ムルホランド

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ムルホランド【国名】 ***[[ムルホランドの歴史]] &bold(){首都:}スカルド &bold(){人口:}5,339,520人(人間99%) &bold(){政治形態:}神権制 &bold(){宗教:}ガンド、マスク、ミストラ、ムルホランド・パンテオン、レッド・ナイト &bold(){輸入品:}高級材木、香、鉄、香水、奴隷(サーイから)、香辛料 &bold(){輸出品:}エール、ビール、未記入の呪文書、金、花崗岩、紙、宝石 &bold(){属性:}秩序にして中立、秩序にして善、秩序にして悪  現在まで生き延びている太古の帝国の、数少ない中の一つ。ムルホランドは何千年にも渡って存在してきた。そしてその神々が、肉体を纏った化身となって支配してきた。現在支配しているのは、それらの神々の子孫である定命の存在だ。ムルホランドは変化し始めており、この世界のその他の地域に適応し始めている。外国の交易品や考え方を受け容れ始めているのだ。  アンサー政府の崩壊を受けてムルホランドは、かつてライバルだった国の領地のかなりの部分を征服した。かつてそうであったように、再び帝国として返り咲こうとしているのかもしれない。ムルホランドは奴隷を容認しているため、一部の西方の国々では今でも人気がない。ムルホランドは今でも強力な魔法、古い技術、強力な聖職者からなるエキゾチックな土地である。 ***生活と社会  ムルホランドは長年にわたって、男家長制度の国だった。長男がその家族の資産の3分の2を相続し、次男が残りを取り、その他の全ての子供たちは、自力で生きていかなければならなかった。ファラオ・ホルステップⅢ世に降りていた神格の化身とその影響力が、外国の傭兵によって取り除かれたため、ムルホランドの法律は両性平等へ向けて動き始めた。  この社会で最も尊敬されているのは、今でもクレリックだ。彼らの大部分は、彼らが仕えている神々の化身の子孫である。ウィザードとソーサラーもまた、ここでは良く尊敬されている。彼らは新しい魔法を研究したり、古いアーティファクトを調査したりしている。  ムルホランド人にとって宗教は重要だ。彼らは一日に四回祈りの言葉を発する。クレリックが政府を運営している。この国の全ての奴隷は寺院に所属しており、他者に貸し出されている。階級もまた重要だ。官僚(地位が高い人々)は、頭を丸めて額に円を描いている。一重円は自由人、二重円はウィザード、三重円はクレリックを意味する。中流階級には職人、商人、傭兵、書記などがいる。  中流階級より下にいるのが奴隷だ。彼らの待遇は良い。奴隷を傷付けるのは、寺院資産の破壊行為とみなされる。十分な教育を受ければ、奴隷から官僚にまで上り詰めるのも可能だ。大部分の地域において、冒険者は墓荒しとおおむね同一視されている。ソード山脈にいるドワーフとノームを、そしてメス森にいるエルフとハーフエルフを除けば、人間外種族はあまりいない。  市民の意見が対立する最大の原因は、アンハー教会とホルス=ラー教会の対立だ。アンハーは変化と抗争を好むが、ホルス=ラーは永続する秩序を代表している。現在ムルホランドは再び、完全に定命のものが支配するようになったため、ホルス=ラーの支配力は低下している。また、フェイルーン・パンテオンの神々がムルホランドに侵入してきている一方で、ムルホランドの神々は外へ広がろうとしている。ムルホランドは、技術力も尋常でない。代表的なのは、作物を灌漑するために水を動かすポンプだ。この文化のこの側面は何世紀にも渡って凋落してきているが、トートとガンドのクレリックたちが復活させようと現在頑張っている。 ***主要な地勢  ムルホランドは広大な国である。アザルダス塩湖から、属国であるセンファーとマーゴームを通って、ホードランズまで広がっている。  &bold(){アランバー海:}この海にはサフアグンがたくさんいる。彼らはアリークスティス海中王国の出身だ。この国は、この湾の上部3分の1にあると考えられている。大きな島は"神々の船"だ。活火山であり、海賊の避難所となっている。  &bold(){ドラゴン剣山脈:}ここには危険なスフィンクス、グリフィン、アーサックがたくさん住んでいるため、ムルホランド人はこの高い山脈を通行不能とみなしている。この山脈の住民で最も危険なのは、ブルー・ワームのジェスタニーアスだ。  &bold(){紫塵原:}かすかに魔法的な砂からなるこの地域に、主として住んでいるのはパープル・ワームだ。この平原の西側の境界線付近には、人間の遊牧民も住んでいる。塵の下には、アンダーダークの入り口がある。その下にある都市を支配しているのは、残忍なリザードフォークだ。アンサーとムルホランドの神々の戦闘が、間接的にこの荒野を作り出したと大部分の人々は信じている。  &bold(){ロアレン塵砂漠:}かつてこの地は、アイマスカー帝国の中心地だった。アイマスカー人が、ムルホランドとアンサーの神々と戦闘したことにより、彼らの故郷は破壊され、生存者は西へ移動した。現在ロアレンは、石、砂、塵からなる荒野である。ブラウン・ドラゴン、ブルー・ドラゴン、数体のはぐれイフリートが住んでいる。この砂漠にはまた、強力なアーティファクトが眠ったたくさんの遺跡や、セト神の大きな寺院もある。 ***重要地点  以下に記されている人口統計には、現在アンサーに駐屯している約2万名のムルホランド戦士も含まれている。  &bold(){ゲルダネス(巨大都市、172,243):}この国で二番目に大きい都市。ここはトートのクレリックたちが支配している、不規則な形をした港だ。最も目立つ建物は、"大大学"とウィザード大学である。ムルホランドで作成された秘術魔法のアイテムの大部分は、ここで作られている。  &bold(){スカルド(巨大都市、204,538):}フェイルーンで、ずっと人々が住み続けている都市の中では最も古い。スカルドは3500年以上前に建設された。ここの住民は、ここの城壁を突破した侵略軍はいまだ存在していないといっている。そしてそれは正しい。スカルドの中には、"神々の都"と呼ばれている区画がある。ここには寺院がある。またかつては、ムルホランドの神々の化身が住んでいた。その荘厳さは、この都市のその他の地域のむさくるしさに比べると遥かに壮観である。ここではたくさんの法律が厳格に適用されている。税金はたくさんあり、どれも高い。しかしながら人間外種族の訪問者に適用されるものは、すでにその大部分が廃止された。  &bold(){ネルドリルド(巨大都市、86,121):}ネルドリルドは、政治から逃れたいと考えた金持ちの貴族や隠居の年である。この都市は、出来てからまだ20年も経っていない。新参者に提供するために、一部は今も工事中である。この都市を支配しているのはネフティス教会だ。この都市は盗賊を容認していない。窃盗には死刑が宣告されることもある。  &bold(){ミシュタン(小さな都市、6,459):}ムルホランドの死者の紙であるオシリスの寺院が、この町を支配している。ミシュタンは"死者の地"に近いから重要なのだ、とこの都市は主張している。"死者の地"とは、ファラオやその家族が埋葬されている太古の墓地だ。ドラゴン剣山脈にあるこの共同墓地は常に工事中であり、ここで働く人々の数は春になると10倍に膨れ上がる。墓の中にいる、自立行動を与えられたスケルトンやゾンビが、墓荒しや冒険者を滅ぼしている。 ***地域の歴史  4000年前にアイマスカー帝国は、ひどい疫病によって人口を大幅に減らした。アイマスカーのウィザードの支配者たちは、別の世界へ通じる二つの強力なポータルを開き、10万人以上の人間を引きずりこみ、次にそれらのポータルを閉じて、その世界とのすべての接続を永遠に封印した。