもとに、勝利の報告に戻るプレイヤー名とアルヴェロ。
ガマは、次回の本国との連絡で、二人の手柄を報告することを約束するのだった。

マハーディのものだった特許商人の店も、サンジャイのものになったという。
二人は、さっそく、その店にむかうことに。

サンジャイは、こんな大きな店を持つことができるなんて夢のようだ、と二人に感謝する。
サンジャイらしからぬ謙虚な態度をからかうアルヴェロに対し、サンジャイは、照れかくし半分に「感謝は、ほんのちょっとだけだ」と、強がるのだった。


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17章:本国の指令

あらすじ
この後、プレイヤー名は、ガマに呼び出される。

艦隊の正式な人員ではないのに、いろいろと頼んで済まないと詫びつつ、新たな仕事を依頼してくる。
それは、エジプト経由でやってくる本国からの密使に、定期連絡の文書を受け渡すこと。
密使との合流予定地は、紅海西岸の砂漠であるという。

紅海へとおもむいたプレイヤー名は、無事、密使を発見。
定期連絡の文書と引き換えに、本国よりの命令書を受け取る。

命令書を受け取ったガマは、暗号で書かれたその文面を、解読にまわす。
プレイヤー名は、その働きをガマに感謝され、贈り物をもらうのだった。

豪華な首飾りを入手する。

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18章:カリカットの異変

あらすじ
プレイヤー名は、カリカットに来ているポルトガル商人から、災難だったな、と話しかけられる。

何事が起こったのかと、ポルトガル商館へとむかうと、そこには苦々しい顔をした士官がひとり。
士官によれば、本国よりの命令書には、交易に関する全権を、インド通商院なる国王直属の組織に譲り、ガマ艦隊はカリカットを退去せよ、と書かれていたのだ、という。
しかし、ガマは、艦隊の功績を無視する、この命令を、受諾し、艦隊のほぼ全員がこれに従った、というのである。

しかし、カリカット退去に不満を持つ一部の者たちは、昼間から酒場にたむろしていた。

彼らが語るには、通商院とはリスボンの大商ディエゴ・サルミエントの献策で作られた組織なのだという。
仕入れたコショウを、リスボンではなく、ディエゴの建てたマディラの商館へ運びこむなど、あまりに話ができすぎている。
それは、つまりディエゴが最初から、ガマの手柄を横取りするつもりだったんだろう、と疑っていた。

父の悪い噂を信じられないアルヴェロ。
困惑の中、サルミエントの息子であるという、隠し通してきた事実をガマに知られてしまう。

だが、ガマは驚きもせず、今回の一件の背後にはコショウの暴落を避けるためといった、何らかの目的があるに違いない、と冷静に分析。
また、ディエゴについても、軍人である自分よりも、的確に流通を仕切ってくれるはずだと、弁護する。

そして、アルヴェロに艦隊の点呼を命じると、
プレイヤー名のこれまでの協力に改めて感謝し、カリカットの街を去っていくのだった。

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19章:真実への旅立ち

あらすじ
ガマに代わって、カリカットに駐在する役人よりプレイヤー名に、呼び出しがかかる。

役人は、ガマに信任されていたプレイヤー名を帰還させようと画策。マディラの王立商館まで、コショウ100袋を運搬し、そのままリスボンへ帰還するよう、命じる。

駐在商館の前では、ゴアへ行ったはずのアルヴェロが待っていた。
一緒にリスボンへ乗せていって欲しいというアルヴェロ。彼は、ガマの勧めに従い、父・ディエゴの疑惑の真偽を確かめるため、艦隊を脱退してきたのだという。
プレイヤー名は、アルヴェロの勧めで、リスボンへの期間のあいさつをするため、サンジャイの商館にむかう。

二人の帰還を残念がるサンジャイは、餞別代わりと、運搬分以上のコショウをくれる。
アルヴェロは、いつか必ず故郷の仲間を連れて、インドへ戻ってくることを約束するのだった。

コショウ150樽を入手する。(100樽は納入用)

