メディック

概要

世界樹の迷宮I、II、IVで登場したクラス。グラフィックはI、IIが出典だが、スキルのベースはIV。
味方の回復・治療・蘇生を担当する、いわゆる「僧侶」タイプ。パーティに入れるだけで安定感の出る職業である。
加えて状態異常だけでなく弱体までも解除でき、鈍器を用いた攻撃スキルも所持している。
防具は軽鎧と盾が装備可能だがそれでも脆く、防御力よりもむしろ防具のカスタマイズ性が高いことが強み。
本家世界樹シリーズからの伝統「殴りメディ」としても運用可能だが、本作では殴り役としてかなり変則的。

戦闘面

各種回復スキルの範囲はフロア全体。ワープ罠などではぐれた味方にも「ヒーリング」を飛ばせる。

回復はAI任せでも十分に仕事をしてくれるのだが、戦闘をAIに任せると通路から部屋へ入る際は入口で止まる(後続の味方が詰まる)部屋内戦闘では積極的に敵へ向かう(わざわざ殴られにいく)という極端な立ち回りをするため手に余ることもしばしば。
たまのプレイヤー操作・スキルのON/OFFで挙動を微修正したい。

殴りメディックの場合、回復役をメディック1人に押し付けるのは酷。回復をある程度分担するようにしたい。そうすることで強力な追加効果を持つ殴りスキルが活きてくる。
運用としてはプレイヤー操作で殴り技を敵へ叩き込み、追加効果が出ている間に味方と一緒にタコ殴りにするのが単純かつ強力。

唯一HP全回復スキルを持っているので痛み分けの印石と相性が良い。強敵処理に活躍するため、低人数プレイや低レベル攻略などでも輝くだろう。

探索・育成面

腹減り速度は15歩ずつと長い。
レベルアップに必要な経験値は全体的に少なめ。Lv30代後半あたりでレベルアップに必要な経験値が30000になり、ほとんど変化しなくなる。
またTPはLv20代前半まで急激に成長し、その後はゆっくりと伸びていく。

育成面では、後衛で回復に徹する場合と殴りスキルを積極利用する場合とで大分スキル振りが変わってくるだろう。

固有スキルとヒール系および状態異常解除系を順当に伸ばしていけば、パーティの他のメンバーが存分に働ける。これをAI任せにするだけで冒険はかなり快適なものとなるだろう。
この場合命中率が低い殴りスキルはあくまでオマケ程度。敵に接近された際を想定して多少振っておけば役立つかといったところ。
装備はスロットの多い杖がオススメ。空スロットにはTECか睡眠付与あたりを入れておくと良い。防具は頭封じなどの状態異常対策を最優先に。
パーティプレイで回復を担当するだけなら、TPは素のままでも事足りることが多い。

殴りメディの育成は、雑魚戦重視の「スリープブロー」型とボス戦重視の「スタードロップ型」へ分かれる。最終的にはどちらも揃えるとはいえ、どちらを優先するかは決めておこう。
通路移動もなるべく先頭で移動して琥珀を回収し、まずい場合はいつでも2番手と交代するつもりでいよう。また階段での足踏みは琥珀を食う殴りメディの役目となる。
装備は火力を高めるため鎚にしよう。

装備のカスタマイズ性が高いため、武器と盾をしっかり強化していけばそれなりに攻防まとまった性能になってくれるのだが、事故や全滅による装備消失を嫌って店買いの装備で済ませると途端に貧弱な能力になってしまう。
装備を安く上げたい場合は耐性強化重視も考えておこう。

ソロ・低人数旅指南

低火力・低耐久・低命中・TP効率が悪い・対複数戦が苦手の五重苦を背負っており、味方に戦ってもらうことでカバーできていたこれらの弱点が表面化する。
メディックのソロプレイは、通路に逃げ込みながら火力の低い通常攻撃で泥臭く殴り合い、戦闘終了時に「ヒーリング(消費TP10)」で済ませる戦い方が主になる。
パーティのメンバーが1人でもいるなら、なるべく戦闘の負担を背負ってもらいたい所。
殴りスキルの乱打はTPがいくらあっても足りないので控えたい。攻撃を外せばそのTPは無駄になり、反撃でダメージがかさみヒーリングまでも使うハメとなってしまう。

