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パシられる赤服

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パシられる赤服 PHASE1 
『デスティニー、発進スタンバイ。パイロットはブリッチへ』
ルナマリアは艦内をあわてて走った。ついに決着の時が来たことをヒシヒシと感じとっていた。ルナマリアはデスティニーのコクピットにのり、OSを起動させた。画面上には
GenerationUnrestrictedNetworkDriveAssaultModuleという文字がうかび、
PSを解除した。軽く深呼吸、今日こそは今日こそは、アイツを倒す!
『ハッチ開放、射出システムのエンゲージを確認。カタパルト推力正常。進路クリアー
 発進どうぞ!』
メイリンからの合図を聞いて、『ルナマリア・ホーク、デスティニーでるわよ』
私はお決まりの台詞を吐いて、デスティニーを発進させる。
カタパルトの重力とデスティニー自身のパワーを感じ少し顔をしかめた。
ミネルバから出撃をすると、ZGMF-X20Aストライクフリーダムが友軍機と交戦中だった。
『今日こそは、落とさせてもらうよ!フリーダム』
私はデスティニーの装備であるエクスカリバーを手にとり、突き出す形でフリーダムに
特攻していった。

『おーい、ルナマリア、何~昼間からねてるんだよ!はやく俺のアイスかってきてよね!』
私はシンさんに蹴られて、そこで目覚めた・・・そっか、、あれ夢だったんだ・・・
あわてて、よだれを拭い、シンさんのアイスを買いにローソンにむかっていった。
NEXT PHASE


 PHASE2
私は~歌って踊れて~しかも超美少女のルナマリア~
この極上のスマイルをみてトキメカナイ男なんていないのさぁ~
「やめてよね、本気できもいよ。ルナ・・・」
ぐはぁ、私は背中を思いっきりけられ、振り返るとそこにヤツがいた。
「キ・・キラさん!ひどいじゃないですか!いきなり!ザフトで一番の美少女である この私を後ろからけるなんて!」
キラさんは不適な笑みをうかべ
「君が人前で意味不明な歌を歌いながら、クルクル回転してたからついついむかついてさ、ごめんごめん、今度は人がいないところにつれこんで達磨にしておくよ」
達磨だけは許してほしいとです。。。私は過去3回キラさんの誤爆により達磨にされてるのです。
「で、君またシンのパシリかい?」
私は、コクコクと首を上下させて、「シンさんがアイスかってこいっていうから今から、ローソンに向かうところなのです」
キラさんはなにやら考え込んでいるご様子。ふと、「ルナ、君さ。前に脱衣トランプゲームで負けて、脱衣だけは嫌だって言ったよね? その代わり何でも言うこと聞くといったよね?」
ええええ、ちょっとそれは。。あの時、キラさんとシンのデキレースに騙されて。。。もしかして、キラさん私の体を狙ってるのですか、あやうし私。
「やめてよね、誰も君の裸なんてみたくないよ、勘違いしないでくれ。」・・・・、もしかして私サトラレ・・?