帰途についた二人は、長い旅路を経て、ようやくマディラに到着する。

プレイヤー名が、王立商館にコショウを納入すると、商館秘書と商務員は、うんざりしている。
自前の船を使わず、プレイヤー名を運送役によこした通商院の役人を非難し、こう漏らす。
「インドからの輸送も、わが商会で掌握できておれば、こんなことは許さんというのに」
サルミエント商会の深い関与を疑わせる言葉に、アルヴェロはショックこそ受けている様子だが、あくまで前向きな態度を崩さない。
彼は、艦隊を抜ける際、ガマより「旅立ちの信念を捨ててはならない」と言い聞かされていたのである。
こうして、二人は、ようやくリスボンへ帰還することとなる。

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20章:問い詰めるも

あらすじ
プレイヤー名の船は、やがてリスボンに到着する。

仲間のもとへむかうアルヴェロ。突然の二人の帰還に驚くフワン。だが、フワンのほかに仲間の姿が見えない。

聞けば、仲間たちはみな、ディエゴに雇ってもらうために、商売をやめてしまったのだ、という。
預けていた金も、商会入りの用立てに使いこまれてしまっていた。
仲間の思わぬ裏切りに、動揺を隠せないアルヴェロは、プレイヤー名を連れ、自宅を目指した。

自宅へ戻ると、執事の制止をふり切り、ディエゴの執務室へと向かうアルヴェロ。
執務室に入るなり、ディエゴにかけられた疑惑について話し、返答を求める。
だが、ディエゴは無言のまま。
アルヴェロは、疑惑を晴らすために帰ってきたのだ、と力説したが、やはり返答はない。
ディエゴは、「手柄は国王に報告しておく」とだけ言うと、執務室を出て行ってしまう。
呆然自失のアルヴェロは、やがて机に置かれた一通の書簡を手にする。
アルヴェロは、書簡を見るや、プレイヤー名に、また来るように伝え、それきり自室にこもってしまう。

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21章:明かされる過去

あらすじ
後日、プレイヤー名は、サルミエント商館の前でアルヴェロと再会。アルヴェロから、先日の書簡を見せられる。
それは、マルセイユの酒場にいたイレーヌからディエゴに送られた手紙であった。
手紙には、イスパニアの傭兵隊長のバルタザールが上官と対立した末、傭兵隊長を解任され、今は追われる身となっていること。
そして、その上官アルバ公との取りなしを、バルタザールの旧友であり、一国の名士であるディエゴに依頼したいことが書かれいた。

だが、アルヴェロは、何よりも、最初の一文に衝撃を受けていた。
「あの不幸な事件でナタリアさんを喪って以来、あなたとバルタザールには、長くつらい時期が続きました」
ナタリアとは、病気でなくなったはずの、アルヴェロの母親であった。
アルヴェロは、ディエゴに手紙の内容について問い詰めたが、やはり返答はなく、それどころか、口すらきいてもらえなくなったという。
手紙の内容が、コショウの一件と関係あるのではないかと考えたアルヴェロは、イレーヌの居場所を知るプレイヤー名に、イレーヌのもとへ連れて行って欲しいと懇願する。

プレイヤー名たちは、イレーヌと対面。
手紙に対するディエゴの返事を聞こうとするイレーヌ。

だが、アルヴェロは、手紙を盗み見してきたことを明かし、十七年前の事件について、たずねる。
イレーヌは静かに語りだす。

かつてのディエゴとバルタザールは、ポルトガルの交易商として、時に海賊まがいの手段も使いながら、地中海にその名を轟かしていた。
だが、彼らの財産に目を付けた、大海賊・ハイレディンが、孤島マディラに構えた商館を襲撃。
ナタリアは、幼いアルヴェロを炎から守り抜いて死んでしまった。
バルタザールは、ハイレディンへの復讐を決意するが、ディエゴは商会と息子を守ることに専念して、彼に協力しようとはしない。
そのため、バルタザールはとうとう亡命するに至ったのだという。

バルタザールが、非協力的なディエゴの態度に愛想をつかし、決別に至った事実に、アルヴェロはショックを受ける。
イレーヌは、バルタザールは決して、ディエゴに愛想をつかしたわけではない。二人は、今も見えない絆で結ばれているはず、と祈るようにつぶやく。

しかし、バルタザールが逃亡直前、今のディエゴに弱みを見せれば足元をすくわれる、との言葉を残した、と静かに告げた。
実は、バルタザールは、逃亡直前、ディエゴに対し、「今のヤツに弱みを見せれば、足元をすくわれかねん」と言っていたのだった。

