時のブーツ

 No.7 時のブーツ(魔法のアイテム)

【コスト:クリスタル0個】【得点:8】
《発揮》季節トークンを前か後ろに1〜3スペース移動する。

・《発揮》カードを「召喚した/場に出した」時に即座に効果を発揮する。
・このカードの効果で季節が変わった場合、即座に「季節が変わるたびに・・・」の効果が発揮される。

 考察

ついに語らねばならなぬ、Sクラスのカード。
初手に有ったらとりあえず確保しとけや、みたいな?

まぁ、時を操る能力はボスキャラのものと相場が決まっているしね!
(・∀・) ザ・ワールドとかw

使い方にコツが必要だが、おそらく初級者殺しの、隠れた凶悪カード。
このカードに対して駆け引きが出来るようになると中級者になった目安
と、勝手に思っている("^ω^)

 

まずコストが無料にもかかわらずカード素点が8点。
この時点で、とりあえず確保して良いレベルw

で、効果。季節トークンを1〜3スペース(1〜3ヶ月)前か後ろに移動できる。
3ヶ月は季節1つ分に当たるので、このカードの効果で季節を変えることが可能。

問題はどちらに移動させるべきだが、普通に考えれば自分の状況が長期戦に有利なら時間を戻す。
例えば、『驚愕の箱』などで得点を得られる状況で、他のプレイヤーよりラウンドをかけた方が有利な時。
または、手元にカードが残っている状況で、召喚レベル不足や、魔力不足で、時間が欲しい時。

立場が逆なら、時間を進めて差を縮めに行きたい。

自分の状況に合わせて柔軟に使用できるのがこのカードの強み。
『時の砂時計』のような季節変化で効果を発揮するカードと組み合わせるときは、季節を変化させるのも良い。

 

と、初見の建前的なことを言ってみたが、このカードの本当の価値はもっと限定的な状況で発揮されるw

使うタイミングは3年目の終盤で、以下の条件を満たす時。
1.自分がそのラウンドの最終プレイヤーである。
2.残った季節ダイスにより、1~3ヶ月進めることで3年間が経過する。

このタイミングでの使用が、最もこのカードの真価を発揮できる。

つまり「他のプレイヤーに何もさせずに、ゲームを意図的に終了できる」と言うこと。
最終プレイヤーであることが重要なのが、このため。

で、どう有効に使うかだが、
まずこの状況を意識していないプレイヤーは、カードを抱えたまま終了させられることになり、残カード数×5点のマイナス。さらに召喚できていたら受けるはずの得点や、変転できていたはずの得点も失うことになる。
これだけで、軽く20~30点分ぐらいの効果になりかねない。

次に更なる追い打ち。
有効なのが『オニスの忌まわしき魂』を召喚、押しつけ、ブーツ召喚。
自分はオニスで10点獲得しつつ、-5点カードを押し付け、カード効果でさらに-3点。靴で8点も確保できるので、2人プレイなら相対効果でこれだけで26点分。
あとは『女預言者ナリア』『アルゴスの悪魔』『首長のアムサグ』といった、強制的にカードを引かせる、または手札に戻させるカード。相手は手番が回ってこないので確実に-5点になる。
もちろん、自分の手札に来たカードはちゃんと召喚し終われる体制は整えておきたい。

特に『首長のアムサグ』の効果で『時のブーツ』を手札に戻す選択をすれば、コスト無しの2連続使用で一気に6ヶ月時を進めることが出来るため、3年目の土(春)の季節から直でゲームを終了となりかねない。自分の体制さえ整っていれば、相手は完全に計画を破壊され、相対効果は50点以上の絶大なものとなる事も。

 

逆に言えば、相手がカードを1枚でも持っている場合、3年目の火の季節の先手番では、常に『時のブーツ』でゲームを強制終了させられる可能性があることを意識しておきたい。1枚なら3ヶ月+季節ダイス。
2枚以上なら6ヶ月+季節ダイスの分動く可能性もあると思って対応したほうが良い。