「君、どうせミネルバにいても役にたたないだろ?だから今日から2日間アークエンジェル館内の掃除と料理係を命ずる」
ここで、NOなんていえません、もしいうと私の17年間の薔薇色ライフにピリオドが強制的につくのは目に見えるとです。。こうして私はアークエンジェルにキラさんと一緒にむかったのです。。
どうしよう、、アイスまだかってないや・・
NEXT PHASE


PHASE3
ルナマリア回想
私の名前はルナマリア・ホーク、ザクウォーリアのパイロットです。7月26日生まれで、17歳のかわいい女の子です。身長は164cm、体重は46㌔です。血液型はA型でスリーサイズはご想像にまかせます。そんな私がミネルバクルーたちからいじめられはじめたのは、アーモリーワンでの戦闘の時、私のザクがまったく役にたたずさらには、ザクを壊してしまうという失態を犯してしまったのです。『なんかルナ弱いよね、なんであれで赤服なんだか、所詮数合わせってヤツ?』シンの言葉は私の胸にするどく突き刺さりました。そして、メイリンや整備の人たちにも陰口をいわれたのです。
でも、私はめげずに次ぎこそはがんばるぞ!と気合をいれてもやっぱり活躍できませんでした。。。
又、その間ザフトに復帰した伝説のエースパイロット『アスラン・ザラ』さんが現場の指揮をとるようになり、ますます私の存在が薄くなっていきました。最近ではタリア艦長から、『あなたは出なくてもいいわよ』といわれて、もう泣きたい気分です。そして、運命の日。ミネルバは対ロゴスのために伝説の戦艦であるアークエンジェルと協力をしていこうという調停を結んで、二つの戦艦はこうして一緒に航海をしていくことになりました。そして、私のいじめが加速的に広がったのは調印を結んだその日、ある少年との会話がきっかけでした。
『君、あの赤いザクのパイロットかい?』
『はいそうですが、』、誰だろ?制服はオーブ服なので、アークエンジェルクルーかな・・・でもいきなり馴れ馴れしいわね、私はこう見えても赤服なのよ?あんたとは違うわよ。
『そっかそっか、あのへぼくて戦闘の邪魔しかしない雑魚のMSパイロットは君なのか』
・・・・、何よ何よあんたは・・いきなり失礼ですよ!私は少年の顔をきつく睨み付けると
『あれ~?怒った?ごめんね、僕本当のこといっただけなのに、まぁ事実だから仕方ないよね』
殺す、こいつ絶対に殺すと私はその時心に誓った。確かに、彼がいったことは事実。最近ではシンやメイリンはてはレイまでに、ヘボマリアといわれていじめられてるのです。その時、
『キラ~、ひさしぶりじゃん』とザラ隊長が少年に声をかけてきました。
『やぁ、アスラン。また前戦みたいに仲良くたのむよ』
あれ・・キラ・・どこかできいたような・・ああああ!前のヤキンドゥーエ戦の英雄のキラ・ヤマトさんなのですか!確かザラ隊長とキラさんは鬼神のごとくザフト・地球軍に立ち向かって戦争をおわらせたという、伝説のパイロット・・・。私は呆然となってキラさんの顔をみつめていると
『やっと僕のことわかったみたいだね?まぁそういうことだからよろしくね~それと僕喉かわいたからなんか、冷めたい飲み物かってきてほしいなーザフトの赤服さん』
キラさんは清清しいほどの笑顔を私にむけて、やがてザラ隊長と
どこかにいってしまいました・・・こうして私にとって最悪の航海がはじまったのでした・・・。

ルナマリア視点
私は今アークエンジェルのトイレにいます。右手にはトイレ掃除用の洗剤、左手には木製のブラシをもっています・・・そして、なぜかわかりませんがこの頭についてある猫耳にメイド服・・・・・。まったく意味がわかりません、そもそも昨日キラさんが無理やり私をアークエンジェルにつれていき、
無理やり服をぬがしてこの猫耳メイド服をきせたのです。まぁ逆らうとまた達磨にされちゃうので、我慢です。。我慢我慢・・。ってできるか!なんでやねん!と私はブラシを床に叩きつけました。キラさん最近暴力を背景に、
私をまるでおもちゃのように扱ってきます。もしこの姿をみた、お父さん、お母さんはどうおもうのでしょうか・・。グスン、でも掃除をしないとキラさんに何をされるかわかりません。なら掃除するしかないじゃないですか!