バルタザールが、ディエゴの真意について、何らかの重要な鍵を握っている…。
そう確信したアルヴェロは、イスパニア領海となった西の海を渡ることを決意。

リスボンに帰ったら、インディアスへ行く方法を探ってみようと心に誓うのだった。

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22章:黒鯱を追って

あらすじ
プレイヤー名は、アルヴェロとともに、王宮まで来るように、命じられる。
二人のインドでの功績に報いるため、国王から褒賞があるためとのことだった。

インディアスへ渡る許可を、もらうことができずに困っているアルヴェロ。
褒賞のことを聞き、アルヴェロは、父ディエゴが自分たちの手柄を、約束通り国王に報告してくれたことを知る。
「やっぱり、親父は何もかわっちゃいない」と、アルヴェロは自分に言いきかせるのだった。

国王に謁見したアルヴェロは、この機にインディアス渡航の件を願い出る。
渡航の口実は、西方のインディアス諸島の潜入調査である。
かの地が、自分の見てきた東方のインドとは、別の土地であることを証明し、コショウが存在しないことを確かめたい、というのだ。
アルヴェロの意気ごみを買った国王は、二つの条件を提示し、渡航を認める。
一つは、正式の使者ではなく、密偵として送り出すこと。
もう一つは、インドで共に活躍したプレイヤー名を同行させることだった。

100,000Dを入手する。
カリブ海の入港許可を入手する。

うまく国王から渡航の許可を得られ、喜ぶアルヴェロだが、プレイヤー名を巻きこんでしまったことを深く詫びる。
そうして二人は、イスパニアが拠点を構えるサントドミンゴへむけ、出航していくのだった。

無事、サントドミンゴで合流した二人。
バルタザールの足取りを追う術もないため、まずは、このインディアスの島々に、コショウがないかを調査する。

周辺の島に、コショウなど、影も形もないことを確認した二人が、サントドミンゴを出航すると、そこには、アルバ公の艦隊に襲われている、バルタザールの船の艦影が見えた。
イベント戦闘
二人が助太刀に入り、形勢は逆転。見事、敵艦隊を撃退する。
一行は、敵の本体が合流してくる前に、ジャマイカへと退去することにする。

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23章:求められる決意

あらすじ
ジャマイカの街で、アルヴェロは、バルタザールに質問する。
なぜディエゴと決裂しながらも十七年に渡って、「盟友」と信じてきたのか、と。
バルタザールは、かつての商会を脱退し、イスパニアへ亡命した際のことを語りだす。

商館をリスボンに遷したディエゴは、無頼の道を捨て、地位と商会経営に血道をあげるようになっていた。その姿に失望したバルタザールは傭兵として戦い続けることを宣言。
だが、ディエゴは動じもせず、独力では勝ち目がないと諭す。その際に、聖書の文言を引用し、こう説いたのだった。
「旧約聖書「申命記」にて、神はかく語れり。『復讐と報いは、我のもの。それは、彼らの足、よろめくときのため。その災いの日は近く、来るべきこと、すみやかに来るべし』…いずれ、裁きは連中にも下る。私は、その時が来るのを待つ。それだけだ-」

ディエゴは「時が来るのを待つ」と言った。それゆえ、バルタザールはいつか共に戦う日もあると信じてきたという。
しかし、そこまで一気に語ると、バルタザールは急に表情を曇らせた。
アルヴェロは、その理由をたずねるが、バルタザールは口を閉ざしてしまう。

なおも問いかけるアルヴェロに、バルタザールはこう返す。
「そうして、すべてを知った末、ディエゴが変心していたと、決まったらどうする?貴様に、ヤツを止めるだけの覚悟があるとでも?」
アルヴェロは、バルタザールを見据えると、決然とした口調で、「ある」と答えた。
アルヴェロの決意の固さに、バルタザールはようやく重い口を開いた。
実は、彼が拿捕した海賊船から、ディエゴが大海賊ハイレディンに対し、資金提供をしていたことを示す書簡が見つかったというのだ。
自分の母の仇であり、バルタザールの宿敵でもある、ハイレディンとの結託-。
アルヴェロの脳裏に、一つの心当たりが浮かぶ。
それは、ハイレディンの人質を奪還する任務を受けた時のこと。
ハイレディンは、アルヴェロの船の樽に刻まれたサルミエント商会の紋章を見ると、急に略奪を止めるのだった。
がく然とするアルヴェロ。
そこに、突如、砲撃の音が響き渡る。

