【2002/03/13 院長夫人殺人事件 熊本県・宇土市】(解決?)
http://www.asahi.com/national/update/0325/SEB201103250019.html
熊本・強盗殺人の被告、７年前の医師妻殺害を自供
2011年3月25日22時57分
熊本市で２月、夫婦を殺傷したとして強盗殺人などの罪で起訴された
同市長嶺東５丁目、無職田尻賢一被告（３９）が、２００４年３月に熊本県宇土市の
医師宅で妻（当時４９）が殺害された事件について犯行を認める供述をしていることが
２５日、捜査関係者などへの取材でわかった。
当時着ていたとされる衣服などが熊本市富合町の山中から供述通りに
見つかったといい、県警は慎重に裏付け捜査を進めている。
関係者によると、田尻被告は２３日、県警の調べに宇土市の事件を実行したことを
認めた。「借金を返すためだった」と話しているという。
県警は２４日、衣服などを捨てたと供述した山中を田尻被告を立ち会わせて捜索。
２５日、同事件の捜査本部がある宇城署に田尻被告の身柄を移した。
宇土市走潟（はしりがた）町で事件が起きたのは０４年３月１３日。
午後３時４０分ごろ、ゴルフ練習場から帰宅した医師が、自宅玄関で妻が血を流して
倒れているのを見つけた。妻は頭に殴られた跡が複数あり、顔を刃物で刺され、
失血死していた。
熊本市の事件では、熊本地検が今月１９日、田尻被告を起訴した。起訴状によると、
２月２３日午後６時１０分ごろ、同市渡鹿（とろく）２丁目の会社役員宅に侵入し、
妻（６５）の首や胸などをバタフライナイフで刺して殺害。現金１０万円などを奪ったうえ、
帰宅した役員の腹などを刺して大けがをさせたとされる。
田尻被告は「借金があり、金が欲しかった」などと話しているという。
02年3月13日午後３時半ごろ、熊本県宇土市走潟町「走潟町医院」院長、
中津卓郎さん（当時５４歳）方玄関で、妻で病院手伝いの千鶴子さん（同４９歳）が
頭部を中心に計約１００カ所を鈍器のようなもので殴られ、殺害された。
死亡推定時刻は午後２時～３時半ごろ。ゴルフ練習場に出かけた中津さんが
帰宅して発見するまでの約１時間半の犯行だった。
遺体近くに血の付いた台所の包丁があったが、致命傷を与えたとみられる
鈍器は見つかっていない。
居間のタンスなど室内の数カ所で物色の跡があったが、
現金や金庫は盗まれておらず、金銭目的か怨恨かは不明。
室内にスニーカーに付いた血による足跡があり、後に米国ブランド
「ナイキ・エアモック」の２６センチと分かった。
http://mainichi.jp/select/jiken/coldcase/etc/cases/10.html
院長の妻殺される そばに刃物が－熊本・宇土（０４年３月１４日）
１３日午後３時３５分ごろ、熊本県宇土市走潟町、「走潟町医院」院長、
中津卓郎（たかお）さん（５４）方の玄関で、妻で病院手伝いの千鶴子さん（４９）が
血まみれになってあおむけに倒れているのを、帰宅した中津さんが発見、
１１０番した。県警は殺人事件とみて松橋署に捜査本部を設置した。
調べでは、千鶴子さんは顔に複数の刺し傷があり、そばには凶器とみられる
刃物が落ちていた。殺害されたのは、中津さんが家を留守にしていた
午後２時～３時半ごろとみられる。２人は同１時まで自宅敷地内の医院で
診療していた。子供３人は県外に住んでおり、２人暮らしだった。
現場は国道５０１号近くの畑に囲まれた一角。近所の人は
「（千鶴子さんは）明るく気さくな人で、理由が分からない」と話していた。
【石川淳一】
http://mainichi.jp/feature/sanko/archive/news/2008/20080526org00m040035000c.html
宇土の院長妻殺人事件：発生から丸４年 情報提供呼びかけ
宇土市走潟町の医院長の妻、中津千鶴子さん（当時４９歳）が
自宅で殺害された事件から１３日で丸４年。県警の横内泉本部長は
１２日、捜査員約８０人による捜査を指揮し、情報提供を呼びかけた。
調べでは、０４年３月１３日、帰宅した夫の院長が自宅玄関で、
頭など数十カ所を鈍器で殴られ失血死している千鶴子さんを発見した。
警察庁は０７年７月、有力情報提供者に上限３００万円が支払われる
捜査特別報奨金制度の対象に指定した。
横内本部長は「どんな小さな情報でもいいので提供してほしい」と話している。
http://mainichi.jp/feature/sanko/archive/news/2008/20080601org00m040025000c.html
