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1920-30年代に主流をなした造形様式。名称自体は1960年代になって定着した。<br>

名称は1925年のパリ万博で開催された「現代装飾芸術店・工業美術国際博覧会」にちなみ、Arts
decoratifs（装飾芸術）が短くされたもの。<br></div>
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<div>アール・デコ建築の特徴としては、<br></div>
<ul>
<li>
鉄筋コンクリート造で、仕上げに煉瓦タイルなどのタイル張りが多く、そのほか石張りのものもある。大部分は白いペイント塗りだけの仕上げで、一部にのみ装飾的にタイルを張ったものもある。</li>
<li>左右対称のファサードをもつ</li>
<li>
溝彫り（フルーティング）を施した円柱か角柱か柱方（付柱）を持つ</li>
<li>コーニスが用いられる</li>
<li>四角形（他にも八、三、円形）の張り出し窓を持つ</li>
<li>水平連続窓、隅窓を持つ</li>
<li>建物上部をセットバックさせ、屋上庭園を持つ</li>
<li>デンティル風の装飾を持つ</li>
<li>
単純な幾何学形態をした手すりを持つバルコニー、バラストレードを持つ</li>
<li>入り口周り、窓周り、建物頂部にレリーフを持つ</li>
</ul>
<br>
<div>などが挙げられる。<br>
なお、プノンペンの中央市場は1937年に完成、設計はジャン・デボワとルイ・シーションというフランス人建築家。<br>
</div>
<br>
<br>
<div>
出典：吉田鋼市『アール・デコの建築』，中央公論新書，2005</div>

<div><strong>アール・デコ建築</strong></div>
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1920-30年代に主流をなした造形様式。名称自体は1960年代になって定着した。<br>

名称は1925年のパリ万博で開催された「現代装飾芸術店・工業美術国際博覧会」にちなみ、Artsdecoratifs（装飾芸術）が短くされたもの。<br>
</div>
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<div>アール・デコ建築の特徴としては、<br></div>
<ul>
<li>
鉄筋コンクリート造で、仕上げに煉瓦タイルなどのタイル張りが多く、そのほか石張りのものもある。大部分は白いペイント塗りだけの仕上げで、一部にのみ装飾的にタイルを張ったものもある。</li>
<li>左右対称のファサードをもつ</li>
<li>
溝彫り（フルーティング）を施した円柱か角柱か柱方（付柱）を持つ</li>
<li>コーニスが用いられる</li>
<li>四角形（他にも八、三、円形）の張り出し窓を持つ</li>
<li>水平連続窓、隅窓を持つ</li>
<li>建物上部をセットバックさせ、屋上庭園を持つ</li>
<li>デンティル風の装飾を持つ</li>
<li>
単純な幾何学形態をした手すりを持つバルコニー、バラストレードを持つ</li>
<li>入り口周り、窓周り、建物頂部にレリーフを持つ</li>
</ul>
<br>
<div>などが挙げられる。<br>
なお、プノンペンの中央市場は1937年に完成、設計はジャン・デボワとルイ・シーションというフランス人建築家。<br>
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出典：吉田鋼市『アール・デコの建築』，中央公論新書，2005</div>