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ver1.10の入力関連について(7)

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bulletaction

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とりあえず入力関連の必要そうな部分の解説を終えたので、入力関連シリーズ最終回です。
今までは理論の部分だったので、今回は今までの理論を悪用した(または全く無関係な)小手先のテクニックを思いつく限り列挙します。
ver1.10とはほとんど関係なくなってしまいましたが、まとめるのは今回が初めてということでどうかひとつ。


入力時の小手先テクニック


工夫した入力関連

立ち状態から最速ダッシュ攻撃

  • 入力方法
    • 立ち状態からとDと攻撃ボタンを同時押し(レミリア、諏訪子を除く)
      • 効能…1Fだけダッシュのモーションを見せて、直後にダッシュ攻撃が出る

ダッシュ攻撃は1F以上ダッシュをしないと出せない点、+A等とダッシュではダッシュの方が優先度が高い点を利用した入力方法です。
とっさにダッシュ攻撃を出したい場合は、+A等と入力するよりは早く出すことが出来るでしょう。


飛翔を曲げつつ空中特殊技を暴発させない

  • 入力方法
    • 飛翔をしたあと曲げたい方向に一瞬方向キーを入れ、後はを入力
      • 効能…飛翔を最大限に曲げつつ確実にJpAが出せる

前方に飛翔し、下方向へ軌道を修正しつつ最速でJpAを出そうとしたら、を離すのが遅れてJp+Aが暴発するということがありますが、一瞬だけ下方向(または上方向)へ飛翔の軌道を曲げたあと、それ以降はへ方向キーを入れていると、最大限に飛翔を曲げつつ、仮にボタンを連打してもJp+A等が暴発することはなくなります。


移動起き上がり方向の再設定

  • 入力方法
    • 移動起き上がりを入力したあと、変更したい方向へキーを入れてボタン
      (その場起きに再設定したいときは、方向キーニュートラル+ボタン)
      • 効能…一度決定した移動起き上がりの方向を変更できる

手癖で入力してしまったり、受身を取ろうとしたが受身を取れずにダウンして入力してしまったり、入力した方向へ布石を敷かれてしまったときに利用できる入力です。
ただし、移動起き上がりを始めてしまうと再設定は出来なくなるので、完全ダウンしている僅かな間に判断しなくてはいけません。

萃夢想では移動起き上がりを選択するとその場起き上がりに再設定することは出来ませんでしたが、非想天則では可能になっています。


スキルカード直接使用で出した必殺技をホールド

  • 入力方法
    • カード使用をB+Cの手動同時押しで行い、Bボタンを押しっぱなし
    • Bボタンを押しっぱなしの状態でカード使用ボタンを押す
      • 効能…入力が面倒だが、スキルカード直接使用で出した必殺技をホールドできる

スキルカードの直接使用時に出る必殺技は、単純にB版の必殺技になっています。そのため、スキルカードを使用する前にBボタンを押しっぱなしに出来れば、スキルカード直接使用で出した必殺技をホールドすることが出来ます。


KO後に間違えて入力してしまったカード使用を無効に

  • 入力方法
    • KO後、カード使用を実行する前にカード送りボタンを押す
      • 効能…カード使用の入力が無効化され、何も起こらない

体力残量僅かの勝負で、何らかの技>カード使用と入力を入れ込んでいた場合、KOしてしまったにも関わらずスペルカード等が発動してカードが無駄になることがありますが、KO演出の時間停止中にカード送りボタンを押すことが出来れば、カード使用ボタンを押したという入力は破棄され、カード送りを実行するだけで何も行動しません。

元々、「ヒットストップ中に複数の行動を入力した場合、最後に入力した行動を行う」現象を利用しているだけなので、当然ながら既に発動してしまったスペルカード等は止めることが出来ません。
非常に入力がシビアなので、出来なくて当然、成功したらラッキー程度に捉えておくのが良いでしょう。


先行入力関連

カード使用の先行入力受付時間を延長

  • 入力方法
    • 同時押しが有効な状態で、B+Cを押した直後にカード使用ボタンを押す
      • 効能…両方のボタン押しがカード使用の入力と認められるため、カード使用が出しやすくなる

