No. 13驚愕の箱(魔法のアイテム)
▶ 考察
「十二季節」世界のびっくり箱。と言うかイラスト的に宝石箱。
気づいたら驚愕する点数をたたき出してくれるΣ(゚Д゚;エーッ!
得点柱の一角を担えるえらいお人。
効果は条件さえ満たせば、毎ラウンドで3点ずつ。期待値ラウンドは36ヶ月÷2で18ラウンド。
条件が魔力4個とこのカード召喚のための魔力2つ(水、火)。
大体3~5ラウンドで条件が整うとしても、残り15~13ラウンド×3点+4点(素点)
期待値で軽く30~40点を見込めるので、大きな得点源になってくれる。
ただし、リザーブに魔力4個以上という条件付き。
効果は文句なしで強いので、あとはこの条件をどう見るか?
実際のところ、そう特別重い条件ではない。達成だけなら単に魔力付きの季節ダイスを数回選ぶだけ。
ただし、これを維持しつつ手札のカードを回して(場に出して)、得点を伸ばしていくとなると意外と軽くはない。
ドラフトの段階からある程度の方向性を合わせないと、うまく機能しないだろう。
強い部類のカードなのは間違いないが、そう楽でもない、という良調整。
が、その状態だと季節ダイスで魔力を確保できないと1個しか魔力を使えない。
=召喚コストにするのは困難。
コストに魔力3つ以上を必要とするカードは7個フルの状況からではないと条件を崩してしまう。
当然、変転を多くしようとすれば、リザーブの魔力が枯渇する。これもイマイチ。
このカードを活かそうとすると、結構戦術の幅が狭くなりやすい点に注意したい。
一方で、魔力を増やしたりする条件を緩和できるカードがあると俄然使いやすくなる。
召喚時に魔力維持を助ける『イジャンの忘却の壺』、『運命の手』、
あるいはリザーブ自体の上限を伸ばし、ストックの余裕を作れる、『魔法の秘本』、
『光の樹』も獲得点と相殺になるが3個の時に魔力を1個増やせるため小回りが利くようになる。
一方相性が明らかに悪いのは魔力4つを消費する(=条件破綻)の『水晶球』、
魔力コストが4つ以上のカードは言わずもがな、
『物乞いの角笛』とは同居は難しく、
『イシュターの天秤』『イオの財布』も変転を使いにくいという難点がある。
このカードの使用タイミングは当然の1年目。
魔力確保系のカードとセットでおいて置くと安心。
正直、2年目、3年目にする意味はほぼない。
期待できる得点がかなり高いので、ドラフトの優先順位は、通常はA~B(1~3枚目)。
ただし、残ったカードとの相性が悪い場合は少々悩む。
このカード自体は得点を稼いでも、他のカードの召喚を妨げたりして、結局得点が伸び切らないことも。
結構ドラフト時のセンスが問われるカード。その後の運用センスも問われる、簡単に得点を稼いでくれそうで、意外と癖も強い難カードだったりする。
まぁ、でもこのカードを取った時の勝率は高い気がするので、やっぱりA~B(1~3)で確保をしたい。
『フェアリー』が怖くないっていうのも強カード足らしめてるかなぁ(*´▽`*)
▶ 関連
『水のアミュレット』『魔法の秘本』『イジャンの忘却の壺』『運命の手』『光の樹』『水晶球』『物乞いの角笛』『イシュターの天秤』『イオの財布』『フェアリー』