その可能性があるときはボーナスを使ってでもやるべき事(全カードの召喚、魔力の変転)は極力済ませておきたい。もちろんそれをあざ笑うように、逆に時を戻されたりすることは覚悟のうえで(-ω-;)ウーン、性悪なカード。
結果的に、どう使われてでも勝てるだけの得点力をつけるか、あるいは使われないことを期待して(賭けに出て)勝ちを狙いに行くかは状況次第。
もっともドラフトで、相手が獲得した事がわかるときは、当然使用されることは前提で対応しよう。

 

 で、相性の良いカードは前述のとおり、コンボになる『首長のアムサグ』『女預言者ナリア』『アルゴスの悪魔』。もちろん筆頭は『首長のアムサグ』。あとはドロー系カードで、相手にばれずにもう1枚の『時のブーツ』を引けると鬼。

一方で相性の悪いカードは思いつかない。

どっちかと言うとこのカードの使用法が「一発芸」に近いので、他のカードをどう選択するかが重要。

 

使用タイミングは何はともあれ3年目以外に考えられない。
とりあえず、安定して3年目に1枚回せるのはありがたい。
 

ドラフトの優先順位は、S(1枚目)
相手にばれていないということが、もっとも重要なカードなので取るなら1枚目。

逆に、使用されることを覚悟のうえで対応するのであれば、取らずに相手に回しても良い。

見えていれば、まぁまぁ対応可能なのでそれほど怖くない。
もっとも、2枚目を使われたり、『首長のアムサグ』を引かれたりと、恐ろしい事も起きかねないので、あえて見せた上で、あとから確保する手はあるが、相手も対応するので、期待値は大きく下がる。

 

ただ、初心者キラーではあるが、慣れた相手だと予測対応してくるので、意外と期待したほどの効果は得られないかも。あと、多人数プレイだと、使用タイミングの調整が難しいので、やはり期待価値は下がる。

と言いつつ、コスト無しでそこそこの得点があって、効果は応用が利くので、そもそもが悪くなかったりするw

【追記】

やはり、一定レベル以上相手の場合は結構賭けになり、使用所が限られてしまう。
流石に、2回、3回使用は防御不能の可能性が高いが、単独1枚では大きな効果を発揮できるかは・・・(-ω-;)ウーン。
いや、ドラフトの1枚目で選択したいカードであるのは変わらないのだが、それが絶対的選択肢となるカードではない。
カード巡りの影響も大きい。が、それでもBランク以上の価値のあるカード。
あと、使いごなしがいは間違いなくある。

【追記2】

4人プレイの実戦で、ブーツ2枚&首長のアムサグが巡ってきたので、握ってみた(・∀・)ニヤニヤ
まぁ、ドラフトで、1枚は確実にばれているのだが、3回分(アムサグ再利用で)までは警戒されないかなぁーっとw
で、3年目の頭に最終プレイヤーが回ってきたわけだが・・・、手札6枚で召喚レベルが足りない&魔力が足りない。

orz ダメじゃん。ボーナス2回使っても足りん。

結果1周(4ターン)待って、火の季節に6ヶ月進めて強制終了。でも、2人は手札0枚にしてたので、効果薄し。アムサグで1枚は戻したけど、1位には届かず。ざんねん。
(-ω-;)ウーン、やっぱ多人数プレイだと調整がかなりシビアになる。
でも、3年目の頭にかましてたら、手札7枚とか残していたプレイヤーもいたから、自分も-20点(ボーナス&手札残し)とか覚悟でやるのもアリかなぁ・・・と思った一戦。


▶ 関連

『驚愕の箱』『時の砂時計』『オニスの忌まわしき魂』『女預言者ナリア』『アルゴスの悪魔』『首長のアムサグ』

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最終更新:2017年02月04日 22:28
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