知識の薬/個別カード/十二季節の魔法使い

 No.25 知識の薬(魔法のアイテム)

【コスト:水、水】【得点:0】
《起動》知識の薬を生け贄にする:魔力トークンを5個得る。

・効果で得ることのできる魔力は、好きな魔力を5個。
・魔力5個を獲得後、リザーブからあふれた場合は、その時点で即座にリザーブに収まるように全ての魔力の中から選択して破棄する。

 考察

薬シリーズ、水。
薬シリーズの中でも個人的に最も評価の高い一
枚。

効果は、このカードを生け贄にすることが条件(薬シリーズ定番)で、好きな魔力5個を獲得できる。
魔力5つの価値は、単純に点数化すると、最高効率の変転でも3点×5個の15点。
『土のアミュレット』と大差ない。
だったら召喚コストに回したほうが良さそう。まぁ、5つあれば重めのカードコストも負担は出来る。

でも、個人的なこのカードの評価ポイントは、その使い勝手の良さと、応用力の高さ。
事前に召喚して置いて、いつでも「起動」で5つの魔力を獲得できるというのが最大の魅力だと思っている。

 

活用案その1:1年目に早期に召喚したいカードの魔力コストを補う。

『春の杖』『運命の手』『イジャンの忘却の壺』『時の砂時計』『驚愕の箱』
いずれも、早期に召喚すればするほど恩恵を受けれるけど、コストが重めなのが難点。
※『驚愕の箱』は比較的召喚は簡単だが、そのままでは魔力不足で数ターン恩恵を得られないことが多い。
季節ダイスの目が悪いと、1年目ですら召喚が難しく、ボーナスを使う羽目になることも。

が、『知識の薬』のコストは水2つのため、比較的早期に召喚がしやすい。そして好きな魔力を5つ産み出しつつ、このカードは生け贄になり、召喚レベルを開けるため、他のカード召喚を引き込むのに最適。

特に強力なのが、上記の優良カード2種類(あるいは同種2枚)を一気に召喚してしまう戦法。
季節ダイスで魔力を2〜3個確保した状況で『知識の薬』の効果を使えば、2枚を一気に召喚してしまうこともそう難しくない。

例えば土の季節に土1つ確保して、『春の杖』×2召喚。
色が散らばって召喚が厳しい『運命の手』と『イジャンの壺』も、『手』→『壺』で、魔力5つで召喚可能。『手』のコスト:3クリスタルにしても、変転ダイスを取れば、最効率魔力を1つを余分に選べばだいたい条件を満たせるはず。

他にも1年目に相手の重要カード召喚に合わせて、『信心深きサイラス』×2連発とかの凶悪な狙い撃ちも充分可能。
かなり突飛な組み合わせの召喚を無理やり達成できるのが強力な点。



活用案その2:終盤、ボーナスを使った大量魔力変転で得点を稼ぐ。

先に召喚しておけば、いつでも好きな魔力5つを産み出せるというのを活かすもの。
ボーナスを使った変転は、多くの魔力を最高効率で変転できないと意味が薄い。
その条件に最もマッチしているのが『知識の薬』の効果。

もちろん、最高効率の魔力を選択しても、5つでは不十分。
ただ、ボーナスは基本的にいつでも使えるため、他の魔力獲得系のカードを複数準備した状況で発揮できれば、一気に超得点を叩きだすことも可能だ。

 

活用案その3:適当に魔力コストとして使用するために備える。

表現は適当だけど、この「備える」ことが出来るのが強み。終盤のダイスドローは、引いてきたカードを召喚、あるいは効果を活かすために魔力の条件が整わず、失敗してしまうことも少なくない。例えば『聖杯の杯』を引いて、四苦八苦とか。
で、そのリスクをかなーり軽減してくれるのがこの『知識の薬』の効果。
いつでも、それなりの魔力を産み出せるっていうのはそれだけで十分強い。

しかも、使い所を外しても、最後は魔力変転にでも使えばいいので、無駄になることがほぼない。
さらに生け贄で召喚レベルに空きを作れると至れり尽くせり。

 

弱点は必ず一度に5つの魔力を産み出すため、リザーブの魔力数が(通常なら)2つ以下の時じゃないと、溢れてしまう点。まぁ、カードの組合せ、変転ダイスでたいていどうにかなるわけだが。

 

で、相性の良いカードは、前述のとおり永続系の早期召喚したいカード
『春の杖』×2、『物乞いの角笛』×2+変転系、『運命の手』&『イジャンの忘却の壺』
など、強力なコンボで出しにくいのとセットで獲得できるとかなり強力。

あとは『イオの財布』『吸血の王冠』『ラグノールのペンダント』あたりをセットで入手できたら、一発大量変転で活用できる。

 

一方相性の悪いカードと言うのは、まぁ、まずない。
召喚してすぐに『信心深きサイラス』とか『首長のアムサグ』とかを打たれるのは痛いけど、このカードに限らないしなぁ・・・。

 

使用タイミングはコンボ要因があればそれに合わせて。召喚コストの1年目か、変転の2〜3年目か。
でも、だいたい何年目でも無駄にならないのがメリット。

 

ドラフトの優先順位はB~C(3〜6枚目)クラス。
普通に使い勝手が良いので、「できれば早めに確保したいんだけど、まず先に得点源になるコンボパーツを・・・」って展開になりやすい。

個人的には強力なコンボが揃ったなら、優先して確保している。

ただ、使い勝手が良いものの、このカード単品では勝ち筋を産み出せるわけではなく、他のカードでも補填が利く場合も多いので、一般的にはもう少し扱いが下がるかも。それでもC(4〜6枚目)クラスか?

やや強い、ぐらいの良いポジションのカード、結構ドラフトでの獲得タイミングがバッティングする(次に取ろう。と思っていたら無くなっている)印象。
でも、まずは中核カードを確保しないといけないしなぁ・・・(-ω-;)ウーン
いずれにしろ良カードなので、ダイスドローとかで引いてくると、とりあえずで嬉しい。

 

▶ 関連

『土のアミュレット』『春の杖』『運命の手』『イジャンの忘却の壺』『時の砂時計』『驚愕の箱』『信心深きサイラス』『聖杯の杯』『物乞いの角笛』『イオの財布』『吸血の王冠』『ラグノールのペンダント』『首長のアムサグ』

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最終更新:2015年10月31日 10:50
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