- 達川時代のカープ
- いわゆる集団狂気のひとつの実例である。
- 【2月】
- 1日
- キャンプイン。監督『胃に汗をかく練習をおこなう』。
- ディアス『一生のうちでこんなに練習をしたことはなく…』
- 練習メニュー(午前)…ランニング9:30~11:00。飯は急いで食べられる麺類に。
- うがいのチェックまで管理する徹底ぶり。この後、休みは11日まで無し。
- 2日
- ディアス故障。新人選手と同じ軽めのメニューに変更。
- キャンプをリタイアした場合、その時点で罰金を取られることになる。
- 達川監督から「やる気が見えない」とされた若林・福地・福良選手が、居残りノック。
- 3日
- 小山田がリタイア第1号となってしまう
- 4日
- 木村拓也、サードの守備位置で100分間ノックを受ける。本人は満足。
- カープのキャンプに帯同しているアマチュア選手に、達川監督がラブコール。
- だが、口々に断られる。監督『練習がキツいから、ということだった』
- 6日
- 兵動選手は送球が悪く、大下コーチのカミナリが落ちる。だが、実は右肘痛であった。
- 7日
- 兵動がリタイアで広島帰還。のちに手術を行うことになる。
- 手薄になった選手を補うため、新人を急きょ1軍に昇格させる。
- 首脳陣『選手が張り切りすぎて、オーバーワークとなっている』
- 8日
- 福良がリタイア。山内がリタイア。瀬戸も故障していた。リタイアはせず。
- 見るに見かねたのか、コーチ陣がこの日の練習を午前中できりあげさせる。
- 大下コーチ『13日からは、さらに中身の濃い厳しい訓練となる』
- 9日
- この時点で、野手35人のうち残っているのは24名。別メニューの新人を除くと20人。
- 怪我人続出について、達川監督『紅白戦ができないかもしれない』
- さらに達川監督『だらしがない。何やっとるんじゃ!、と言いたい』
- 10日
- リタイアした山内が、朝6時のバスにて強制送還され、広島へ。
- 監督の談『野球に対する考え方に甘さがある』
- 首脳陣の指示により、河野が丸刈りになる。
- 11日の天気が雨という予報に、思わず頬が緩む選手たち。
- 新井がリタイア。
- 11日
- 雨という予報は外れる。(笑)
- 吉年投手が扁桃炎で休み。
- 紀藤投手、明日の休日について『ウキウキした気分はない。休み明けが恐怖だもん』。
- 12日
- やっと休み。だが歓迎式や写真撮影などで、休む間もなし。。
- 13日
- 西山捕手、夕食の席で頭を「丸刈り」にすることを提案。ペルドモ選手のバリカンで。
- その西山『酔った勢いでやってしまった。とんでもないことをしちゃったよ』
- 14日
- 選手の間で丸刈りが大流行。若手選手4人が次々と。
- バレンタイン。選手に届いたチョコの総数は150個(松坂1,200個、イチロー180個)
- 150個のうち100個は、広島中央郵便局の女性職員から。
- 紀藤投手には、栄養ドリンク1本が送付されたらしい。
- 16日
- 佐々岡投手が302球も投げ込む。
- 前田も好調。『ワシの事はええんじゃ。ほっといてくれ』
- 17日
- 2度目の休養日。
- 江藤は大下ヘッドに頼んで30分間の集中ノック。福地は3時間半の練習。
- 19日
- 大下コーチ『死ぬかわからんぞ』野村、ランチタイムにも守備練習。
- その野村、守備練習中にグラブを投げ捨て、素手でノックを受ける(素手ノック事件)
- 20日
- 1軍で紅白戦が無事行われる。ついに野村が故障。
- 21日
- グラウンドに清めの塩が撒かれ、大下コーチも神社を訪問する。
- 岩崎選手が初めて外野守備についたが、動きが緩慢との理由で約10分で交代させられる。
- 監督『実は選手は今年も夜間練習をやっている』
- 22日
- 強制送還させられた山内が、キャンプ地に再び戻る。
- 丸刈りがさらに伝播。10人近くが丸刈りとなる。
- 23日
- 休日。だが、江藤・山内・田村・嶋・広池ら9人は練習を続行。
- その大下『これで上手くならなかったら、罰が当たる』
- 25日
- 町田が故障。紅白戦の予定があったが中止に。
- 監督が言い訳『体づくりなどが、試合のできる所までいってない』
- 26日
- キャンプ打ち上げ。
- 大下コーチ、調子を聞かれて『調子はですね、、カラ元気です』
- 佐々岡投手が304球の投げ込み。
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