私はブラシを拾いせっせと掃除をしました。
「がんばってるね、ルナ」私は振り返るとヤツが、プカプカとタバコを吸いながら立っていた。
「はい、後少しで掃除も終わるので、あのそのキラさん、出きれば私ミネルバにもどりたいのですが・・?」
「やめてよね、君はミネルバにもどっても居場所ないんでしょ?なら僕が君にアークエンジェル内に居場所作ってあげてるんだから、感謝してよね、あ~れ~なにその不服そうな顔、文句でもあるわけ?」
文句だらけじゃ、このカエル面!といいたい所を我慢して、「いいえ、ありません・・」
その姿をみてますますキラさんはニヤニヤしているわけで。。。
「掃除終わったら、僕の部屋掃除してよね」といってキラさんは、せっかく私が掃除したトイレの床にタバコを投げ捨てて、どこかにいきました・・・・最低だ・・私は泣き出したい衝動に襲われました。

メイリン視点
あれ、トイレからキラさんが出てきたみたいだ。またお姉ちゃんをいじめてたのかな?可哀想そうなお姉ちゃん。でも仕方ないよね、
本当に役に立たないんだから。私はこそっとトイレの中をのぞいてみると、猫耳メイド服姿のお姉ちゃんが一心不乱にトイレの床掃除をしていました、
グスングスン、あれれ、泣いてるみたいです。まぁあんだけ毎日毎日いじめられたら泣きたくもなるわよね、私はお姉ちゃんの立場を憂いた、でもそれも仕方がないことだって思ってる。だって、アスランさんはいつもそんなお姉ちゃんの姿をみて慰めたり時には、庇ったりして、同情をひこうとしているんです、なんだか私はムカムカしてきました!近くにあった水のはいったバケツをけりあげて、
「ごめんねーお姉ちゃん、つまずいちゃって」
「メイリン、あなたって子は・・・」
「あれあれ~?まるで私がわざと蹴ったみたいな言い方だよね、お姉ちゃん」
「いや。。その・・・そんなこといってないわよ・・メイリン」
私は思わず笑いそうになったけど、なんとか堪えました。うんうん、
こうやって将来自分の敵となる人物を排除しないとね。後後面倒になるもんね。
「ほら、お姉ちゃん。はやくしないと又キラさんに怒られちゃいますよ?」
私がそういった途端、お姉ちゃんは血の気が引いたご様子。
「わかってるわよ。。メイリン」
こうして、私は少しだけ心のモヤモヤをすっきりさせてトイレを後にしました。

ルナマリア視点
私は掃除を終えて、キラさんの部屋の掃除にとりかかりました。案外キラさんの部屋には物がなく思ったよりも早く終えることができました。ぐぅー、あはは、お腹がなっちゃいました。時計をみると時刻は正午。朝早くからずっと掃除やら朝食作りやらでバタバタしてたので、お腹がへりました。
私は急いでアークエンジェルの中にある食堂にいきました。今日のランチのメニューは、カレーみたいで皆おいしそうにたべていました。私もよばれようとしたら、キラさんが
「ごめんね、君の分皆で食べちゃってコレしかないけど我慢してよね」と、差し出されたのはカロリーメイト・・・・しかもチョコ味・・・・
「えっと、はい。キラさん、ありがとうございます。」
私は一人海が見える甲板でたべることにしました。パサパサしてて、まずいなぁ。でも何も食べずにいるのはさすがに体に悪いと思い、仕方なくたべました。
「ルナマリア、何してるんだ?」と声をかけてくれる人がいました。
「アスランさん、こんにちは。今日も朝がおそいみたいですね」
「それをいうなよ、昨日いきなりメイリンが、私もハロがほしいとかいうもんだから、徹夜でつくってあげてさ、本当つかれたよ、まったく」
本当に眠そうなアスランさん、何度も欠伸をかみ殺している姿が
妙にかわいかったりしちゃうんだよね、この人は。
ごめんな、キラが君に対して無茶なことをしてるみたいで、俺なんていっていいか」本当にすまない顔しているアスランさんに私は
「いえいえ、気にしないでください。皆のお役にたててうれしいですよ」
そっかーといったきりアスランさんの表情が少し翳りました。
しばしの沈黙。
「じゃ俺そろそろいくわ、ルナマリアも頑張れよ」といって去ろうとしたアスランさんに本当に無意識に抱きついていました。自分でもわかんない、でも体が勝手に。そして
私は彼の胸の中で泣いてしまいました。

アスラン視点
部屋にもどるとメイリンがいた。少しびっくりもしたけど、いつものことなので気にしない。
