川﨑の日常


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川崎の日常part1


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――とある日曜日の話。

「はあっ、はあっ…!」

俺は息を切らし、走っていた。
しかし、何かに終われている…というような奇怪的ホラーサスペンスな事態に陥っている訳ではない。
そう、人を待たせてしまっているのだ。
…くそっ、馬鹿妹がっ!
奇妙な真似しやがって…!
決して妹のせいで"ある待ち合わせ"に遅れた訳じゃないが、取り合えず心のなかで言い訳してみる。

走り始めて約15分。
俺を待っている人を遠目で見つける。
…彼女は一人、自然が豊かということで有名な公園の、芝生の海の中にある木製のベンチにやや曇り気味の表情でチョコンと収まっている。
俺が気付くと、今度は彼女が俺に気付いた。
曇っていた表情は一変、日溜まりのような笑顔を見せる。
…ああ、相変わらずこいつは俺の事が好きなんだな…。

「遅い、遅いよ川崎君っ!」
「ま、まあ…いつものことじゃん…?」
頬をプクリと膨らませる彼女に、半ば疑問系で返す。

「むう…じゃあ今日は川崎君には罰として――」

「罰として…?」

一旦、顔を赤らめ間を置く彼女。
どうせコイツのことだ。罰といっても昼食を奢れ、とかそんな控え目な罰だろう―――。

「わ、私と手を繋いでなさい!」

…………。
…なん…だと…?

いやまあ、付き合い始めて1ヶ月。そろそろ手を繋ぐくらいはしてもいい頃合いだとは思っていたけどさ。
まさかコイツから言い出すとは…。

……………………。
………………。
…………。
……。

俺と彼女はショッピングモールの大広間でソフトクリームを頬張っていた。
…正確には彼女だけ、か。
俺の抹茶味のソフトクリームを味見したいと言い出し、未だに食べ続けているという…。
まあ大好物だしな。
コイツが喜んでるなら問題無しっと…。

しかしコイツの手、全然汗ばまないな…。
あれからずっと手を繋いでいるのに、一向に湿る気配はない。
…スベスベしてる…。
手がこれだけ柔らかいってことはその豊富な膨らみもきっと…。
…おっと。妄想はそこまでだ俺。そして読者の諸君。

――思えば、昔っからいつもコイツと一緒だったよなあ。
夫婦、と周囲にからかわれたこともあった。
でも、嫌な気にはならなかった…。
思えば、あの頃からコイツを意識していたのかもな―――――――――――――――。

…。
……………。

PIPIPIPIPI…。
機械音が俺の部屋に響く。
…ケータイの目覚ましだ
ってことはもう9時か…。
俺は耳障りなその音を消し、軽く背伸びをする。
カーテンを開けると、部屋の隅々にまで光りが走る。
…ふう。いい朝だ。
っ…。
あれ?なんか忘れて…。
あっ、夢見てたんだ。
なんか幼馴染みみたいな女の子と付き合っていた夢…。
しかし俺には幼馴染みはおろか、妹もいない。彼女もだ。
…つまり。
俺は妄想を夢という形で具現化してしまう変人…変態…。
まあ周知の事実なんだがな。

さて今日は日曜か…。
いっつも休日の俺には関係ないか…。

さて、今日もフラグ建築士目指して散歩に行きますか。

川崎の素晴らしくも普通の日常が、今日も扉を開く―――。

##
あとがき

えっとね。はい。
どうも川崎です。
ついに約束を果たしましたよ。ええ。
始めての小説関連でございます。
内容は唯一のコメントで提案されていた「川崎の日常」です。
川崎の90%は妄想で形作られています。妄想無しには生きていけないのです。

さてこの小説。
即興で書いた故に意味のわからん事になっているかもしれないのです。
まあそこは頭の良い皆様の脳内補正機能でよろしくお願いします。
そしてこのよくわからん小説、part記事になっています。part2来るか…?

では。