2005/08/14＠MANDA-LA2 - 木星クラブ - atwiki（アットウィキ）

2005/08/14 さかな　くじら　Xnox

出演
- Xnox
  - 楠均(vocal, guitar, paper drums)
- さかな
  - POCOPEN(vocla, guitar)、西脇一弘(guitar)
- くじら
  - 杉林恭雄(vocal, guitar)、楠均(drums, chorus)、松永孝義（bass）、小峰公子（accordion, chorus）
会場
- MANDA-LA2（吉祥寺）
Open/Start
- 18:00/19:00
Charge
- \2,300/2,500+drink

セットリスト

Xnox

かぼちゃ
きゅうかんボーイ
つりがね
蛇にかまれた人のように
Happiness is loneliness
Jessica (original : The Allman Brothers Band)

さかな
不明

くじら

アンコール（全員出演）

アザミ
Panamanian Hat
サボテン

レポート（やっき）

さかなとの対バンということで盛り上がっている方々が多かったのですが、くじらとXnox初共演ということでも大変メモリアルなライブでした。知人に前売りチケットをお願いしていたため、最前列をがっちり確保。

トップバッターはXnox。楠さんが当初さかな単独のライブとして告知していたところに、くじらとXnoxが参加することになったということで、さかな単独ライブと思っていらっしゃった方にお詫びし、「今日は最初に私が場を濁し、しかも最後にくじらが出て場を破壊することになってしまいました」なんてMCから始まりました。

今回はなんと新曲が2曲も。まずは「きゅうかんボーイ」というきゅうりの歌があるのにかぼちゃの歌がないのは不公平ではないかということで、今朝作ったばかりという「かぼちゃ」。リズムで「パンプキン」を表現しているというかわいらしい曲。

評判が悪いという（そんなことはないと思うのですが）「つりがね」は、あまり冒険をしなかったので失敗しなかったとのこと。どちらかといえば冒険してもらった方が楽しいのですが（笑）。

POCOPENさんから借りたというギターの指のすべりをよくする薬液をたっぷり塗りこんで披露された新曲の「蛇にかまれた人のように」はシンプルなギターの弾き語り。楠さんの歌声をじっくり楽しめる曲になっています。

「Happiness is lonliness」では曲の最後でシャウト。「Jessica」もアグレッシブな感じで、今日は血圧高め（笑）なXnoxでした。

楠さんはそのまま残り、さかなに一曲参加することに。コーラスも加わって、いつもとは違った雰囲気…なんでしょうが、私はさかな初ライブなのでわかりません（笑）。

ということであまり細かいところまでは気が回らないのですが、第一印象としてはPOCOPENさんはすごくまじめな人だなあという印象。よりよい演奏と歌を求めていらっしゃるようで、その想いがこちらまで伝わってきて、背筋がピンと伸びてしまいました。曲の感じは結構リラックスできる雰囲気なので、ちょっと不思議な感じ。声はちょっとふちがみとふなとの渕上さんに似ているでしょうか。あと高音部で時々鈴木慶一さんのような歌い方をしてました。あとは二人のギターの絡み合いが面白かったです。淡々と流れるような西脇さんのギターに、ガッ、ガッと食い込んでいく感じのPOCOPENさんのギター。イメージとしては岩肌にハーケンを打ち込んでいくような。

そしてくじら。最初の一曲はさかなとセッションする予定だったらしいのですが、POCOPENさんが片付けてしまったために、アンコールに回されることに。

やっぱりMANDA-LA2は音がいいですねえ。夏らしく「島の娘」から。杉林さんがいつもよりイントロを短くしていきなり歌に入ったみたいで、小峰さんが苦笑。楠さんは手馴れた感じで（笑）即座に対応。

少ない曲数で盛り上がるタイプの曲が多かったからか、楠さんはここでもアグレッシブでした。小峰さんもノリノリ。松永さんはいつもどおり渋く。時間がなかったのでMCも少なく、ぎゅっと濃縮されたようなライブでした。単独だと結構ゆったりとした感じなので、こういうのもいいものだなあと思いました。

アンコールでは、さかなのコーナーで披露できなかった「世界一訳しにくい言葉」というネタ（？）。コンゴの「イルンガ」。「一度目はどんな悪口を言われても許し、二度目も我慢するが、三度目は絶対許さない人物のこと」だそうです。そして全員セッションの「アザミ」「Panamanian Hat」「サボテン」。POCOPENさんがくじらの曲を歌ったり、杉林さんがさかなの曲を歌ったり。POCOPENさんがちょっと緊張気味だったのに対し、杉林さんは自分の歌かのように歌いこなしていたのが印象的。イントロのギターからして主導権を奪っている感じでした。西脇さんのギターも良かったです。4人編成のくじらはすごくバランスいいと思うのですが、こうしてギターがはいっているのを聴くと、もう一人いてもいいかなあなんて思ってしまいます。

ライブの感想をどうぞ。