プレステージ コレクション フィギュア ガラスケース レビュー
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近頃の日本もフィギュアやらトイやらを収集する趣味は、だいぶ市民権を得たというか
大の大人がこんな玩具やあるいはフィギュアを買っても
そうは恥ずかしくないよ?という時代になってきたようです(多分)
みなさまは普段買われているフィギュアはどうなされていますか?

もしかして箱すら開けずに即行、押入れブッコミですか?

かくいう自分も以前なら流石に箱から出して遊ぶものの、保管する先はと云えば
やはり押入れの中だったりしてました。
そんでもってボチボチそういったモノが溜まってくると、せっかく買った玩具も今度は不憫に思えて、
連中を箱から出して本棚に飾ってやったりしたものです。

しかしまた更に時が経つと「本棚ってのもなぁ・・・この微妙な感じ」
みたいに考えだして、とうとう「・・・ガラスケース買うか 」
なんて坂道を転げていくワケです。

長々と前置きを書いてスイマセン。
つーワケで坂道を転げ落ちた俺のガラスケースレビューです。

ブツはプレステージ社のコレクションガラスケース 定価41,790円
いやぁ~・・・高いですねぇコレ・・・俺はこの値段なら買わなかったね・・・というか買えなかった
この定価で売り出している販売店もあるみたいだけど、一応、実売としては3万円弱ですかね。これは後ほど詳しく。
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サイズの詳細は高さH:1,500mm 幅W:840mm 奥行きD:350mm脚の長さが200mm
因みに内寸サイズがH:1,290mm 幅W:830mm 奥行きD:330mm重量は約40kg
内寸のサイズは俺が実寸で図ったもの。カタログスペックとはちょっと違うので注意して下さい。
ちなみにページ内の画像はケースが二つ並んだものです。
梱包は三つに分かれてやってくるので、2階3階への移動は比較的楽だと言えます。
画像のモノに側面フレームを梱包した長物がもう一つ加わりますが
余程ピヨったヤツじゃなきゃ一人でも運ぶのは余裕。
この点もケース選びにおける重要なファクターで、例えば狭い階段を登って運ぶ場合など
運搬の労力がその梱包状態で大きく左右されてしまうので
どのような状態で送られてくるのかを事前に知っておく必要はかなりあるかと思います
組み立ては簡単。ちょっと疲れたけど、
当時の俺はこんなドライバー一本でやり逃げました
勿論電動ドライバーの方が遥かに楽デスヨ

ちなみに説明書通りに組み上げると前面の下部に、みっともない電圧シールがお目見えする事になるので
ここは説明書を無視して前の最下段フレームと後ろの最下段フレームを入れ違えて組み立てる事をお勧めします
責任は負わないけど全く問題アリマセン。マジで。

これより実用的な使い心地とスペックの説明をしていきます

均等に四つのスペースに区切られているように見えますが
これが大違いで実際は各棚の内寸の高さが違っております

それぞれのスペースの詳細は
1:360mm
2:265mm
3:353mm
4:295mm

この棚板の枚数だと、これが一番よいバランスで
どれか棚を下げるか上げるかすると
後述する理由により著しくスペースは偏ります

(): 小さくて見え辛いかもしれませんが、細長い穴が棚受けの金具をかけるダボ穴です
結局、コイツの間隔が広すぎるために(90mmピッチ)
調節するには、どうしても大げさに上下せざるえません

たとえば全高310mmのフィギュアをいくつか飾りたい時
最上段に一体、二段目に一体と分ける事がまず出来ない

実際にそういったシチュエーションが起こるかどうかはともかくとしても、ディスプレイを行う上でそういう制限があるという事は頭の片隅に入れておいた方がいいでしょうね

ただ俺の場合は画像のようにブースターをつけたダンクーガが図ったように収まるので、このピッチでむしろ助かったのでありました
ビバ!超合金魂ダンクーガ!

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(): いくつかの備品たち。
左画像の黒く丸い物体は脚に装着することによって、安定度が増すキノコ足。装着すれば5mm位は底上げか。キャスターはこいつをアタッチメントにして装着。

左上画像。余りにも小さい棚受け。どうしてこんなに小さいの。ガラス板がフレームにタイトに収まっているおかげか、地震で落下は未だにないんですが、ちょっと怖いです。

真上画像。
軽微な揺れでガラス戸が音を立てないよう小さなゴムパッキン付。非常に失くし易い。失くしても問題ないんだけど、ちょっと悔しい。このケースの隙間らしい隙間はこの部分で、3mm程度でしょうか。ガラス扉が17mm程度かぶる効果があってか、ホコリの侵入は微量で済んでいます。俺の場合は拭き掃除を1年に一回程度。


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(): ←照明用電源(下段にも同じく計二つ)
一個に対して600Wまで対応。正直、俺は使ってません。実はこのケースのみ中古で、前のオーナーさんが自前で備えつけたミニサイズの蛍光灯が設置されています(左上画像)だけど、接着剤でミッチリ装着。両面テープの方がよかったんじゃないっすか・・・安く買えたからイイっすけど・・・
前述したように使っていないので、本来使用するならば、奥にしてある蛍光灯は前に。画像の状態で点灯させると逆光になってしまってむしろ逆効果になってしまいます。この蛍光灯も紫外線対策を考えると、おいそれと安モノは付けられないんだそうな・・・奥が深いですね
真上画像、細い棒が天板に一本。恐らくこいつに糸か何かで飛行物を吊るすんだと思います・・・多分

このケースはそれなりに幅があるお陰で、カテゴライズを考えたディスプレイがやり易いと感じました
横一列に陳列できるので、見栄えがするように思えるけど、いかがでしょうか
奥行き(330mm)は、個人的には問題ありませんでした。
詰め込みブッコミ主義な御仁には向かないかもしれませんが・・・
俺のコレクションでそれをやると棚板はバキッと逝っちゃうでしょうね。
現に夏のクソ暑い日になんか変だな思ってよーく見たら微妙にUの字に湾曲していましたから。
棚板の耐荷重は5kg。ひとつの棚に大物を今よりも数対余計に載せていたので、危なかった。
今後は補強策としてアルミの角棒を横に橋渡ししようと思っています。

                                             その他、雑感
如何ともし難い問題ではありますが、まず値段は高いですよ。
購入者が2万円払うだけで手に入れられれば、このケースは史上最強になると思うんですがね・・・。
恐らく市場を独占してしまうでしょう。お前もプレステージのケースか!という位に。

個人的には結局2個も買ってしまったくらい、気にいっています。俺が集めているシリーズに上手くハマってくれたのもポイントが高かったですね。黒だとハードな物しか合わない気がしていましたが、割とどんな物でもフィットするようです。

それとなんといっても、ガラス世界の中に気に入ったフィギュアが入った光景というのは、
本当に凄まじい破壊力なので、試してみて下さい。
他にもカルトーネやイケアのDETOLFとかいいガラスケースがありますので。
但し収集からはいよいよ足を洗えなくなると思いますので、覚悟は必要かと思います。

最終更新:2011年02月07日 21:20