持ち込みなしダンジョンにおいては、FP燃費の良さから上層で準備をする時間が長く与えられている。
一度通過したフロアへもう一度立ち寄り霧が吹くまでレベル上げが可能。「武息」を「ヒーリング」で賄う分ゲージは余っているので、「モンスター感知」を使って沸いたモンスターをせっせと倒していこう。ほとんどの経験値を上層で稼ぎ切るつもりで立ち回りたい。またレベル上げをする場合、パンで得られる歩数が多いのも嬉しい所。
低防御・低HPのため飢餓状態とはとても付き合えない。飢餓状態を「ヒーリング」で乗り切るのはTP燃費の悪さに拍車をかけるので絶対に避けたい所。

◆ステータス
Lv HP TP STR TEC VIT AGI LUC NEXT Lv EXP
1 35 55 5 8 6 4 5 70
30 179 244 49 124 26 73 94 15000
40 192 254 59 145 32 84 105 30000
50 202 264 69 165 39 94 115 30000
99

◆装備可能武具
鎚、杖、軽鎧、服、盾、頭防具、腕防具、アクセサリ


スキル一覧

NOVICE:Lv1~/VETERAN:Lv10~/MASTER:Lv20~
 ※各スキル名をクリックすると詳細説明に飛びます。
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名前 最大
Lv
効果 必要スキル 消費TP 備考
Lv 1 ..
医術師の心得 1 部屋でメンバーがHP回復スキルを使った時、
HP回復量を増加させる
- - パッシブスキル
ヒーリング 5 指定した1人のHPを回復する - 5 10 アクティブ/頭スキル
リフレッシュ 3 指定したメンバーの状態異常を全て解除する - 8 4 アクティブ/頭スキル
トリート 3 指定したメンバーの弱体効果を全て解除する リフレッシュ Lv3 6 3 アクティブ/頭スキル
集中治療 3 HP回復スキルの回復量を増加させる 5 7 アクティブ/頭スキル
使用後移動/攻撃可能
ヘヴィストライク 5 正面の敵に壊攻撃をし、命中した場合
麻痺状態にする
- 8 12 アクティブ/腕スキル
鎚・杖専用スキル
薬草学 10 採取ポイントでの素材採集時に一定確率で
更に素材を見つけることができる
- - パッシブスキル
医術師の極意 1 部屋でメンバーがHP回復スキルを使った時、
HP回復量を増加させる
医術師の心得 Lv1 - パッシブスキル
フルヒーリング 3 指定した1人のHPを全回復する ヒーリング Lv3 20 15 アクティブ/頭スキル
パーティヒール 8 部屋にいるメンバーのHPを回復する フルヒーリング Lv3 14 20 アクティブ/頭スキル
リザレクト 5 指定した1人の戦闘不能を回復し、合わせてHPも回復させる - 15 19 アクティブ/頭スキル
一斉救護 3 リフレッシュ、トリート、フルリフレッシュの範囲を
部屋全体に拡張する
トリート Lv3 15 9 アクティブ/頭スキル
フルリフレッシュ 3 指定したメンバーの状態異常と弱体効果を全て解除する 一斉救護 Lv3 16 9 アクティブ/頭スキル
TPブースト 10 TPの最大値が上昇する - - - パッシブスキル
スリープブロー 8 正面の敵に壊攻撃をし、命中した場合
一定確率で睡眠状態にする
ヘヴィストライク Lv3 10 17 アクティブ/腕スキル
鎚・杖専用スキル
医術師の悟り 1 部屋でメンバーがHP回復スキルを使った時、
HP回復量を増加させる
医術師の極意 Lv1 - パッシブスキル
オートヒール 8 HPが一定%以下になった時
一定確率でそのメンバーのHPを回復する
パーティヒール Lv3 - パッシブ/頭スキル
オートリザレクト 8 メンバーが戦闘不能になった時
一定確率でそのメンバーの戦闘不能を回復させる
リザレクト Lv3 - パッシブ/頭スキル
ヒールマスタリ 5 HP回復スキルの回復量が増加する TPブースト Lv3 - パッシブスキル
スタードロップ 8 正面の敵に壊攻撃をし、命中した場合
物理防御力を低下させる
スリープブロー Lv3 12 19 アクティブ/腕スキル
鎚・杖専用スキル