アルバ公の艦隊が、すでにこの街を包囲していたのだ。
バルタザールは、プレイヤー名とアルヴェロに包囲網を抜けて帰還するように命じると、並みいるガレオン船の群れに、単艦で突入していくのだった。

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24章:疑惑の渦のなかで

あらすじ
帰還したプレイヤー名とアルヴェロに、王宮へ報告に戻るよう、呼び出しがかかる。
だが、アルヴェロは、勅命のことなど、まったく上の空の様子。

国王の前で、インディアスにコショウがなかった事実を報告する段になっても、その様子は変わらなかった。

100,000Dを入手する。

アルヴェロは、父・ディエゴのことで頭が一杯で終始上の空であったことを詫びると、重い足取りでいずこかへ立ち去ってしまう。

しばらく経ったある日、プレイヤー名はリスボンの港前で、フワンに、船に乗せて欲しいと泣きつかれる。
聞けば、アルヴェロがいなくなってしまったのだという。
アルヴェロは、朝からおかしな様子で
「そんな噂、絶対に信じられない」
「王様のコショウなのに」
と繰り返しつぶやいていたという。
プレイヤー名とフワンは、アルヴェロの独り言だけを手がかりに、彼の行方を捜すことにする。

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25章:摘発

あらすじ
マディラに到着したプレイヤー名とフワンは、港前でアルヴェロを見つける。
アルヴェロは、ディエゴについてのとんでもない噂を聞いて、マディラに来たのだという。
三人は、人目を避けるため、酒場へとむかう。

アルヴェロが聞いた噂によれば、ラスパルマスで王家の専売品であるはずのコショウの取引が行われていたのだという。~しかも、その場にいたのはサルミエント商会の船員と、イスパニアの軍人だったとのこと。
リスボンの王室を通さずに、競争相手であるイスパニアにコショウを売るなど、あり得ない話である。
もし、その噂が事実ならば、ディエゴは自分の特権を利用して、国を裏切り、イスパニアを相手に裏取引をしていることになる。
アルヴェロは、マディラに来て出航所の記録を調査した。
その結果、コショウの運搬船と思しき、所属も目的地もわからない船が出ているのを、見つけてしまったのだった。

次々と出てくる、ディエゴの疑惑。アルヴェロはもしかすると、父は本物の悪党なのかもしれないと嘆く。
フワンは、すべてを確かめるまであきらめてはダメだと、必死でいさめる。
その声に、アルヴェロは、募る疑念を払いのけ、最後まで真実を追究しようと、決意を新たにするのだった。

プレイヤー名とフワンは、アルヴェロの頼みで、怪しい船が出港する予定を調べにむかう

出航所役人は、記録簿を見せることを渋るが、フワンの機転により、何とか閲覧に成功する。
しかし、その船は前日すでに出港してしまっていた。

三人は急ぎ出航し、その船を追跡するのだった。

アルヴェロたちは、ラスパルマスの酒場にて、例の怪しい船の船員たちを見つける。
しかし、なんとそれはかつて一緒に商売をしていた仲間たちであった。

ディエゴの元にいった挙句、よりによって裏取引に手を染めていたことに、がく然とするアルヴェロ。
三人は、ひそかに彼らの後を追う。

案の定、港でイスパニア軍人と、コショウの取引を始める、かつての仲間たち。
アルヴェロは、コショウの行き先を突き止めるのが先決と、残った軍人たちの会話に耳をそばだてる。
そして、話の内容から、彼らの帰還先がバレンシアであると知る。
「バレンシア、か…」
アルヴェロは、ひどく疲れきった様子でつぶやくのだった。

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26章:最後の覚悟

あらすじ
バレンシアには、大量の軍艦が停泊していた。
ラスパルマスで見た船など、どこに行ったか、わからない有様だ。
だが、アルヴェロは、すでにコショウの行き先の見当はついている、という。
宰相・アルバ公-。この街に居を構える、イスパニア屈指の権勢家である。
プレイヤー名たちは、その邸宅へ。
アルヴェロは、門前の衛兵に問い詰められ、思わず、サルミエントの本名を口に出してしまう。すると、衛兵は掌を返し、アルバ公との面会許可を取り付けてくる。
プレイヤー名たちは、もう成り行き任せとばかりに、アルバ公と対面するのだった。

