第三章  『世代』

衝撃の展開――――――まさかの登場人物9割が死亡する緊急事態発生!!

どうなる? どうする? どうすればいい!?

衝撃が衝撃を呼ぶ第三章――――――開幕!!

 

超大作人狼ss 第三章

 

日本 とある研究室――――――


DJ「“能力”は・・・元々人狼ゲーム用ではなかった 副産物として“そこ”に落ち着いているだけだ

  “人類の新たな可能性” それは各国が“軍事用”として秘密裏に進めてきたとある計画の一部分

  その“能力”を最大限利用した・・・地球という生態系全てを救うための一大プロジェクト

  “人類調整計画” 我々の未来は、一つの結論としてこの計画を打ち出し 実行した

  しかし誤算があった 想像以上に懸念要素は大きかった

  人間は・・・常に目の前の現実しか見えていない 見ようとしない それが“誤算”だった

  結果的に“人類調整計画”は失敗した “実行はされた”が“失敗した”のだ

  生産と消費のプロセス・・・そのスムーズな循環には人口10億人以下が望ましい

  大きな目線で見るのだ 誰が悪いわけでもない 地球という環境を生き抜くためには必要な“行動”だったのだ

  これは真だ 正しい結論だった だが、“今を生きる人々”にとっては偽だった 間違った結論だったのだ

  同じ平行世界を遡ったとて・・・“歴史は変更を嫌う”

  大きな“嵐”を起こさねば・・・未来は変わらないぞ? 私は観測者 何があろうと中立だがね」


人狼「長い 産業で」

DJ「ふえぇ・・・要約難しいよぅ・・・」

林修「受験生のみんな! 国語の力を身につけるには“要約”が一番だぞ!

   日々の勉強に、国語の問題文を200字程度で要約するトレーニングを取り入れてみよう!

   夏頃には大きな力が身についているはずだ! 今を頑張る受験生のみんな いつやるの?・・・今でしょ!!」

人狼「・・・」

DJ「この放送は 東進衛星ハイスクールの提供で お送りします」

 

時同じ頃・・・人狼online

 

青海苔「あれ? 今日は“村”が建ってないのかな」

 

ドンッ   “第二世代” 『無敵の海藻類』 青海苔さん

 

青海苔「久しぶりに来たからなあ・・・ほとんど人がいないや この場所も過疎してるなあ」


日夜熱い人狼ゲームが繰り広げられている・・・その場所こそが「人狼online」

(実在する地名 アトラクションパーク的な適当なイメージでいいです ネット上ではありません)

数多くの人狼プレイヤーが毎日のように戦っているその場所は・・・通称「人狼の聖地」

 

青海苔「うーん・・・人の姿が全く見えない 帰ろうかなあ」


シュンッ


人狼「これはこれは “第二世代”とお会い出来るなんて・・・今日は最高の一日になりそうです」

青海苔「“第二世代”・・・か 僕はまだ現役のつもりなんだけどねw」

人狼「人狼onlineの歴史上・・・“最強の世代”と名高い“第二世代”・・・その実力は衰えてないようですね」


パラパラパラパラパラ・・・上質な“海苔”は 音が違う という

焼きたての白飯に まるで母の愛のように深く包み込まれた・・・おにぎり!

“海苔”は 古代より 日本の食文化を支えてきた “米”は“海苔”があって初めて“おにぎり”となるのだ


バンッ バンッ バンッ


突如、重い銃撃音が人狼の聖地に響き渡る 一発、二発、三発

人狼「おじさんこの前床屋さんに行ったんです “散髪”お願いします と言ったら店員さんに“三発”殴られてしまいまして

   日本語って難しいですよね」


シュウウウウウウウウ・・・


自動拳銃――――――弾を込めて、撃鉄を引いて、弾を撃つという手順が必要な回転式拳銃と違い

連続で引き金を引いて撃てる・・・それこそが自動拳銃の最大の特徴である

三発 確かに三発 全弾命中していた だが・・・


人狼(倒れない・・・?)


