4.1.パドルについて
パドルは、水を漕ぐ平面部分(ブレードと呼びます)と、パドラーが握る棒状のシャフトで構成されており、最近はネイティブ・アメリカンのカヌーで使われていたパドルに由来するシャフトの先端にグリップの付いたモデルが主流。また、ほとんどのパドルは現在も木で作られています。これは伝統を大切にすると共に、木が持つ適度なシナリがバネのように働いて楽に漕ぐことができるからとも言われます。
アウトリガーカヌーのレースでは50インチ前後の長さで、ベンドシャフト(シャフトが前方向へ曲がり、ブレードに角度がついている)のパドルが人気です。シャフトが曲がっていることによってストロークの距離が伸ばせ、さらに下向きの力を推進力へ変えることもできるので、効率よいパドリングができるのです。
パドルは個人の体格や体力、チームのテクニックやフォームに合わせて、ちょうど良い長さ、ブレードサイズ、形状を選ぶ必要があります。最近は小さめのブレードを持つパドルが好まれるようです。また、カーボンファイバーなどの新素材を使った超軽量パドルも出始めていますが、レースによっては使用が禁止されている場合もあります。
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最終更新:2007年12月09日 22:19