「アスランさん、すごいです!私なんかのためにハロをつくってくれるなんて、うれしいです♪」
「喜んでくれてありがとう、俺もがんばった甲斐があったよ」
俺はメイリンに今日できたばかりのハロをあげた、彼女はうれしそうにハロを突付いてみては眺めた、無邪気でいいなーと思ったりした。じゃ俺仕事あるからっていってメイリンに退室してもらい、パソコンの電源をつけた。HDの鈍い音が部屋を満たし、暫くパソコンがたちあがるまで、考え事をした。
「本当にごめんなさい、私自分でもわかんなくて、あのその。。」
「きにしないでくれ、俺もきにしないことにするから」
「ありがとうございます」といってルナマリアは出て行った。俺は一体何してるんだろうな、皆が彼女のことを嫌ってるのはわかる。でもそれはただの遊びかとおもっていたけど、今日彼女が泣いてる姿をみて、これじゃダメだっておもいはじめた。どうにかして彼女を助けたいとも思ったが、今の俺はザフトのフェイスという立場上、下手に介入でもしてクルー達の空気を乱すのはダメだ。。だけど、彼女はこれからも一人泣いたりしているとかんがえると、胸が締め付けられる思いがする。
ガチャ、ドアが開く音、きっとキラだろうなぁーと思いながら振り返るとルナマリアがそこにいた。
さっきもそうだけど、彼女は猫の耳みたいなヘアーバンドにゴシックロリーター風の衣装を着ていて、まるでどこかの童話の中の世界のような服。でもそれが彼女にはよく似合っていて、ちょっと興奮したりする俺がいた。

あの、アスランさん、先ほどは本当に申し訳ございません、
私ってば勝手にないちゃったりしてご迷惑じゃなかったですか?」
「いやいや、さっきも言ったけど俺はきにしてないよ」
そういって俺は彼女が安心するように笑顔でいった。
「そうですか、本当よかったです。あのよろしければ私もまだ時間がございますので、お部屋お掃除しましょうか?」
いやいや結構だよというつもりだったけど、結局は彼女のご好意に甘えることにした。パタパタと心地よい掃除の音をききながら、パソコンのキーボードをたたき始めた。かれこれ彼女がこの部屋の掃除をしはじめてもう1時間くらいたったので、「俺はありがとう、本当に助かったよ」というと
「いえいえ、これぐらいへーきですよ」といい、クスっと笑いかけてくれた。
ドキッ、余りにも可愛い笑顔だったので俺は思わず心臓が飛び出そうになった。俺はイカンイカンと思い、じゃ俺昨日も夜おそかったから今から軽く寝るという意思を彼女に伝えてベットにむかおうとしたその時、デスクの下にあったLANゲーブルに足元をすくわれて
彼女ごとベットに倒れてしまった。傍からみるとまるで俺が彼女を押し倒しているみたいに見えるかもしれない。。俺は慌ててどこうとしたがなぜかできない。お互い息がかかるぐらい顔が近い。
ダメだ。俺は。。でも彼女は嫌がる気配すらみせず、俺の目をみつめている。メイリンの顔が頭を過(よ)ぎったが、それをすぐ払いそして俺の中でナニかがはじけた。気づいたときには俺は彼女をきつくきつく抱きしめた。
俺たちは夜まで抱き合った。何も考えず、ただひたすら互いを求め合った。
一方
その頃シンは、ルナアイスマダーと?一人アイスを待っていた。
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 PHASE4
シンはひたすら待っていった、自分の大好きなガリガリ君コーラー味を。
ルナがパシリにいってからはや3日。一向にもどってこない。いらいらする。
あまりにもむかついたから、副長の部屋にある美少女ゲーム3~4本をフリスビーにして
海にもなげたりしてあそんでたけど、もう限界だ!怒りバロメーターっていうのがあれば
きっとつねにMAX表示されてるはずだ。よし、副長を達磨にしよっかなとおもったそのとき
『ごめん、シン。だいぶんていうか、かなりていうか、そのあの、アイス。。かってきましたよ』
『あぁ?てめーおせーんだよ、アホマリア』
ルナはおびえた目でみつめてきたけど、関係ない。俺は男女平等に暴力をふるえる
人間なのだから、軽くルナのあほ毛をつかんで右フックを、おおルナのお腹にクリティカルヒット!ルナはシクシクなきだしたけど、関係ない。っとその時、
『シン!お前、何やってるんだ!』という怒鳴り声が聞こえてふりかえると
『いてぇ』俺はアスランさんになぐられた。とても痛い、なんで?なんで?