シュウウウウウウウウ・・・


青海苔「同じように人狼を愛す人狼onlineプレイヤー その人狼onlineの歴史は“大きく3つに分ける事が出来る”

    始まりの“第一世代” 歴代最強のメンバー“第二世代” そして次世代のニューフェイス“第三世代”・・・

    あなただけなはずがないでしょう・・・? “能力覚醒”のその先・・・“現実でも能力を使える能力者たち”」

人狼「“第二世代”は情報が少ないので困ります もっとゲームの中で能力を使ってくださいよ」

青海苔「ははっ・・・ご冗談を “同じ土俵から始めるからこそ”騙し合い、疑い合い、最高の人狼ゲームが楽しめるんので

    はありませんか」

人狼「なるほど しかし、チートってのも・・・悪くないのでは?」


バンッ

 

青海苔「何度やっても同じ事・・・僕の“能力”は・・・ぐっ!?」


紅――――――赤く染まった液体が彼の身体を流れ出る

“青海苔”から“赤海苔”へ――――――何故!?

彼は速やかに思考を推理に移す “僕の能力で 僕がダメージを追うことはありえない”

ならば・・・“赤海苔”へと化した彼の姿 その原因は・・・!

 

人狼「“チートってのも悪くないね” 人狼ゲームでは自らの役職をそれぞれ強化する といった代物のようです」

 

“能力”を現実で使う際・・・可能な限り、その“能力”に基づいた効果が発揮される

“チートってのも悪くないね” キノさんから奪い取ったこの能力

人狼になった際――――――噛み先が狩人に護衛されていても噛み殺す事が可能 さらに妖狐も関係なく噛み殺す事が出来

る・・・!

それが意味するのは・・・“防御不能の絶対攻撃”

“現代科学で解明出来ない不思議な能力で銃弾を防いでいるなら”

“こちら側も現代科学で解明出来ない不思議な能力で攻撃すればよい”


青海苔「はあ・・・はあ・・・相変わらず、他人の財産を盗むような真似をしてるんですね・・・くっ・・・」


(バタリ)


否   海苔は――――――(ペラリ) である


人狼「・・・おや 仇をとりに駆けつける“戦友”がいるみたいですね さすがに“第二世代”全員を相手にするのは骨が折れま

   す」


シュンッ


30分後――――――


ue村「・・・あーあー “違う世界”(るる鯖)に行ってる間に・・・凄げえ事になってんなあ」

 

ドンッ   “第二世代”   『上に座す者』   ue村さん


ue村「青海苔君の気が消滅したから何があったのかと思って来てみたが・・・誰一人いやがらねえ ゴーストタウンか?

   ここは」

うどん「何か緊急招集かかってたぞ? まだ昼ご飯食べてる最中だってのに チュルチュルチュル」


ドンッ   “第二世代”   『無敗の麺類』   うどんさん


ue村「mjk てか俺“第二世代”のグループLINE入ってないんだけど」

うどん「えっ」

える「うどんさんが“呼びたくないから”って言ってたぜ」


ドンッ   “第二世代”   『戦慄のアルファベット』   えるさん


ue村「は?(威圧)」

うどん「ちょっと待て  どうして再会早々人狼ゲームが始まってるんだ?  事実無根だよue村さん」

える「冗談冗談w ところで、青海苔君はどうなったんだ?」

ue村「“海苔”の芳醇な香りがしない・・・何者かに殺されて死体を持っていかれたか?」

うどん「出荷・・・(ボソッ)」

える「日本全国のイオン系列スーパーを洗い出せ! 国産の海苔の発注状況を全て確認しろ! 事態は一刻を争うぞ!」

ue村「争わねえよ」

える「うーむ・・・ue村さん以外の“第二世代”にはちゃんとグループLINEで緊急招集してるんだが・・・集まったのは3

   人か」

ue村「今すぐグループに招待してくれよ」

うどん「ごめん今LINE壊れてる」

える「俺もLINE修理出してる」

ue村「LINEが壊れるわけねえだろ!!」


運命に導かれるように――――――“彼ら”はまた集う

偶然か 必然か 否――――――“彼ら”もまた 人狼ゲームに魅せられた“かつての英雄”

引退したって終わらない 僕らに「さよなら」は似合わない

いつの時代も そこに“村”がある限り 僕らはまた会える 手を振って、あの日の記憶を 思い出を

 

 