アイマスカー人はそれらの人々、つまりムランを奴隷にして抑圧した。奴隷たちは彼らの神々に対して無数の祈祷をささげたが、アイマスカーが障壁を作成したため、その祈祷が神々に聞き届けられることはなかった。  エイオーの介入によって奴隷たちの神々は、自分たちの強力ではあるが定命のバージョンを別の手段を使用して、つまり障壁を迂回して送り込むことができた。神々はアイマスカー人と戦ってこれを打ち倒し、信者とともに西にあると地に定住した。ムルホランド国とアンサー国はこれらの出来事によって誕生した。そして何年にも及ぶ戦争の末、神々の化身たちは共通の国境線内に住み、他の土地の征服を目指すことに同意した。  900年後、知られざる世界に通じる別の強力なポータルが開かれ、無数のオークの群れが呼びこまれた。これらの人型生物は、アンサーとムルホランドの北部を攻撃した。神々の化身たちは、野蛮な敵とん戦闘に参加した。これに対応してオークのクレリック達は、自分たちの神々の化身を招来した。これによって両サイドに多数の死者が出た。最終的にオークは打ち倒され、トリルの別の場所へ逃亡した。  続く2000年間にムルホランドの属国が独立し、マンゴーム国、センファー国、サーイ国になった。数百年にわたってムルホランドはゆっくりと凋落していったが、“災厄の時”の終了時にエイオーがアイマスカーの障壁を取り除いた。これによってムルホランドの化身たちは、自分たちの本質と再結合することができた。歴史上初めて真の定命の存在が支配することになったムルホランドは、短期間の抑圧と戒厳令を経てある程度安定化した。長年にわたってこの国を支配してきた聖職者たちは、正常な状態を再確立した。  ギルジーム専制君主の死亡によりアンサーは、残っていた唯一の神の化身を失った。ムルホランドの戦争の神であるアンハーは、長年庭立てファラオに、この世界でもっと積極的な役割を担うように圧力をかけてきていた。そしてアンサーの変化こそが、若きファラオであるホルステップⅢ世(秩序にして善、男性の人間、ホルス=ラーのクレリック4/パラディン6)が必要としていた触媒だった。ギルジームの化身がアンサーにいない現在、神々間の国境協定はすでに無効であると認識したファラオは、アンサーに進軍する許可をアンハーのクレリック達に与えた。金剣団による素晴らしい支援を受けて、ムルホランド軍は進軍した。金剣団とは、ケンデラ・スティールダイス(秩序にして善、女性の人間、レッド・ナイトのパラディン11)率いる優秀な外国の傭兵部隊である。ムルホランド軍は、アランバー海沿いに北はシャセル市まで進み、途中にあったアンサーの大部分を征服した。ムルホランドの軍事力は現在、次のような目的に使用されている。すなわち、奴隷の反乱を終了させるか気を散らさせるとともに、前のアンサーの奴隷を訓練してムルホランド寺院に奉仕させること。  一方スカルドでは、ファラオが傭兵ケンデラにとても心を奪われている。彼女の献身、技能、そして経験に、彼は大変感銘を受けたのだ。この国の働き盛りの男性が西方でキャンプしているため、ムルホランドはあらゆる分野で深刻な人材不足に直面している。ケンデラの助言を受けてホルステップⅢ世は、女性が男性と同じ職業に就ける法律を承認するとともに、相続関連法の改正案を検討している。全ての兄弟姉妹をもっと公平にしようと考えているのだ。  現在ムルホランドは、その領土を1.5倍近くまで拡張している。アンサーのその他の地域は、かろうじて一貫性のある防衛を組織している。サーイやチェセンタなどの近隣各国は、ムルホランドを慎重に取り扱っている。たくさんの国々の外交使節がスカルドを訪れている。ファラオと良好な関係を築きたいと考えているのだ。アンサーのその他の地域は来年の戦役におびえているが、ファラオの軍事助言者たちは彼に、あまりにも性急に領土を拡張しないよう注意している。 ***陰謀と噂  ムルホランドの力は、三つの柱の上に乗っかっている。