手動同時押しB+Cとカード使用ボタンによるB+Cは、全く同じ動作を別のボタンで入力することが出来るため、いわゆるずらし押しによる複数回入力が利用できます。表にすると下図のような感じになります。

カード使用ボタンによるB+Cの同時押しを仮にFボタンと表記します。
経過時間
(単位はフレーム)
1 2 3 4 5 6 7
操作 B+C F
手動B+C
カード使用ボタン
コマンドの認識 B+C
本来なら2Fしかないカード使用の入力受付時間を、タイミングによっては倍の4Fに伸ばすことが出来ます。タイミングが悪いとカード入力として成立していない時間が出来てしまうので、状況はよく見ておいたほうが良いでしょう。

なお、理論上はB+Cとカード使用ボタンを間断なく交互に入力することで常時カード入力として成立させることも可能です。
さらに突き詰めると、Aボタンを1F押す>1F離す>Aボタンを1F押す…という操作を繰り返せば、Aボタンであっても常時入力として成立させることも可能です。
しかしどちらも入力難易度が人間離れし過ぎていて、実用はほぼ不可能でしょう。


先行入力ジャンプキャンセル

  • 入力方法
    • 射撃技の移動キャンセル可能ポイントに合わせて
      • 効能…入力が面倒だが、ジャンプキャンセルを先行入力で行える

射撃技のジャンプキャンセルは、本来なら移動キャンセル可能ポイントに入ってからという入力なので、ずっとを入れっぱなしにしておかないとジャンプキャンセル出来ないのですが、入力の大ジャンプは入力受付時間20Fを有するコマンド入力行動の一種なので、20F-入力に掛かった時間分の先行入力を利用することが出来ます。

ジャンプキャンセルした瞬間に方向キーを入力する手がフリーになっているので、少しだけ最低空空中ダッシュや最低空必殺技等の行動が楽になる…かもしれません。
先行入力ジャンプキャンセル>先行入力最低空空中ダッシュの入力は筆者もたまに利用します。


先行入力回避結界

  • 入力方法
    • 攻撃が当たる直前にDDを押してからガード
      • 効能…入力が極めて困難だが、回避結界を先行入力で行える

回避結界も入力受付時間15Fを有するコマンド行動の一種なので、必殺技等と同じように先行入力で実行することが出来ます。
しかし、ver1.10の入力関連について(6)で文章化したように、ヒットストップ中に入力受付時間が過ぎてしまうと入力が無効になってしまうので、ヒットストップ10Fを持つ標準的な打撃技に対して先行入力だけで回避結界を掛けるなら、とてつもなく素早い入力とギリギリの引き付けが必要になります。
方向キーを離した状態でD入力>相手の攻撃をガード>ヒットストップ中にもう一回Dの入力がなんとか実現可能な入力方法ではないでしょうか。

ヒットストップが短い射撃技(魔理沙のB系射撃等)に対してはそれなりに簡単に実行することができます。射撃技に回避結界を掛けて有利になる場面は多くないですが、覚えておいて損はないかもしれません。


また、非想天則では”に方向キーを入力した状態でDを押しても何も行動しない”という仕様がある(萃夢想ではバックステップが出ていた)ので、もう少し簡単かつ雑な入力方法があります。
  • 入力方法(2)
    • しゃがみガード状態でDボタンを連打しながら相手の攻撃をガード
      • 効能…状況が限られるが、楽に最速回避結界を出せる

バックステップ等が暴発しないのを利用して、擬似的に先行入力回避結界を行うことが出来ます。行動自体は普通の回避結界と全く同じなので、常に入力していくには沢山の問題があります。
  • 霊力が凄まじい勢いで真っ赤になる
  • 多段打撃技の初段に回避結界を掛けてしまい、後半部分を食らってしまう
  • しゃがみガードなので中段攻撃に対しては誤ガードになり、回避結界が出来ない
相手の連係の中にわかりきっている下段or上段の打撃が含まれており、その攻撃に対して回避結界をしたい…という時にだけ使うのが無難でしょう。