スキル詳細


▼ 医術師の心得/医術師の極意/医術師の悟り


▼ ヒーリング
Lv 1 2 3 4 5
消費TP 5 8 10
回復量

  • 同じフロアにいる味方1人のHPを回復する。
  • アイテムと同じく即効性がある。
    • 他クラスのHP回復手段はターンの最後に発動するので、咄嗟のピンチへ即対応可能な点で大きく勝る。
  • AIは味方のHPが半分以下?になると使用する。
    • もっと余裕を持って回復したい時はプレイヤー操作に切り替えよう。



▼ リフレッシュ
Lv 1 2 3
消費TP 8 6 4

  • 同じフロアにいる味方1人の状態異常を全て解除する。
  • 本作では封じも状態異常扱いであり、また罠で状態異常にかかることもあるため、重要性は高い。
  • 当然ながら、メディック自身が頭を封じられたり睡眠などで動けなくなったりすると使えない。
  • 本作の毒は必ず鈍足の弱体効果を伴うので、これだけでは解除できない。
  • AIは近くに敵がいないと使ってくれないことが多い。毒矢の罠を踏んだ時などは注意。



▼ トリート
Lv 1 2 3
消費TP 6 5 3

  • 同じフロアにいる味方1人の弱体効果を全て解除する。
  • 弱体効果のほとんどはターン経過で解除されるため出番があまりない。
  • 一部の弱体効果はフロアに居る限り持続し、それらはかなり凶悪。そういった時に真価を発揮する
    • 具体的にはDLC金鉱の守護者(即死クラスまで物理防御低下)、拾えずの巻物(フロアに居る間アイテムを拾えなくなる)あたりだろうか。



▼ 集中治療
Lv 1 2 3
消費TP 5 7
回復力 ↑↑
効果ターン 5 6

  • 自身のHP回復スキルの回復量を増加させる補助スキル。
  • ボス・D.O.E戦でそれなりに有用。しかし他に使いどころが無いため優先順位は低いか。


▼ ヘヴィストライク
Lv 1 2 3 4 5
消費TP 8 10 12
dam倍率 125% 145%

  • シリーズ伝家の宝刀。正面の敵1体に壊属性攻撃。命中すると麻痺を付与する。
  • 原典の世界樹の迷宮IVと違い、殴りスキル3種の中では最も攻撃力が低い。
  • Lv5かつ相手が雑魚敵であれば(そして命中さえすれば)、確実に麻痺付与できる。
    • 回復専門のメディックでも、とりあえず取っておくと何かと便利。
    • 連打でハメも狙える。
  • 貴重な時間稼ぎ用のスキルである。
    • 通路で囲まれた時や、頭封じを受けた時など。
    • 麻痺させた相手の周りをグルグル回ることで弱体や封じの解除を待つこともできる。対複数戦で活用しよう。
  • 殴りスキル全てに言えることだが外れやすく、メディックは外した時のリスクが他クラスより高い。
    • 追加効果が目当てならHIT鍛冶3個ほど入れよう。


▼ 薬草学
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
素材入手量

  • メディックは成長が速く、(殴りメディでなければ)SPにも余裕があるので取得の余地は十分にある。
  • 同じスキルを持つルーンマスター、カースメーカー、フーライはSPがカツカツになりやすい。


▼ フルヒーリング
Lv 1 2 3
消費TP 20 18 15

  • 同じフロアにいる味方1人のHPを全回復する。
  • レベルを上げるとTP消費が少なくなっていく。
    • 集中治療からのヒーリングよりも消費が安いので素直に使おう。


▼ パーティヒール
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8
消費TP 14 16 18 20
回復量

  • 部屋にいる味方全員のHPを回復する。
    • 混乱状態で使うと敵のHPも回復してしまう。本作では回復スキルを受けると逆にダメージを受ける敵……は存在しない。
  • 回復量はヒーリングより控えめ。


