ルーガルゲザシ
概略
ルーガルゲザシは帝紀802年に7つの王威の竜輝石のひとつを手にし、失われた王家のひとつを正式に名乗った新興国家である。もともとルーガルゲザシはアルディオン大陸北東部、ローン山脈により大国グラスウェルズより分断された少国家群のひとつで、小規模な騒乱が続く情勢下、一定の国力を持っていた。しかし、グラスウェルズとレイウォールの戦争に過去数度巻き込まれており、かつては立派な都市国家であったが、現在はその城壁のほとんどが破損、また城壁外には新都市区画と呼ばれる治安の良くないエリアが広がりつつある。治安の回復は今後の最重要課題のひとつである。
王宮の後背にルーガルゲザシ神殿が存在する。この神殿は神竜王の三大神殿に数えられており、神竜王への礼拝所としてアルディオン各所から参拝者が絶えることがない。
またこの地方はファウナ族の出身地としても知られている。そのため人口に占めるファウナ率が非常に高い他、ファウナ的な道徳観もあり他の周辺諸国に比べて文化風習や道徳観でやや異なる部分も存在している。
王宮の後背にルーガルゲザシ神殿が存在する。この神殿は神竜王の三大神殿に数えられており、神竜王への礼拝所としてアルディオン各所から参拝者が絶えることがない。
またこの地方はファウナ族の出身地としても知られている。そのため人口に占めるファウナ率が非常に高い他、ファウナ的な道徳観もあり他の周辺諸国に比べて文化風習や道徳観でやや異なる部分も存在している。
地勢
都市国家ひとつのみのポリスではあるが、支配領域は海岸からローン山脈まで続いており、少国家群の中では比較的強壮の国家である。またルーガルゲザシ湾は天然の良港であり、また水産資源も豊富である。ローン山脈に入れば、決して多量ではないが地下資源の採掘も可能であり、ネヴァーフの村落も点在している。
政治
現在の王はアンシャル・ルーガルゲザシ1世。わずか11歳ながら正規非正規の家臣団に支えられ、王威の竜輝石を手に、少国家群の統一を目指している。
宰相として辣腕を振るっているイナンナ・ルーガルゲザシは国王アンシャルの姉。年若い外見に関わらず冷徹冷酷な富国強兵策を実施している。
宰相として辣腕を振るっているイナンナ・ルーガルゲザシは国王アンシャルの姉。年若い外見に関わらず冷徹冷酷な富国強兵策を実施している。
軍事
レイウォール軍との戦争により正規兵がほぼ壊滅しており、現在は傭兵を中心とした兵備となっている。それらの中でも有力なものを正式に正規兵として雇い入れることを進めている他、『王宮直属ファウナ兵』と呼ばれる少年兵の訓練配備を展開している。彼らは見かけは少年少女で非力に見えるが……?
他国との関係
本来王となるはずだったクヌート王子がレイウォールとの戦いで戦没したこともあり、現在レイウォールとの関係は決裂状態、その上、弱小国でありながら王位の竜輝石を手にしているため、いつグラスウェルズの侵攻があってもおかしくない、かなり危機敵状況ともいえる。
風俗風習
多産で多淫なことの多いファウナが多いため、文化的にはやや性に対しておおらかすぎる気風がある。
奴隷制
ルーガルゲザシには奴隷制が残っている。奴隷は主人の所有財産とされ、基本的に職業選択、住居の選択といった人身の自由が存在しない。法的には奴隷の子は主人の所有動産ということになり、家内で育てられるかあるいは奴隷として販売されることも多々ある。
主な用途は労働用。会計・ハウスキーピング能力や戦闘能力の高い高級奴隷は非常に高価で取引される。また、『観賞用奴隷』にいたっては高い知性や技能を持っているものが多く、大枚をはたいても購入できないことが多々ある。少女の時点で奴隷を購入し、あるいは家中で産まれた奴隷に硬度な教育を施しこれらの高級奴隷や『観賞用奴隷』とし、寵愛するものも存在する。
ただし、奴隷に対する過度の苦役や虐待等はあまり存在しない。奴隷は一般人が購入するにはあまりに高価な動産であり、これを無駄に損耗するのは家計にとって大きなマイナスとなるからである。
働きや能力によってはその後、家令として取り立てられたり、奴隷解放され一族郎党として改めて再雇用される等のケースもある。ルーガルゲザシの名家出身の高級奴隷であれば、アルディオン各地で重用される可能性もある。
主な用途は労働用。会計・ハウスキーピング能力や戦闘能力の高い高級奴隷は非常に高価で取引される。また、『観賞用奴隷』にいたっては高い知性や技能を持っているものが多く、大枚をはたいても購入できないことが多々ある。少女の時点で奴隷を購入し、あるいは家中で産まれた奴隷に硬度な教育を施しこれらの高級奴隷や『観賞用奴隷』とし、寵愛するものも存在する。
ただし、奴隷に対する過度の苦役や虐待等はあまり存在しない。奴隷は一般人が購入するにはあまりに高価な動産であり、これを無駄に損耗するのは家計にとって大きなマイナスとなるからである。
働きや能力によってはその後、家令として取り立てられたり、奴隷解放され一族郎党として改めて再雇用される等のケースもある。ルーガルゲザシの名家出身の高級奴隷であれば、アルディオン各地で重用される可能性もある。
婚姻制
多重婚は特に否定されることはない。ただし、複数の相手を平等に愛すか、もしくは家族内で明確な序列を決める等、夫婦関係をしっかりとさせる事が当然の結婚当事者の義務とも考えられている。
男女とも性徴が来ていれば結婚しても良いという風習があるため、特にファウナの場合は実に低年齢で結婚してしまうケースが多々存在する。それらの若すぎる家庭は親元の援助や、忠実な奴隷による家事や家計維持によって支えられることになるが、それらの不可能な層は城壁外のスラムでその日暮らしの生活をしていることが多い。そのためルーガルゲザシの人口調査は遅々として進んでいない状況がある。
男女とも性徴が来ていれば結婚しても良いという風習があるため、特にファウナの場合は実に低年齢で結婚してしまうケースが多々存在する。それらの若すぎる家庭は親元の援助や、忠実な奴隷による家事や家計維持によって支えられることになるが、それらの不可能な層は城壁外のスラムでその日暮らしの生活をしていることが多い。そのためルーガルゲザシの人口調査は遅々として進んでいない状況がある。
服装
一般的なアルディオン大陸の服装の他に、ファウナの民族衣装を纏っているものも多々存在している。また、ファウナの中には毛皮にペイントを施すことで着衣の代わりとし、実質全裸の状態で歩きまわるものもいる。
ファウナの民族衣装
厚手の羊毛フェルト生地のポンチョ風の貫頭衣をかぶり、帯で締める。布地には様々な刺繍を施し、刺繍によってその衣装を着ている人物の出自がわかるようになっている。全裸で過ごすタイプのファウナはこの刺繍の模様を全身にペイントすることで着衣の代用としている。
添付ファイル