ちなみに、回避結界の移動方向は、”2度目のDを入力した瞬間に入っていた方向キー”ではなく、”回避結界の成立した瞬間に入っていた方向キー”で決定します。
なので、しゃがみガード中にDボタンを連打して行った回避結界でも、ヒットストップ中にに方向キーを入れることが出来れば、任意の方向への回避結界を行うことが出来ます。
もっとも、このような難しい操作が出来れるような人は、普通に回避結界を入力しても相当な早さで入力できると思いますので、この現象を利用したい人に取っては実用が難しく、この入力を行えるほど入力精度が高い人に取っては不要であるかもしれません。


通常技等の先行入力受付時間を延長

  • 入力方法
    • ボタンを2F間押してから離す
      • 効能…通常技等の先行入力受付時間が1Fから2Fに延びる

大変複雑になるため省いて(そして省いたまま忘れて)いたものです。
通常技等の先行入力は、ver1.10の入力関連について(4)で文章化したとおり普段は1F分しか効きませんが、2F間ボタンを押し続けて3F目にボタンを離したときに限り、入力受付時間が1F延長されて2F分になります。

経過時間 1F 2F 3F 4F 5F 6F 7F
操作 例1 A入力
例2 A入力 A入力
例3 A入力 A入力 A入力

操作例1のようにボタンを押した瞬間に離したり、操作例3のようにボタンを押し続けた場合は、最速のタイミング1F目と先行入力受付の2F目しかありません。
操作例2のようにボタンを2F間押してからボタンを離した場合に限り、最速のタイミング1F目に加えて、先行入力受付が2~3F目にあります。
毎回狙うのは極めて難しいというかほぼ不可能な領域の入力方法ですが、最低空Jp+Aなど最速を求められる行動のときは、可能な限り素早くボタンを離すよう心がけると、偶然2F間押してから離す入力が成立し成功率がアップするかもしれません。


複合入力関連

必殺技を先行入力しながらガード

  • 入力方法
    • 必殺技のコマンドを入力し、すぐに方向キーをガード入力へ
      • 効能…必殺技の先行入力受付時間内は必殺技が出て、受付時間が過ぎると即ガードに

一旦必殺技のコマンドを入力すると、入力受付時間が過ぎるまでは他の操作を行っても必殺技のコマンド入力はずっと有効なままになっています。
例えば、妖夢で起き上がり時に +B >  と入力すると、リバーサル必殺技入力に成功していれば弦月斬に、失敗していればしゃがみガードになります。
単純に先行入力を利用しているだけなので、弦月斬中に射撃技が来るとガードしてくれる…のような作用はありません。リバーサル必殺技の入力が苦手な方への保険用と言ったところでしょうか。


必殺技とカード使用の同時先行入力

  • 入力方法
    • 必殺技のコマンドを入力し、すぐに方向キーを離しカード使用ボタン
      • 効能…必殺技の先行入力受付時間内でもカード使用の入力受付時間内ならカード使用が出る。
        カード使用の入力受付時間が過ぎると普通に必殺技が出る。

必殺技とカード使用ではカード使用の方が優先順位が高いので出来る入力方法です。
経過時間
(単位はフレーム)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
操作 B B+C
B+C
コマンドの認識 +B B+C +B
起き上がり時などにこの入力を行うと、上記表で言う11~12Fの時点で起き上がったならカード使用が、7~10Fまたは13~15Fの時点で起き上がったなら+Bが出ます。
スペルカードを含むカード使用でリバーサルを行うのはかなり難しいので、保険として必殺技も予約しておく入力方法となります。


まとめ

当たり前なものから何だコレというものまで色々と列挙しましたが、実際に対戦で使って役に立つのはごく一部ではないかと思います。理論上は操作の負担が減る入力であっても、手に馴染んだ入力の方が楽などというのは良くあることですし。
そんな報われない今回の記事ですが、集積しておくのが楽しいのでとりあえずやっておきました。これからも見つかるようならまたまとめて追加しようと思います。


カテゴリ: [システム] - &trackback() - 2010年03月17日 20:34:12
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