本名 | 東方の払犯龍 |
年齢 | 2000歳以上 |
種族 | 始祖龍 |
職業 | 仙人 |
出身地 | 遥か東の荒野の深淵 |
身長 | 186cm(人間時) |
体重 | 72kg(人間時) |
趣味 | 研究 |
弱点 | ミスリル銀 |
始祖三龍の一柱。払犯龍と称されている。
三龍の中でも『力』を司り、炎や雷などの『熱』の魔法を得意とする。自身の強大な力の大部分は破壊に特化しており、彼が攻撃を行えば防ぎきれる者は誰も居ない。
一方で、『薬学』と『医術』に精通しており、遥か東の国へ移住してからはその知識を人々へと享受している。故に、東の国の人々からは『楼長龍』と崇められている。
かつては、自分の欲望と残虐のままに各地を放蕩し、自分勝手に猛威を振るっていたが、とある村で『ルカ』という少女と出会って以来、他者に対する慈しみの心を覚えた。彼女との間に子供を設け、以降はその村を守護していたが、アトゥーラからその子孫が迫害を受けていると知り、怒りに任せて村を滅ぼした。その後、子孫を『ルカ』と名付け、遥か東の国へ居を移し、彼女と共に暮らしている。
基本的に温厚で、アトゥーラやハッサークという旧友に会うと酒を酌み交わして再会を喜ぶ程に情に厚い。
一方で、一度怒ると激情のままに暴れまわる激しい気性も持ち合わせており、その時は他の三龍や英雄、あるいは『ルカ』でなければ鎮める事は出来ない。
人間を醜い生き物だと思いつつも、ある程度の情は持っており、病で弱り切った者に無償で治療を施すなどの人格を持ち合わせている。
人間の姿を取る時は燃えるような赤い髪に浅黒い肌をした青年になる。見た目は非常に優しそうな印象があるため、人間からの第一印象は基本的に良い。東の国に移住してからは、シンプルな着物を着崩して過ごしている。
龍の姿は黄金の瞳と灼熱のような鱗に覆われた紅い龍で、上空で翼を広げるだけで影で一つの集落を飲み込む程の巨躯を持つ。
自身の熱を冷やす効果を持つミスリル銀を苦手としており、かつて戦士からミスリルの剣で深手を負った事も手伝って、それらで作られた者を忌避している。
ミスリル銀を主成分とした薬が現代まで存在しないのは、薬学の先駆者である彼がミスリルを忌避して実験を行わなかったからである。