歴史

83 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/09/01(木) 22:23:31 ID:fpSG6FZW
今ではないとき、ここではない場所で・・・・・・・

七三にわけた金髪蒼目で眼鏡のイカにもコンピュータヲタクな顔をした青年が
暗い部屋の中で、一人ディスプレイに向かっている。

「まさか、こんな面白いゲームが手に入るとはおもわなかったな。
 AOEやCiv3よりは、はるかにおもしろいじゃないか」

彼が目にしているのは、ある小さな、そして原始的な村の風景だ。
獣の皮で作られたテントが、あちらこちらに映っている。
そして、操作している者以外にはよくわからない、データウインドのようなものも
いくつか表示されている。

「しかし、指導者を作り上げて、海を渡ったはいいが、ついてきたのは男ばかり
 どうにかして、女を確保せんと、3~4世代で近親交配率がすごいことになるぞ」

そのウインドのひとつに表示されているのが人口比率らしい。「♂62♀14」と表示されている。

「南の村から拉致ってちまうのがはやいか?
 でも、やつら、人口だけは無駄に多いんだよな。下手なことやって
 戦争にでもなると、こっちもやばいなぁ」

広域マップが表示され、島と思われる場所の南端部分が拡大される。
そこには、やはり原始的な集落があり、一面に畑が広がっている。

「よしよし、まだ金属はもってないな。といっても連中も銅そのものは
 見つけてるみたいだし時間のもんだいかな?錫の発見を急がせるか?
 いや、乗馬技術のほうが先か?近くて石炭が見たかったのは大きかったなぁ。
 しっかし、やつらはチートでも使ってるのか?こっちとは方向性が違うけど
 なんか妙に技術の進みがはやいぞ?まぁ、いいさ、鉄さえ作れれば・・・・」

こうして、彼の夜はふけていく。ディスプレイの中でビルと呼ばれる存在がにやりとわらった。


参照(白い人)

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最終更新:2005年09月02日 10:45