事件発生から仮処分まで
逮捕・起訴/刑事裁判
民事裁判
- 2014年7月8日:控訴審判決言い渡し(控訴棄却)。在特会は上告の意思を表明。(判決言い渡し後に行なわれた在特会側支持者の街宣・デモについては在特会・京都朝鮮学校襲撃事件:民事裁判(4)を参照)
- 7月10日:橋下徹・大阪市長、大阪高裁判決をきっかけとして、市内のヘイトスピーチについて具体的対応を検討することを記者会見で表明。
- 7月17日:在特会側、上告。
- 報道
- 桜井誠・在特会会長 on Twitter:「弁護士より連絡があり京都朝鮮学校裁判の上告手続きは7月17日付で完了しました。今後は最高裁の判断を仰ぎます。引き続き裁判へのご支援宜しくお願いします。~」(2014年7月25日-15:34)
- (参考)京都朝鮮学校裁判を支える会(被告側支援組織)〈収支報告とさらなるご支援のお願い〉
- 7月下旬:在特会、京都朝鮮学校襲撃の正当性を訴える文書を国連・人種差別撤廃委員会に提出。(前回の審査後の対応について、在特会・京都朝鮮学校襲撃事件の2010年3月19日・4月2日の項も参照)
- 8月上旬:在特会側、大阪高裁判決で命じられた損害賠償金を支払ったと報告。
- 桜井誠・在特会会長 on Twitter:「京都朝鮮学校裁判の高裁判決賠償金支払い命令について本日担当弁護士に供託金分などを引いた不足額を渡し全額支払いを済ませました。ご支援頂きました皆様に心から感謝申し上げます。今後は最高裁での審理に弁護士ともども全力を挙げて臨む所存です。まだまだ遠き道のりですが応援宜しくお願いします。」(2014年8月2日-17:06)
- (参考)桜井誠・在特会会長 on Twitter:「京都朝鮮学校と関わったという在日韓国人から連絡がありました。過去同校の生徒たちが日本人はもとより在日韓国人の子供にまで危害を加えていたそうです。京都府警が消極的対応に終始する中、在特会が朝鮮学校に抗議してくれて胸がすっとしたと当時を知る在日韓国人から応援のメッセージが届きました。」(2014年8月28日-9:13)
- J-CAST〈「在特会」今後活動がやりにくくなる? 桜井誠会長辞め、1200万円賠償も確定〉
- 9月21日:主権回復を目指す会、京都裁判にも言及しつつ「在特会によって貶められた愛国運動と日章旗」と題するシンポジウムを開催。
- 11月3日:こるむ(在特会らによる朝鮮学校に対する襲撃事件裁判を支援する会)が第26回多田謡子反権力人権賞を受賞。
- 12月7日:「チーム関西」が勧進橋児童公園「奪還」5周年を記念するデモを実施。(予定。在特会埼玉支部のデモは延期)
- 「行動する保守」カレンダー(近畿)〈★勧進橋児童公園奪還行動5周年〉〈■勧進橋児童公園奪還行動5周年〉
- Togetter
- 報道
- (参考)八木康洋・在特会新会長(在特会公式サイト)〈会長職就任の挨拶〉(「私達は朝鮮学校による公園の独占(人種差別撤廃条約違反)を糾弾しましたが、在日であろうとほかの外国人であろうと公園の利用に関して外国人の排斥を主張した憶えはありません。在特会はどのような人種・民族であろうとも平等に利用できるようになった現在の勧進橋公園の状態を高く評価しております。それにもかかわらず在特会の行為を差別目的と言い、真実を捩じ曲げようとしている連中もいますが、今後も、在特会はしつこく真実を発信し続け、目的の正当性を訴え続けます。」)
- 【延期】「行動する保守」カレンダー(関東)〈朝鮮学校解体デモ(仮)in埼玉【在特会埼玉支部】〉(注:一時、現場責任者の1人として八木康洋・在特会次期会長の名前があがっていた。/11月19日頃、「選挙期間のため、開催を来年度に延期します」との告知がなされた)
- (参考)道添隆寛・在特会埼玉支部長 on Twitter:「朝鮮学校解体を訴え大宮でのデモ行進を企画中です。勧進橋児童公園の一件に怯む事無く朝鮮学校解体を訴えていきます。日本人をなめるなよ朝鮮人。」(2014年10月6日-23:03)
- 注/12月4日にも現代撫子倶楽部(代表・中谷良子)による「★勧進橋児童公園★奪還5周年記念日デモ」が京都で行なわれる旨 告知されていたが(11月4日確認)、その後削除された(11月6日確認)。