ファラオと彼の軍隊、クレリックとその寺院の莫大な資産、そしてそこにいるウィザードたちだ。ファラオが突出しても、アンハーとホルス=ラー以外の神々のクレリックは喜ばないし、魔法使いたちも喜ばない。若く攻撃的なファラオを支配するための陰謀と計画が、スカルド市では一般的になりつつある。  &bold(){夜の盗賊:}マスク教会は、ムルホランドに軍隊がいないのを機とみて、幾つかの悪名高い窃盗をスカルドで行った。この国の公式教会は、犯人を追跡することができなかった。その理由の一部として、盗賊の一部が空気に溶け込むことができたことが挙げられている。ムルホランド人は知らないことなのだが、ここにいるマスク信者のクレリック達は、テルフラムの影名人団が発見した秘密の儀式を教わったのだ。彼らをすぐに捕まえない限り、この都市にいるすべての盗賊がその能力を手に入れてしまうことだろう。 ***センファー  マーゴームのさらに東にある遠い国。ここもまた、ムルホランドの属国である。ムルホランドはこの国を、自国の東端にある一地方であると主張しているが、センファーは完全な主権を有している。この国はカラ=トゥアと西にあるフェイルーンとの間の交易によって富を築いた。ここには魔法大学すらある。その他の点において、センファーはマーゴームと非常によく似ている。 ***マーゴーム  かつては大帝国の一部だったこの国は、現在ムルホランドから半ば独立しており、飢饉の時には食料を、戦争の時には騎兵隊を、ムルホランドに提供している。この国は、半ば自治している農村からなってる。各農村を支配しているのは、アタマンと呼ばれている長老だ。戦争の時のみ、アタマンたちが集まって一つの政府を組織する。マーゴームの人々は馬術と戦闘技能で知られている。彼らは、彼らの歴史的ライバルであるセンファーや、輝星湖の北岸に巣くっているアンデッドやモンスターと戦っている。 #comment
ムルホランド【国名】 ***[[ムルホランドの歴史]] ***[[ムルホランド・パンテオン]] &bold(){首都:}スカルド &bold(){人口:}5,339,520人(人間99%) &bold(){政治形態:}神権制 &bold(){宗教:}ガンド、マスク、ミストラ、ムルホランド・パンテオン、レッド・ナイト &bold(){輸入品:}高級材木、香、鉄、香水、奴隷(サーイから)、香辛料 &bold(){輸出品:}エール、ビール、未記入の呪文書、金、花崗岩、紙、宝石 &bold(){属性:}秩序にして中立、秩序にして善、秩序にして悪  現在まで生き延びている太古の帝国の、数少ない中の一つ。ムルホランドは何千年にも渡って存在してきた。そしてその神々が、肉体を纏った化身となって支配してきた。現在支配しているのは、それらの神々の子孫である定命の存在だ。ムルホランドは変化し始めており、この世界のその他の地域に適応し始めている。外国の交易品や考え方を受け容れ始めているのだ。  アンサー政府の崩壊を受けてムルホランドは、かつてライバルだった国の領地のかなりの部分を征服した。かつてそうであったように、再び帝国として返り咲こうとしているのかもしれない。ムルホランドは奴隷を容認しているため、一部の西方の国々では今でも人気がない。ムルホランドは今でも強力な魔法、古い技術、強力な聖職者からなるエキゾチックな土地である。 ***生活と社会  ムルホランドは長年にわたって、男家長制度の国だった。長男がその家族の資産の3分の2を相続し、次男が残りを取り、その他の全ての子供たちは、自力で生きていかなければならなかった。ファラオ・ホルステップⅢ世に降りていた神格の化身とその影響力が、外国の傭兵によって取り除かれたため、ムルホランドの法律は両性平等へ向けて動き始めた。  この社会で最も尊敬されているのは、今でもクレリックだ。彼らの大部分は、彼らが仕えている神々の化身の子孫である。