水晶球

 

 No.34 水晶球(魔法のアイテム)

【コスト:土、火】【得点:6】
《起動》山札の1番上のカードを見る:魔力トークン4個捨ててそれをコストなしで場に出すか、それを山札の一番上に戻す。
《起動》クリスタルを3個捨てる:山札の一番上のカードを捨て札パイルに置く。

・2種類の《起動》能力の内、どちらか一方を使用できる。
・「捨て札パイル」とは、要は捨て山のこと。
​・「場に出す」のため、「召喚」を条件とする効果は適用されない。

 考察

「遠見の」なのか、「魔法の」なのか、強力な魔力をおびた「水晶球」。
なんでこんなシンプルの名前なのか (゜-゜)?


まぁ、いずれにしても効果は一見して強そう。
でも、《起動》能力のコストが重いかなぁ、と思って若干敬遠していたけど、
やっぱり強いかなぁ、と再度認識変えし始めていたところ。 


カードコストそのものは、土火と軽め。で、素点は6点なので、効率は大したことない。
​ただ、能力は便利。

とりあえず1つ目の前段、山札の一番上を見る効果は、コストも不要で使い放題。
ドローダイスやドロー系カードとの組み合わせが強い。
​相手がドローした場合も内容が丸わかりなので、そのあとが楽になる。

で、後段。魔力を4個消費して、その山札のカードを「場に出す」ことができる。
そのカード本来のコストは無視して出せるため、引きによっては非常に強力。
​ただ魔力4個は、最大効率に換算すると12点分。当然召喚レベルも1つ埋めてしまう。
そこを差し引いて計算すると、意外と効率は(゜-゜)?なケースも少なくない。
必要コスト2程度のカード(アミュレットシリーズ)とかだと、単純な得点としてはかなり微妙。


もちろん『エオリスのルーン方体』や『クシディットのランプ』あたりなら、素点で十分元が取れる。
あとは魔力コストが3~4個の重いカード『時の砂時計』や『運命の手』あたりは引けると当たり。

ただ、魔力4個は手元の大部分の魔力を消費しやすいので、連続使用していると魔力不足で手札のカードの召喚に支障をきたしかねない。前段の能力も使って山札を確認しつつ、厳選して発動させたい。

次に第二の能力。3点払って、山札チェンジ。
(-ω-;)ウーン、いつもこれ使うかどうか悩む。3点って大きいよねぇ。
​最初の能力で確認して、強いカードだったら自分で召喚したい。
弱いカードなら、まぁ、ほっといても良いかなぁ…って気がしなくもない。

​ただ、手元にドロー系カードがある場合や、相手がそのラウンドにドローダイスを確保していたりすると別。
​使い所は限られ、結局は運しだいだけど、3点を投資する価値はあるかなぁ。

まぁ、基本的に能力は強めの効果。特に山札を自分だけ見れるのは地味にありがたい。
ただし『フェアリー』が出てると、一気に使い勝手が悪くなる。
山札見るのに相対効果で3点は痛い。
もう召喚前提(高得点狙い)じゃないと使えず、しかも運頼りになるので、かなりビミョー。
そのあたりが、ちょっと評価を落としていた理由の一つ。

ただねぇ、やっぱりカードを増やすってのは、「状況を変える可能性」と言う意味で大きいなぁ、と再認識。
特に水晶球の場合、魔力4個さえあれば色は問わないので、カードがあっても召喚できないという事故が無く、即効性が期待できる。
また​複数回使用可能という面もあって、ドラフトで失敗した場合でも、その差をひっくり返す可能性があるカードとしては貴重。
​もっとも引き運の影響はやっぱり大きい。

で、相性の良いカード。
ドラフトで選ぶなら魔力コストの安いカード。召喚レベルを上げるカード。​魔力供給系のカード。

魔力が余り気味になったら、このカードで消費できるので、立ち回りが楽になりやすい。
あとは​『壊死のクリス』があると、魔力4つ使って場に出した使い魔を、能力だけ利用して再び(しかも好きな)魔力4つに交換できるので相性が良い。
場に出た使い魔を減らして召喚レベルに余裕を持たせやすい点も見逃がせない。

一方で相性の悪いカードは、まぁ、何だろう? 
魔力消費系? あとはコストが重いカード。
『フェアリー』はもちろん天敵クラス。自分で抑えられるなら押さえておきたい。

​ドロー系のカードとの相性は、ちと難しい。
山札を見れるため、1ドロー系で召喚レベルを上げられる『力の薬』はかなり相性が良い。
が、他のドロー系はとりすぎると能力での召喚とと相まってレベルを圧迫しやすく、結果的に得点を伸ばし損なう可能性も。
​どの程度水晶球の効果を使用するかは、プレイヤーの腕次第か?



で、
使用タイミングは、場の調整、『フェアリー』回避を考えれば早い方が良い。
ただ絶対に1年目じゃないといけないと言うことはないので、他カードとのバランス次第で。
まぁ、2年目には出したいかなぁ…。3年目でも使えなくはないけど。



ドラフトでの優先順位は・・・(-ω-;)ウーン、A~C(1〜6枚目)あたりかなぁ?
結構ばらけてるのは、『フェアリー』と「ドロー運」しだいで、価値が大きく変動する気がするから。
ただ、場を力ずくで打破できる可能性の点は高評価したい。
ドラフトの1~2巡目ぐらいで、自分のデッキの方向性が定まらない時はとっておくが吉。
逆に良いカードが確保できていれば、必ずしも選択しなくても良い。
下手に手を出し過ぎると失敗しやすいカード。

場に出す効果を使いまくって、手札の召喚魔力が枯渇したのも懐かしい思い出だなぁ(*´▽`*)

▶ 関連

『エオリスのルーン方体』『クシディットのランプ』『時の砂時計』『運命の手』『フェアリー』『壊死のクリス』『力の薬』

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最終更新:2017年02月04日 22:49
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