日本 とある研究室の地下――――――


DJ「殺すのは一向に構いませんが・・・その場合、彼らの“能力”は奪えないのでは?」

人狼「“第二世代”の能力・・・これまでに何度も試みましたが、手に入れることは出来なかった 

   何故か?   “第二世代”のメンバーは出し抜けなかったからです」

DJ「別に私はいいんですけどね  ――――――“カタストロフ”  

  その実現に支障をきたす可能性のあるものは排除して然るべきです」

人狼「全くもって不愉快な世代ですよ・・・どうせゲームで使わないのなら、大人しく奪われてしまえばいいものを」

DJ「能力を使わない“第二世代” と 能力を使う“第三世代” 時代が変われば考え方も変わるのかもしれませんね」

人狼「あらゆる戦いにおいて・・・もっとも“番狂わせ”が起こりやすいのは“情報不足”と“侮り”がある事です」

DJ「“番狂わせ”・・・救世主が現れない事を祈りますよ」

 

 

再び戻って――――――人狼の聖地 人狼online

 

うどん「地図上に実在しない“村”・・・?」

ue村「ああ、風の噂で耳にした事がある 戦争中に軍が開発した“とある技術”を使って人為的に生み出される“隠れ家”らし

       い」

える「存在はするけど見れない入れない認識出来ない・・・人呼んで“幻想卿”」

ue村「戦争が終わってからはその存在すら世間に知られる事はなく、しかしその特性は失われる事なく

   ひっそりと“実在していた”らしい」

うどん「その“幻想卿”で黒幕は活動している って事か」

える「内部告発でもない限り絶対にばれないからなあ 考えたもんだぜ」

ue村「さて 問題は“俺たちが”どうやって“幻想卿”に突撃するか・・・だ」

うどん「俺たちの“能力”で何とか出来ないかな?」

える「うどんさんの能力は“相手をうどんに変える”能力だったよな?」

ue村「ぱねえ」

うどん「うるせえコシのある麺ぶつけんぞ

    ~~~~
         ~~~~~~
        ヽ(´・ω・)ノ  
     |    /
     UU                                     」

 

える「で、どーするんだよこれから “相手をうどんに変える”能力じゃあ道は切り開けねえぜ?」

うどん「一言断っておくと、違うからね? そんな香川県PRみたいな能力じゃないからね?」


a「俺の能力使って、どうぞ」

 

ドンッ   “第二世代”   『原点』   aさん


うどん「うおっ!? いつの間に!?」

a「aさん影薄いからね仕方ないね」

える「aさんの能力とは・・・?」

a「↓」

彼の能力は――――――極めて特殊なものだった 極めて異質なものだった

それはまるで “彼自身の存在”のようだった


数多くのゲームにてその勇姿を刻みながらも・・・その正体を知る者は数少ない

一切の正体不明 経歴不明 その実力も・・・不明

輝かしい“記録”を打ち立てることもない 華やかなプレイで人の“記憶”に残ることもない


次第に、人は彼のことをこう呼んだ――――――――――――『原点』 と

 


            “始まりの0”

 

“座標軸”(対象の事象)を“原点0”に移動させる能力!

ただし、“原点0”は能力者本人の“主観”に依拠する――――――――


ue村「ナレーションに説明させるとは・・・流石ですな」

a「///」

 

ズズズズズズズズズズズズズズズズ


うどん「な・・・!?」

える「なんだこりゃあ・・・?」

ue村「aさん・・・あなた一体・・・“何を原点0と定めた”んだ・・・!?」

a(にっこり)

 

侍魂「うおっ!?」

琴美「きゃっ」

じゃん「大丈夫かばあさま 俺の胸に飛び込め(=゚ω゚)ノ」

お伽「何言ってるのもー(*ノωノ)」

COM「↑」

抹茶「えっ ここどこ!?」

cyAn「どこどこどこどこ♪  うっわ私つまんな」

まりい「再登場出来て嬉しいです☆」

キノ「ふふっ・・・私を殺した罪は重いよ(黒笑)」

佐倉「キノ様が黒笑の小悪魔に!?」

魔王「我 読者の皆様の期待にお応えして 復活www」

林檎「でも魔王はちょい役φ(。_。*)メモメモ (*゚ー゚)ツ))ペタッ」

カニバリズム「( ´~)y ムシャムシャ」

ミリオン「ふむ 復活のインキューダンスにおいて、メテロのカリカスチュアはテロメアだ 乖離せざる唯一性の証明こ

     そ、復活における傀儡的モスキューゼなのだ」

響「俺たちは人狼さんに殺されたんじゃあ・・・?」

 


