2004/10/07 in the city TOKYO 2004 J-UNDERGROUND~サイケデリック物理学 reloaded in 2004 #2

  • 出演
  • Killing Time?(ゲスト 小川美潮?
  • 戸田誠司
    • 戸田誠司(comuter, guitar)、RYO(guitar)、中原信雄(bass)、鈴木光人(keyboard)
  • やの雪&赤城忠治
    • やの雪(thermin, vocal)、赤城忠治(guitar, vocal)、横川理彦(violin, guitar)
  • 駒沢裕城(pedal steel guitar)
  • くじら
  • 会場
    • 渋谷CLUB QUATTRO
  • Open/Start
    • 18:00/19:00
  • Charge
    • \4,500

セットリスト

  1. キノコ
  2. 夢見るための花
  3. たまご
  4. KAPPA
  5. ナガラリバー
  6. DRAGON
  7. SANSO
    アンコール(駒沢参加)
  8. Twist and Shout
  9. サボテン

レポート(やっき)

会場についたのが開演直前だったので、後ろのほうで観ることになるのかなあと思っていたら、会場に入ったところでいけさんに遭遇し、席をとっておいてくれたというではありませんか。スタンディングだと思っていたら席が用意されていたということで、二重のラッキー(もう3時間とかスタンディングは体力的につらいですから)。

で、席に荷物を置いてドリンクを取りに行っている間に会場暗転。定時にライブが始まるなんて考えてなかったので、焦りました。慌てて席に戻る。

トップバッターはKilling Time?。個人的にはくじらの次によかったです。板倉文?さんのバンドという予備知識しかなかったので、板倉さんがメインかと思いきやさにあらず、誰が前に出るということもない渾然一体としたサウンドでした。いろんな食材を放り込んだ鍋料理って感じでしょうか。味付けはもちろん一級品。関係ないけど Ma*Toさんのキーボードのところにへぇボタンが取り付けてあって、いつ使うんだろうと思っていたのですが使わず、終わった後に何回か叩いたのですが、音が拾われませんでした。ちょっと悲しい。次回のライブは12月25日にジロキチだそうで、時間があれば行きたい。

二番目は戸田誠司。ポップな人というイメージだったので、ステージにコンピュータが置かれているのを見て、エレクトロニカなのかなと思っていたら、いきなりの爆音。いやー全身ビリビリときました。身体が震える(比喩じゃなくて)ほどの大音量って久しぶり。終わったあと耳鳴りがしたのも久しぶり。でも、たまにはこういうのも悪くないと思いました。しかしこういうのやるならスタンディングのほうがいいような。

続いてやの雪。テルミンを踊るように演奏してました。ギターとボーカルで赤城忠治とバイオリンとギターで横川理彦が参加。テルミンとバイオリンの音色が絡まりあってよかったです。赤城さんはニューアルバムから2曲ほど歌いました。ちょっとぎこちない感じでしたが、声は好み。その後ふたたびやのさんメインで、それまでの静かな感じから激しい曲になったところで、赤城さんはなにも楽器を持っていないのでどうするかと思ったら、いきなり踊りだしました。しかもかなりノリノリでぶんぶん腕を振り回したりして。永野護みたいな外見で(って、伝わる人少数のような…)、あのダンスはちょっとすごいですよ。今回はマジックとかものまねとかなくて普通のライブかと思わせてこれですよ。さすが福岡さん。あれはサイケ物理のコンセプトを体現してほしいと赤城さんに頼んだのだと想像してみます。

そして、Qujila“Dragon”Orchestraのメンバーでもあった駒沢裕城?。ペダルスティールギターのソロということで、Qujila“Dragon”Orchestraヨナの夢」みたいのを想像していたのですが、全然違いました。こんなに多彩で複雑な音が出せるのかと驚きました。私の位置からだとちょうどステージ上のモニターに隠れて駒沢さんの手元が見えなかったんですが、どんな風に弾いているんだろうと気になりました。3曲という短いものでしたが、素晴らしいものでした。

トリはわれらがくじら。ここのところ連続参加の小峰さんも。もはや4人目のメンバーになりつつあります。久しぶりの大きな会場で、これまでのアウェーの経験からすると、定番曲中心だろうなと思っていたのですが、いきなり「キノコ」。これはまったくの予想外でしたが、いきなりノリノリ。やっぱりクアトロは音響がいいんですね。全ての楽器の音がくっきりとしていました。ドラムもシャープな音で、いつもは身近な楠さんが遊佐さんのライブのときのように遠くに感じられました(笑)。ちょっと不満だったのは、小峰さんのアコーディオンの音が弱かったこと。もっと大きくしてもよかったんじゃないでしょうか。以後は定番&盛り上がる曲中心で、やはり強制コーラスも。ホームのくじらファンが固まっていたので、みんなで大合唱。杉林さんも楽しそうでした。いつもよりスペースがあるので動きも大きく(笑)。そうそう、はじめてくじらのライブを観たとき、ギターを弾きながら大きく屈伸運動する杉林さんが印象に残ったことを思い出しました。

アンコールでは駒沢さんも登場。久しぶりの共演に(というか私は観るのははじめて)胸が熱くなる。いっそのこと清水さんも参加してほしかった。というか清水さんが参加した「プロペラ」を一度でいいから生で聴いてみたいです。「どんな感じで終わるのがいい?」という杉林さんに、会場から「Twist and Shout!」の声が。で、いきなり歌いだす杉林さん。ほかのメンバーも加わって1コーラス歌いきりました。その勢いのまま「サボテン」へ。いやあ、ここは立ち上がりたかった。誰か一人でも立ち上がる人がいれば自分も…と思っていたのですが、率先して立つことは出来ないヘタレな僕。メルシィ・僕。

後日、はてなダイアリーやmixi日記で行った人の感想を読んだのですが、軒並みくじらの評価が高くて鼻高々でした。特に松永さんのベース人気が高いです。考えてみれば松永さん初参加の「CIRCUS」は1995年。ライブはおそらくその少し前から参加していると思われるので、今の編成になってから10年経つんですよね。そりゃあもう鉄壁のチームワークですよ。つーかこのメンバーでミニアルバムとフルアルバム1枚ずつしかないってどういうことよ。ライブアルバムでもいいから、形に残してほしいと切に思います。

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最終更新:2005年05月08日 23:32