ウィザードとソーサラーもまた、ここでは良く尊敬されている。彼らは新しい魔法を研究したり、古いアーティファクトを調査したりしている。  ムルホランド人にとって宗教は重要だ。彼らは一日に四回祈りの言葉を発する。クレリックが政府を運営している。この国の全ての奴隷は寺院に所属しており、他者に貸し出されている。階級もまた重要だ。官僚(地位が高い人々)は、頭を丸めて額に円を描いている。一重円は自由人、二重円はウィザード、三重円はクレリックを意味する。中流階級には職人、商人、傭兵、書記などがいる。  中流階級より下にいるのが奴隷だ。彼らの待遇は良い。奴隷を傷付けるのは、寺院資産の破壊行為とみなされる。十分な教育を受ければ、奴隷から官僚にまで上り詰めるのも可能だ。大部分の地域において、冒険者は墓荒しとおおむね同一視されている。ソード山脈にいるドワーフとノームを、そしてメス森にいるエルフとハーフエルフを除けば、人間外種族はあまりいない。  市民の意見が対立する最大の原因は、アンハー教会とホルス=ラー教会の対立だ。アンハーは変化と抗争を好むが、ホルス=ラーは永続する秩序を代表している。現在ムルホランドは再び、完全に定命のものが支配するようになったため、ホルス=ラーの支配力は低下している。また、フェイルーン・パンテオンの神々がムルホランドに侵入してきている一方で、ムルホランドの神々は外へ広がろうとしている。ムルホランドは、技術力も尋常でない。代表的なのは、作物を灌漑するために水を動かすポンプだ。この文化のこの側面は何世紀にも渡って凋落してきているが、トートとガンドのクレリックたちが復活させようと現在頑張っている。 ***主要な地勢  ムルホランドは広大な国である。アザルダス塩湖から、属国であるセンファーとマーゴームを通って、ホードランズまで広がっている。  &bold(){アランバー海:}この海にはサフアグンがたくさんいる。彼らはアリークスティス海中王国の出身だ。この国は、この湾の上部3分の1にあると考えられている。大きな島は"神々の船"だ。活火山であり、海賊の避難所となっている。  &bold(){ドラゴン剣山脈:}ここには危険なスフィンクス、グリフィン、アーサックがたくさん住んでいるため、ムルホランド人はこの高い山脈を通行不能とみなしている。この山脈の住民で最も危険なのは、ブルー・ワームのジェスタニーアスだ。  &bold(){紫塵原:}かすかに魔法的な砂からなるこの地域に、主として住んでいるのはパープル・ワームだ。この平原の西側の境界線付近には、人間の遊牧民も住んでいる。塵の下には、アンダーダークの入り口がある。その下にある都市を支配しているのは、残忍なリザードフォークだ。アンサーとムルホランドの神々の戦闘が、間接的にこの荒野を作り出したと大部分の人々は信じている。  &bold(){ロアレン塵砂漠:}かつてこの地は、アイマスカー帝国の中心地だった。アイマスカー人が、ムルホランドとアンサーの神々と戦闘したことにより、彼らの故郷は破壊され、生存者は西へ移動した。現在ロアレンは、石、砂、塵からなる荒野である。ブラウン・ドラゴン、ブルー・ドラゴン、数体のはぐれイフリートが住んでいる。この砂漠にはまた、強力なアーティファクトが眠ったたくさんの遺跡や、セト神の大きな寺院もある。 ***重要地点  以下に記されている人口統計には、現在アンサーに駐屯している約2万名のムルホランド戦士も含まれている。  &bold(){ゲルダネス(巨大都市、172,243):}この国で二番目に大きい都市。ここはトートのクレリックたちが支配している、不規則な形をした港だ。最も目立つ建物は、"大大学"とウィザード大学である。ムルホランドで作成された秘術魔法のアイテムの大部分は、ここで作られている。  &bold(){スカルド(巨大都市、204,538):}フェイルーンで、ずっと人々が住み続けている都市の中では最も古い。