- 12月9日:最高裁が在特会らの上告を棄却/上告受理申立てを不受理とし、大阪高裁判決が確定。(注/2014年12月12日現在、在特会側は京都地裁・大阪高裁判決を公表・紹介していない)
- 12月中旬以降:地方議会で、最高裁決定にも触れながら国にヘイトスピーチ対策を求める意見書の採択が相次ぐ。
- 2015年2月26日・28日:原告側が記者会見やシンポジウムで裁判を振り返る。
- 2月28日:在特会が「京都朝鮮学校との裁判闘争」の関する「公式見解」を発表(判決は未公表)。
- 3月1日:在特会が「京都朝鮮学校が不法占拠していた勧進橋児童公園を奪還したメンバーの支持を継続し、彼らの意思を継」ぐことなどを目的とする「朝鮮学校解体デモin大宮」を実施。→ 中止(2014年12月7日の項も参照)
- 4月26日:在特会関係者、銀座で「朝鮮総連・朝鮮学校をぶっ潰せ!デモin帝都 第2弾」を実施。
- 10月30日:NHK大阪「かんさい熱視線」で、「傷つけられた子どもたちは今~ヘイトスピーチから6年」と題して被害回復のための取り組みの様子が報道される。(12月10日、NHK総合「NEXT 未来のために『少女たちの再出発 ヘイトスピーチを乗り越えて』」として再編集・再放送)
- 在特会(八木康洋会長)〈在特会会員に対する人権侵害の件〉(「NHKの放送に関しては、朝鮮学校側の視点でしか見ておらず、明らかな放送法違反の偏向報道であります。本件で朝鮮学校側はいまだに我々と戦う意思表示をしているようですが、本件は既に最高裁判所での判決が出ており、戦いは終わっております。まだ戦いが続いているように報道するのは、判決を受け、事件の終結のために最善を尽くしてきた当会の努力を踏み躙るものであり、絶対に許す事はできません。近日中に問題点を整理して、NHKに対し抗議の声を上げるようにいたします。」)
- 在特広報 on Twitter:「京都朝鮮学校の公園占拠に関する一連の件は、すでに刑事・民事で決着がついております。事件そのものが続いているかのような印象操作をすればするほど子供達とやらが傷つくことになります。」(2015年11月7日-0:02)
- (参考)チーム関西カレンダー〈朝鮮人による児童公園不法占拠で罰金10万円 in つる〇し〉(2015年12月13日の欄。12月7日確認)
- 在特会(八木康洋会長)〈完全敗北宣言!?〉
- 2016年3月19日:八木康洋・在特会会長、あらためて事件におけるヘイトスピーチを正当化。
- TwitLonger〈【2016/3/18】 朝鮮総連前の在特街宣 レイシストの発したヘイトスピーチのメモ(閲覧注意)〉(要旨:「川東は『朝鮮人は人間ではない』といって損害賠償を受けた。彼の言は正しかった。信用できないものと付き合う必要はない」「このままの状態を放置すれば、善良な朝鮮人が迫害に会うだけ。だから我々が声をあげている」)
- (参考)西村斉・元受刑者 on Twitter:「あれから今日で7年か~勧進橋公園を不法占拠した京都朝鮮学校。市民の財産である公園を「京都朝鮮第一初級学校運動場」と勝手に公表し、その不法行為を京都市が黙認するどころか不法イベントに後援してた事実を知ってます?これを正して刑務所です〔後略〕」(2016年12月4日-16:38)
- 2017年5月1日:西村斉・元在特会京都支部長、京都朝鮮学校襲撃事件判決について取り上げた京都府の冊子「ヘイトスピーチと人権」をめぐって抗議し、最高裁決定で確定した大阪高裁判決は「後の裁判でひっくり返っています」などとでたらめを主張。
- 2019年12月4日:在特会、勧進橋児童公園隣のホテルのラウンジで「勧進橋児童公園奪還10周年記念祝賀会」を実施。
2014年7月9日:
在特会・京都朝鮮学校襲撃事件:民事裁判(4)の続きとしてページ作成。
(略)
2016年12月5日:在特会会長によるヘイトスピーチ正当化発言の項(2016年3月19日)に参考として西村斉・元受刑者のツイートを追加。
2017年5月2日:西村斉・元在特会京都支部長による京都府への抗議の項(5月1日)を新設。
2019年12月5日:「10周年記念祝賀会」の項(2019年12月4日)の項を親切。
最終更新:2019年12月05日 08:13