アルヴェロをディエゴの使いと勘違いし、用件を聞いてくるアルバ公。
アルヴェロが、コショウの件に言及すると、コショウは充分に頂いた、との返答。
それは、ディエゴがイスパニアと内通していることを裏づける、決定的な証言であった。
アルヴェロが戸惑っていると、アルバ公は出し抜けに、ディエゴへの言伝を依頼してくる。
艦隊派遣の件、滞りなく進んでいる、と。
アルヴェロたちには何のことか見当もつかない。

その時、伝令の兵士が駆け込んでくる。
「アントワープ沖にて、我が軍の艦隊が奇襲を受け、壊滅的な打撃を受けた模様! 至急、増援を派遣されたしとのこと」
がく然としたアルバ公は、アルヴェロにこう告げて、足早に退出する。
「ネーデルランドが緊急を要する状況ゆえ、艦隊派遣を当面見合す」
残されたプレイヤー名たちは、目の前の出来事に、ただ呆然と立ち尽くすのだった。

ディエゴのイスパニアへの内通が決定的となり、アルヴェロは、絶望に打ちひしがれていた。
自暴自棄になって叫ぶアルヴェロ。フワンは、慰めの言葉すら、見つからずにいる。

しばらくして、ようやく落ち着きを取り戻したアルヴェロは、こう覚悟を固める。
出てきた証拠を突きつけて、ディエゴに内通を止めさせる。
それでも、父が思い直さないようなら戦いも辞さない、と。

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27章:父の言葉

あらすじ
覚悟を決め、サルミエント商館へと戻ったプレイヤー名たち。
執事は、アルヴェロに、一通の手紙を差しだす。

それは、ディエゴからの手紙だった。
「ハイレディンの陽動に成功した。
この上は、アルバ公と共に、決戦を挑むのみ。
たとえ敗れたとしても悔いはない。
だから、誓ってほしい。
たとえ、我が身が滅びようと、おまえは、望むままに人生を歩んでゆくことを。
長い葬送の十七年、おまえは、私にとって、かけがえのない存在だった。
幸せになれ アルヴェロ-」
すべては、ハイレディンを油断させ、倒すための策略だったのだ。
アルヴェロは、その短い手紙に込められた、父の慈愛、そして執念と覚悟に戦慄する。

その時、突如、扉を開ける者がいた。
それは、インディアスで別れたバルタザールだった。
バルタザールは、ディエゴの本心を見抜き、さらにはアルバ公が艦隊派遣を取りやめたことを知り駆けつけたのだという。
プレイヤー名はハッとする。

アルバ公は、アルヴェロを、ディエゴの使いと勘違いし、艦隊の派遣中止を告げた。
これは。すでにパルマへむかったディエゴに、その報せが届いていないことを意味する。
ディエゴの身が危ない。

アルヴェロは、プレイヤー名、バルタザールとともに決戦の地・パルマへと急行するのだった。

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28章:決戦の果てに

あらすじ
パルマの港には、まだ、ハイレディンの到着を待つディエゴの姿があった。

バルタザールは、計画がすでに破綻していることを報せる。
だが、ディエゴは、長年かけ手に入れた機会を逃すわけにはいかない、と戦場へむかおうとする。
アルヴェロは、父に加勢しようとするが、バルタザールが引き止める。
それは、約束通りと見せかけハイレディンをおびき寄せるためでもあり、何よりも、ディエゴ自身の覚悟に水をさすまいとする旧友としての情ゆえであった。

ディエゴが、ハイレディンに戦いを仕掛けると、間もなく、水平線のむこうから、首領の危機に備えて伏せていたと思しき、海賊の援軍が出現。
アルヴェロは、ディエゴを救出するため。バルタザールとプレイヤー名は、ハイレディンの援軍との合流を阻止すべく、出航する。

重ガレー5隻との戦闘。

第一波は撃退したものの、援軍はさらに押し寄せる。
バルタザールは、プレイヤー名に、アルヴェロの援護を任せ、敵軍の侵攻を単艦で阻止するのだった。

ガレアス1隻、重ガレー5隻との戦闘。

ディエゴをうまく逃がしたアルヴェロと共に、ハイレディンと戦うプレイヤー名
激戦を制し、ついにその巨大なガレアス船を戦闘不能に追い込むが、ハイレディンは戦闘海域を脱出。あと一息のところで、取り逃がしてしまう。


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