スカルドは3500年以上前に建設された。ここの住民は、ここの城壁を突破した侵略軍はいまだ存在していないといっている。そしてそれは正しい。スカルドの中には、"神々の都"と呼ばれている区画がある。ここには寺院がある。またかつては、ムルホランドの神々の化身が住んでいた。その荘厳さは、この都市のその他の地域のむさくるしさに比べると遥かに壮観である。ここではたくさんの法律が厳格に適用されている。税金はたくさんあり、どれも高い。しかしながら人間外種族の訪問者に適用されるものは、すでにその大部分が廃止された。  &bold(){ネルドリルド(巨大都市、86,121):}ネルドリルドは、政治から逃れたいと考えた金持ちの貴族や隠居の年である。この都市は、出来てからまだ20年も経っていない。新参者に提供するために、一部は今も工事中である。この都市を支配しているのはネフティス教会だ。この都市は盗賊を容認していない。窃盗には死刑が宣告されることもある。  &bold(){ミシュタン(小さな都市、6,459):}ムルホランドの死者の紙であるオシリスの寺院が、この町を支配している。ミシュタンは"死者の地"に近いから重要なのだ、とこの都市は主張している。"死者の地"とは、ファラオやその家族が埋葬されている太古の墓地だ。ドラゴン剣山脈にあるこの共同墓地は常に工事中であり、ここで働く人々の数は春になると10倍に膨れ上がる。墓の中にいる、自立行動を与えられたスケルトンやゾンビが、墓荒しや冒険者を滅ぼしている。 ***地域の歴史  4000年前にアイマスカー帝国は、ひどい疫病によって人口を大幅に減らした。アイマスカーのウィザードの支配者たちは、別の世界へ通じる二つの強力なポータルを開き、10万人以上の人間を引きずりこみ、次にそれらのポータルを閉じて、その世界とのすべての接続を永遠に封印した。アイマスカー人はそれらの人々、つまりムランを奴隷にして抑圧した。奴隷たちは彼らの神々に対して無数の祈祷をささげたが、アイマスカーが障壁を作成したため、その祈祷が神々に聞き届けられることはなかった。  エイオーの介入によって奴隷たちの神々は、自分たちの強力ではあるが定命のバージョンを別の手段を使用して、つまり障壁を迂回して送り込むことができた。神々はアイマスカー人と戦ってこれを打ち倒し、信者とともに西にあると地に定住した。ムルホランド国とアンサー国はこれらの出来事によって誕生した。そして何年にも及ぶ戦争の末、神々の化身たちは共通の国境線内に住み、他の土地の征服を目指すことに同意した。  900年後、知られざる世界に通じる別の強力なポータルが開かれ、無数のオークの群れが呼びこまれた。これらの人型生物は、アンサーとムルホランドの北部を攻撃した。神々の化身たちは、野蛮な敵とん戦闘に参加した。これに対応してオークのクレリック達は、自分たちの神々の化身を招来した。これによって両サイドに多数の死者が出た。最終的にオークは打ち倒され、トリルの別の場所へ逃亡した。  続く2000年間にムルホランドの属国が独立し、マンゴーム国、センファー国、サーイ国になった。数百年にわたってムルホランドはゆっくりと凋落していったが、“災厄の時”の終了時にエイオーがアイマスカーの障壁を取り除いた。これによってムルホランドの化身たちは、自分たちの本質と再結合することができた。歴史上初めて真の定命の存在が支配することになったムルホランドは、短期間の抑圧と戒厳令を経てある程度安定化した。長年にわたってこの国を支配してきた聖職者たちは、正常な状態を再確立した。  ギルジーム専制君主の死亡によりアンサーは、残っていた唯一の神の化身を失った。ムルホランドの戦争の神であるアンハーは、長年庭立てファラオに、この世界でもっと積極的な役割を担うように圧力をかけてきていた。そしてアンサーの変化こそが、若きファラオであるホルステップⅢ世(秩序にして善、男性の人間、ホルス=ラーのクレリック4/パラディン6)が必要としていた触媒だった。