a「aさんは退室しました」

うどん「えっ ちょっ・・・」

える「“ここから先は俺たちの出る幕じゃない”・・・ってことかな」

ue村「あー・・・俺たちはもう“昔の時代の人間”だからなあ」

える「“これからの世代”に託すつもりか?」

ue村「ああ・・・“今”の時代を作れるのは・・・“今”を生きている人間だけだ」

うどん「なら・・・俺たちもばれないようにずらかるか」

える「だな」

ue村「後は頼んだぜ? 次なる世代・・・“第三世代”!!!」

 

 


響「まあいいや・・・恐らく“誰かの”“何かの”能力だろ・・・」

侍魂「何が起きたか理解出来ねえが・・・今やるべき事は分かってる みんなあ! 行くぞおおお!!!」

 

        反  撃  開  始  !  !  !

 

 

 


時同じ頃――――――――人狼online


アレルヤ「めちゃめちゃ懐かしいなー」

 

ドンッ   “第二世代”   『紅煌流星』   アレルヤさん

 

アレルヤ「第二世代グループLINEとか存在すら忘れてたわ 一応来てみたが・・・誰一人いないな・・・ん? ありゃ何

     だ?」

 

誰もいない人狼ゲーム会場・・・隅っこの床に一つの日記が落ちていた

 

アレルヤ「相当古いな・・・どれどれ」


この男、他人の物を積極的に覗き見るタイプの人間のようだ

その日記の所有者は誰か分からなかった それほどまでに古びていたのだ


アレルヤ「皮・・・いや、ハムスターの毛でコーティングされてるな 珍しい一品だ」


どのような外見を模しているのかは皆様の想像にお任せしたい

 


日記「時空移動は実に退屈だ 一人ぼっちの乗り物 無機質な景色 仕方ない 日記でも書いて気を紛らわせましょう」


アレルヤ「おいおい・・・こりゃあ一体・・・?」


日記「私は今、同一平面上の世界の“過去”に向けて時を遡っています」

日記「歴史の全てを知る者は・・・存在しません 歴史の全てを記した書も・・・存在しません」

日記「故に歴史は繰り返されるのです  だが、繰り返されてはいけない  悲劇の連鎖は、私が断ち切ります」

日記「増え続ける人口  減り続ける資源  世界が内側から自然に崩壊していくのは目に見えていました」

日記「“人類の存続には10億程度の人口が望ましい” “私のいた世界”での演算の結論です」

日記「“人類調整計画” その結論は本来の意図を外れて悪用され、粛清の名の下に権力は暴走しました・・・これが私の 

   いた世界です」

日記「“人類調整計画”による世界中での大量虐殺とその正当化・・・歴史は変更を嫌います

   誰かが積極的に介入しないと、未来は変えられません」

日記「同じ平行軸の世界ですから、“今の世界”を変えれば“私のいた世界”の未来も変わります」

日記「これは何も数百年後の話ではありません   もっともっと・・・身近な未来に起こる“現実”です」

 

                                2115年 時空の海のその果てより ハムタロサァン


アレルヤ「・・・精神的にあれな人かなあ 見なかった事にしよう」

 

 

復活した“第三世代”! 今、反撃の火蓋が解き放たれた――――――

 

 

   なあ、一ついい事を教えてやるよ

 

         俺たちは 負けっぱなしじゃ 終わらねえ

 

 

=======あとがき的な言い訳ページ=======

おお勇者よ ここまで辿り着くとは なんという忍耐力 褒めて遣わそう 

冗談です ここまで読んで頂き、ありがとうございます 作者感激でございます

「人狼ssなのに人狼ゲームしないとはこれいかに」という意見を山のように頂きました

一体いつからこのssが・・・人狼ssだと 錯覚していた?

謎が謎を呼び、さらに加速する物語! 第四章も冷ややかな目で見て頂けると幸いです( )

 

                          2015年5月 人狼onlineのとある村の片隅より  侍魂