俺はアスランさんをにらみつけると、ぞっとするような冷たい目で
『お前、今自分で何したかわかってるのか?あぁ?殴られた人の痛みもわからんようなヤツは部屋で謹慎してろ、これはフェイス命令だ!』
くそ、なんでなんだよ。。俺はシブシブ部屋にもどることにした。
ルナ、てめーおぼえとけよ、この時の俺はそんなことばかりをかんがえていた
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 PHASE5
『お前、今自分で何したかわかってるのか?あぁ?殴られた人の痛みもわからんようなヤツは部屋で謹慎してろ、これはフェイス命令だ!』
アスランの怒鳴り声が艦内に響き渡った。僕は思わずビクッとなったが気にせずゲームをつづけていた。
画面の中にいる彼女たちは、僕の女神―そう彼女たちこそ完璧な存在なんだ!
普段の僕は艦長にバカにされたりシンにまわし蹴りされたり散々だけど、ゲームの中では別さここなら僕だってモテモテなのさ。さて、どの子から狙おうかなーとマウスのカーソルを
女の子にクリックしようとしたところで、急にお腹が痛くなり、僕はあわててトイレにかけこんだ,ふぅ、すっきり。さて帰ってゲームの続き続き・・・
あれ?ふとMSデッキに繋がる廊下で、アスランとルナマリアがいた。
僕は『やぁ、調子はどうだね?』といおうとしたら、なななななななんと
二人がキスをしてたんだな、僕こんなのみたのはじめて。。なんだかドキドキするな・・思わず物陰でかくれちゃったね、で少しの間二人は唇をあわせていた。そして、ルナは自室にもどったみたいで、僕もそっとでようとしたら
『副長何してるんですか?こんなところで』
『えっと、僕チンその・・・』
といってアスランから逃げたんだな。
その時、アスランの後ろ姿を強烈に睨み付けていた、メイリンがいました。。
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PHASE6
今私はローソンにいます。なぜかって?シンがアイスを買ってこいっていうからです。まぁいつものことなんだけどね。でもこの暑い夏の日に一人軍服をきて出かけるのは正直だるいし、人目につくので恥ずかしいです。もしそんなことをいうと又、シンがコブラツイストをかけてくるのは目にみえてることで、
結局はおとなしくパシリをするしかないわけです。え?情けないって?仕方ないじゃない、最近のシン本気で怖いんだから。
私はアイスを買って、トボトボ国道を歩いてると、キラさんが真っ赤な車にのっていました。さすが最高のコーディネーター様、がっぽがっぽお金をもっているみたいです。聞いた話によると私の給料の40倍をもらっているみたいです、世の中おかしいです。ずっと遊び呆けているだけのアイツが、なんで私よりもお給料が高いの!許せない!
『おーい、あほ毛~何してるんだい?』、振り返るとキラさんが車の窓から身を乗り出して手を振っていました。ていうか、あほ毛いうな!
