戦略②/ストーン・エイジ

 戦略②:『無食料戦術』

 『無食料戦術』とは?

ストーン・エイジでは毎ラウンドの終了時、
『保有する住民コマ数』ー『農業レベル』
の『食料』を供給する必要がある。

例:5コマと農業レベル1なら、4食料。

 

ただし、供給する『食料』が不足していた場合、

①『任意の資材』1つを『食料』1つ分として供給する。
または、
★②不足分の数にかかわらず、可能な限りの食料を支払った上で、
得点を『10点マイナス』する。
※得点はマイナスに突入してもかまわない。(0点の段階でも-10点にして食料供給することは可能)

 

一見ペナルティに思えるこの②のルールを悪用…げふん。
ではなく、逆転の発想により有効活用し、戦術として成立させたのが、
『無食料』戦術である。

一般的には、大量住民&大量建物による、無食料戦術の形態をとる。

 

食料1つの価値は2、つまり5人分の食料5つの価値は10となる。
だったら『食料5=価値10』を払うのと『-10点』はほぼ同じ意味じゃねぇの?
ってか、6人分以上の食料を払うぐらいなら『-10点』で踏み倒した方がお得じゃん!?
って発想の戦術。

確かに『農業』に頼らず、10人分の食料を確保するには膨大な労働力を要する。
それなら、その分を資材調達に回し、得点へと変換できれば、はるかにお得ともいえる。

 

ゲーム的なイメージとしては、自分達では食料を自給せず。
その分価値のある物(ゲーム中なら建物建築や文明的道具)を作り、それとの交換で食料を賄う。
原始的な、経済的分業体制の確立ともいえるので、イメージが壊れるような戦術ではない。

 

▶ 『無食料戦術(特化型)』/基本

 

・住民コマ増員は優先。特定のボーナス文明は最優先。余裕があれば多少の道具レベルも。

 基本的に人数が増えれば増えるほど、食料を踏み倒すメリットは増えるため、村活動の中では最優先で家(住民コマ+1)に派遣したい。
 ※ただし、得点源の確保は極めて重要(特に特化型では死活問題)なため、『住民×2』『建物×3』のボーナス系文明カードは、これに先んじて獲得しに行きたい。
 道具に関しては他に比べ重要度が下がるが、のちのち建築資材集めの際に金や石材が欲しくなるので、端数処理のため多少の道具レベルが欲しい。3~4レベルぐらいあれば、まぁ、事足りるかな?
 

・得点(-10点)での食料支払いは5食以上の不足を目安に。

 初期食料は12。1ターン目に住人+1で、2ターン目で使い切る計算。1,2ターン目で連続して増員できると、7人、食料6で、踏み倒すにはもったいないので、1人を狩りに派遣するか、文明カードの即時ボーナスで調整したい。
 2ターン目までに7人で、『住民×』『建物×』ボーナスの文明カードがまだ残っている状況なら、おそらく無食料戦術に特化して問題ない。(十分戦える状況)

・得点源は『建物』と『文明カード』

 無食戦術は-10点を繰り返すため、当然他プレイヤーより多くの得点を稼げなければ勝負にならない。

『建物』は他プレイ以上に枯渇に注意すること。余裕があるなら、序盤は文明カード優先。中盤以降減ってきたら、高価値資源で高得点建物をがっちり抑える。『建物ボーナス』を確保できていれば大量の安い建物を作りに行っても良い。

最優先の文明カードは『住民ボーナス』がつくもの。最終的に当然10人まで住民コマを増やすため、実質×1ボーナスで10点の価値がある。×2で20点。このボーナスをいくつ獲得できるかが、実質勝利を決定づける要件と言ってもいい。

次いで、点数を稼ぎやすいのが『建物ボーナス』。『建物×3』と特に大きいボーナスがあるため、これは最優先で取りに行きたい。『無食戦術』は住民コマに余裕が出やすいので、資材を獲得しやすく。手持ちの資材に余裕があれば、建物建築と、村、資材の調達、文明カードの獲得を同時にできると言う強みがある。

 

・基本は農業関連、食料は無価値。(※特化型の場合)

村の農場による、農業レベル+1、『農業レベル×』ボーナス系の文明カード、食料即時ボーナス系の文明カードは基本的にボーナスに値しないため、基本は無視で。

ただ、緑の文明種類ボーナスの確保や、即時ボーナスの資材が欲しい時は、支払う資材量と手持ちの相談で。

 

▶ 『無食料戦術(特化型)』のメリット

・やる事が分かりやすい。

 ①住民コマを増やす。
 ②『住民ボーナス』と『建物ボーナス』の文明カードを確保する。
 この二つだけ達成できれば、後はだいたい何とかなる。 

・爆発力がある。

 『住民ボーナス』は『×1』が3枚、『×2』が2枚、で最大『×7』
 『建物ボーナス』は『×1』が2枚、『×2』が2枚、『×3』が1枚、で最大『×9』

 このうち『住民ボーナス×5』、『建物ボーナス×6』を確保できれば、かなりの得点が期待できる。
 (個人的な感覚の話w)
 まぁ、『住民ボーナス』で50点、『建物ボーナス』で40点オーバー(7~8件ほど)、
 その他でボーナス累計が100~120点。
 ここに建物得点で110~点ぐらい。

 後は(ラウンド数-2)×-10点されるわけだが、状況が整えば、住民コマの数に物を言わせて毎ラウンド、-10点以上の得点を稼げるはず。
 状況にもよるが150〜200〜ぐらいがトップ目の境なので、充分トップを狙えているはずだ。
 

▶ 『無食料戦術(特化型)』のデメリット

 ・弱点がはっきりしている。

  方向性が明確なだけに、その方向性が阻止された場合、一気に計画が破綻してしまう。
  最重要ポイントである、住民ボーナスと、建物ボーナスの文明カードの入手の失敗。
  ここで、得点を確保できないと、稼げるポイントが限られる。
  『-10点』×αのハンデがある分、これは致命的な問題となりうる。

  もう一点の弱点は、建物の枯渇。
  住民コマ大量戦術の強みは、その人海戦術で多くの資材を確保できる点。
  ただ、それが点数化される前に建物が枯渇してゲーム終了してしまうと、
  手持ちの金も石材も、ただの1点の塊になってしまう。

  住民コマの増員は効果が発揮されるまで時間がかかるので、ラウンド数が長い方が一般的に有利で、
  早期決着程、厳しい展開になりやすい。

  場合によっては最後の建物に住民コマを派遣して、建築せずに終了してラウンドを引き延ばすのも手。
  住民コマの多さを最大限に活かせば、一手損しても、より得点を稼ぐのも不可能ではない。

 ・はまれば強いが、外せば惨敗。

  (-ω-;)いやー、文明カード取り損ねたときの惨敗プリったら…
  むしろ点数が-(マイナス)に突入するんでないかとw


▶ 『無食料戦術(特化型)』総評

  まぁ、こういう戦術もあるんだと知っておくこと。
  
自分でやるのはムズイので、おススメは…(;^ω^)
  少人数戦の方が文面カードを確保しやすいので、2人プレイヤー戦なら、実践レベルかも。
  やられそうだな、と踏んだら、早めに建物を建てて潰していったほうが良い。
  3人以上、特に4人戦ではキツメの感じ、
  ただ、初めてやられたときはちょっと感動した。こんな戦術もあるのかと Σ(゚Д゚;エーッ!?   

 

  

 
 

   
  

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最終更新:2015年10月02日 21:39