ギルジームの化身がアンサーにいない現在、神々間の国境協定はすでに無効であると認識したファラオは、アンサーに進軍する許可をアンハーのクレリック達に与えた。金剣団による素晴らしい支援を受けて、ムルホランド軍は進軍した。金剣団とは、ケンデラ・スティールダイス(秩序にして善、女性の人間、レッド・ナイトのパラディン11)率いる優秀な外国の傭兵部隊である。ムルホランド軍は、アランバー海沿いに北はシャセル市まで進み、途中にあったアンサーの大部分を征服した。ムルホランドの軍事力は現在、次のような目的に使用されている。すなわち、奴隷の反乱を終了させるか気を散らさせるとともに、前のアンサーの奴隷を訓練してムルホランド寺院に奉仕させること。  一方スカルドでは、ファラオが傭兵ケンデラにとても心を奪われている。彼女の献身、技能、そして経験に、彼は大変感銘を受けたのだ。この国の働き盛りの男性が西方でキャンプしているため、ムルホランドはあらゆる分野で深刻な人材不足に直面している。ケンデラの助言を受けてホルステップⅢ世は、女性が男性と同じ職業に就ける法律を承認するとともに、相続関連法の改正案を検討している。全ての兄弟姉妹をもっと公平にしようと考えているのだ。  現在ムルホランドは、その領土を1.5倍近くまで拡張している。アンサーのその他の地域は、かろうじて一貫性のある防衛を組織している。サーイやチェセンタなどの近隣各国は、ムルホランドを慎重に取り扱っている。たくさんの国々の外交使節がスカルドを訪れている。ファラオと良好な関係を築きたいと考えているのだ。アンサーのその他の地域は来年の戦役におびえているが、ファラオの軍事助言者たちは彼に、あまりにも性急に領土を拡張しないよう注意している。 ***陰謀と噂  ムルホランドの力は、三つの柱の上に乗っかっている。ファラオと彼の軍隊、クレリックとその寺院の莫大な資産、そしてそこにいるウィザードたちだ。ファラオが突出しても、アンハーとホルス=ラー以外の神々のクレリックは喜ばないし、魔法使いたちも喜ばない。若く攻撃的なファラオを支配するための陰謀と計画が、スカルド市では一般的になりつつある。  &bold(){夜の盗賊:}マスク教会は、ムルホランドに軍隊がいないのを機とみて、幾つかの悪名高い窃盗をスカルドで行った。この国の公式教会は、犯人を追跡することができなかった。その理由の一部として、盗賊の一部が空気に溶け込むことができたことが挙げられている。ムルホランド人は知らないことなのだが、ここにいるマスク信者のクレリック達は、テルフラムの影名人団が発見した秘密の儀式を教わったのだ。彼らをすぐに捕まえない限り、この都市にいるすべての盗賊がその能力を手に入れてしまうことだろう。 ***センファー  マーゴームのさらに東にある遠い国。ここもまた、ムルホランドの属国である。ムルホランドはこの国を、自国の東端にある一地方であると主張しているが、センファーは完全な主権を有している。この国はカラ=トゥアと西にあるフェイルーンとの間の交易によって富を築いた。ここには魔法大学すらある。その他の点において、センファーはマーゴームと非常によく似ている。 ***マーゴーム  かつては大帝国の一部だったこの国は、現在ムルホランドから半ば独立しており、飢饉の時には食料を、戦争の時には騎兵隊を、ムルホランドに提供している。この国は、半ば自治している農村からなってる。各農村を支配しているのは、アタマンと呼ばれている長老だ。戦争の時のみ、アタマンたちが集まって一つの政府を組織する。マーゴームの人々は馬術と戦闘技能で知られている。彼らは、彼らの歴史的ライバルであるセンファーや、輝星湖の北岸に巣くっているアンデッドやモンスターと戦っている。 #comment

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