『えっと、今シンから頼まれていたものを買っていたんですよ、キラさんこそ何してるんですか?』と若干怒り口調でいうとキラさんはニヤニヤしながら、『君暇でしょ?今から六甲山にドライブいくけど、今僕一人でさーちょっとさびしいなーって思って、君もちろん行くでしょ?』
・・・・、キラさん断ると又達磨ですか?私は迷わずハイといっていくことになりました。どうしよう、このアイス絶対に溶けちゃうな。
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PHASE7
私は今六甲山のロープウェイにキラさんと一緒に乗っています。キラさんはさっきから普段絶対みせないような、キラキラした目で眼下に広がる景色を眺めています。へぇーキラさんこういう顔もできるんだーちょっと驚きました。
うわー、すごーい、キラさんはさっきからはしゃぎ過ぎています。まるでこれじゃ私があなたの保護者みたいじゃないの。こうしてロープウェイに揺られること10分、私たちは山頂の展望台につきました。辺りは家族づれやらカップル達やら、様々な人たちがいました。
『ねぇねぇ、あれって三ノ宮の街だよね?すごいや、でも今まだ昼だから夜になるともっときれいなんだろうな~』と少しうっとりしたような声でキラさんはいいました。私はそうですねーと適当に相槌を打ち、近くのベンチに座り込みました。本当、今日はまるで別人ね。いつも不機嫌というか何かにイライラしているキラさんがこんなにも、笑顔ではしゃいでるなんて、明日大雨だねきっと。
あれ?キラさんがいない。さっきまでいたのに。きゃぁ、突然頬に冷たいモノがあったった。『何するんですか、キラさん』そういうと、にんまり笑ったキラさんが、のどかわいたでしょ?といって缶コーヒーをくれたのです。
うわ、珍しい。訂正明日はきっと台風だね。私たちは他愛もない話をして、そろそろ夕方になりミネルバに戻らなくてはなりません。しかし、キラさんは『今からディナーいかない?』って誘ってきたので私は頷くと、本当に嬉しそうな顔をしたので、私までなんだか嬉しくなります。
そしてつれて行かれたのは神戸でも屈指の三ツ星レストラン、うわー私お金ないよと思っていたら、へーきへーき僕が払うからと言ったので、素直にごちそうになりました。今まで食べたことないような料理が次々にでて、私はおもわず『すごい』といって叫び、ほかのお客さんの注目を浴び、一人赤面してしまいました。キラさんはキラさんで何が楽しいのかずっと終止笑顔。
私は私で普段お目にかかれない料理に、はしゃいだり、
高級そうなワインをガブガブ飲んだりして、
結構楽しかったです。さてお会計の時、キラさんはなんとゴールドカードで支払ったのです!うわーブルジョワ~
支払いが終わり、店を出ようとした時、プルルルル。キラさんの携帯がなり響きました。キラさんは携帯をとり
『もしもし、アスラン何?え?今から麻雀するの?ごめん僕今日帰れないんだ
 ~本当にごめんね、また埋め合わせするから。じゃーね』
・・・・どういうことですか・・?キラさん。
いやあああああああああああ。
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パシられる赤服 PHASE8
キラ・ヤマト視点
僕はルナを強引に車に乗せた。多少彼女が暴れたけど僕が達磨にしておいたので 少しはおとなしくなったかな。それにしてもと思う。なんで僕がこんなことをしないといけないんだ?それもどれも、2日前にメイリンが
『キラさん~私こんな写真見つけたんですけど~どうしますか?』
僕はその写真をみてゾットしたね。それはフレイと僕が仲良く愛し合っているときの写真。。。いつの間に。きっと盗撮マニアの ミリィアリア・ハウあたりがとったんだろうか。 これをラクスに見られたら、僕は大変なことになる。だからメイリンには悪いけど、取り返そうと拳を振り上げると
『キラさん、やめてよね。この写真はこれだけじゃないんですよ?ネガも私しか知らない秘密の場所に隠しているんですから。
あきらめてください』
そ・・そんな、悪魔だ。さすがザフト一番の腹黒女、メイリン・ホーク。
僕はその場で崩れ落ちた。その様子をみてクスクス笑いながらメイリンが
僕にあることを告げた。

さて、又暴れるとやっかいだし、車のトランクからロープでルナの体を縛り上げ、口には ゴムテームをはった。よし、いけるぞ。僕は車を神戸湾に向けて急発進させた。 運転席からルナを見ると、苦しそうに寝ている。可哀想に、でもそれもこれも君の妹が悪いんだ。怨まないでよね。車を走らせること30分後、港についた。僕はメイリンに教えられた番号に電話をして、 待つこと数分。黒いセダンが到着して、 いかにもやくざ風の男性が3人降りてきた。
僕は予めメイリンに教えられたとおりに話、ルナを起こさないように体をもちあげて、男たちに渡した。 罪悪感で胸いっぱいになりそうになったが、もしメイリンに逆らうと僕の立場だって危うい。メイリンは言った。指定の日時・場所までお姉ちゃんを連れてきてくれたら、この写真もネガも焼却しますよ。
僕はメイリンに従っただけ。僕は悪くない。 そして用が済んだ男たちはルナを受けとると、さっさとその場を後にした。
僕はポケットからタバコを一本とりだし、一人夜空を見ながら吸う。
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