▼ リザレクト
Lv 1 2 3 4 5
消費TP 15 15 17 17 19
回復量 1 ↑↑

  • 戦闘不能になった味方を蘇生させる。
  • 世界樹の葉が入手しやすい関係で、通常プレイでは発動機会がかなり少ない。
  • 万一の事態に備えてLv1だけ取っておけば十分だろう。


▼ 一斉救護
Lv 1 2 3
消費TP 15 12 9
効果ターン 5 6

  • リフレッシュ、トリート、フルリフレッシュの効果範囲を部屋全体に拡大する補助スキル。
  • AIは、複数の味方が状態異常や弱体にかかるとこのスキルを使用する。
    スキルの割り込み使用をONにしている場合、リフレッシュorトリートの使用を却下すると直後に使う。
  • 本作の自己強化スキルでは珍しく、使用後の移動/攻撃ができない。


▼ フルリフレッシュ
Lv 1 2 3
消費TP 16 13 9

  • 同じフロアにいる味方1人の状態異常と弱体効果を全て解除する。
  • 毒の効果(毒ダメージ+鈍足)を1ターンで解除できるため、有用。


▼ TPブースト
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
上昇値 +20 +25 +30 +35 +45 +50 +55 +60 +65 +70

  • 最大TPが上昇する。世界樹シリーズと違い、割合ではなく一定の値だけ上昇する仕様。
  • 上記の通り、回復役を務めるだけならTPを強化する必要性は薄い。
  • とりあえずヒールマスタリの前提分のLv3だけ取っておき、SPが余ったら残りを振っていくといい。


▼ スリープブロー
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8
消費TP 10 12 14 17
攻撃力 135% 170%
付与率 ↑↑ ↑↑

  • 正面の敵1体に壊属性攻撃。命中すると確率で睡眠を付与する。
    • 柔らかいメディックで敵に密着せねばならず、しかも外れやすい。
    • しかし攻撃力は高く、睡眠付与率も中々高い。ハイリスクハイリターン。
  • 他の殴りスキルにも言えることだが、HPに余裕を持って振りたい。
  • スタードロップと攻撃力がそんなに変わらない。対雑魚のメインウェポンになりうる。


▼ オートヒール
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8
発動率 ↑↑ ↑↑
回復量

  • HP約半分ほどになった時に発動。
    • スキルレベルによって発動HPの割合が変化するかは不明。
    • 特定HP以下になった瞬間のみ発動。
      それ以下のHP状態で細かいダメージをいくら受けても(被弾の機会をいくら増やしても)発動してくれない。
    • 運要素が絡むとはいえ、敵の行動順で受けるダメージの合計が最大HPを越えても耐えられる可能性が得られるのは魅力的。
  • これとオートリザレクトは、パッシブスキルだが頭依存という一風変わった仕様。


▼ オートリザレクト
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8
発動率 ↑↑ ↑↑
回復量 ↑↑

  • 発動率は不明。
  • 世界樹の葉があっても発動する。
  • メディック自身には発動しない。


▼ ヒールマスタリ
Lv 1 2 3 4 5
回復力

  • HP回復スキルの効果を上昇させる。
  • いやらしいことに本作ではTPブーストのツリーにある。
    • TPブーストに魅力を感じない場合でも、このスキルのためにSPを3ポイント食われてしまう。


▼ スタードロップ
Lv 1 2 3 4 5 6 7 8
消費TP 12 14 16 19
攻撃力 150% 185%
敵防御力 ↓↓ ↓↓
効果ターン 5 6 7

  • 正面の敵1体に壊属性攻撃。命中すると確率で防御力を低下させる。
  • 3種類の殴りスキル中、最も攻撃力が高い。殴りメディの奥の手的スキル。
    • 原典の世界樹の迷宮IVと完全に逆なので既プレイヤーは注意。また防御低下デバフ付与に効果が変わっており使いやすい。
  • とにかく強力な防御低下効果を持ち、「スタードロップ」を運用するメディックは前衛職と何ら遜色がないと言える。
  • バフは重ねがけできるので、スタードロップを連打するだけでどんどんダメージが跳ね上がっていく。
  • 効果が高すぎて雑魚戦ではオーバーキル気味。
  • このデバフがかかっている状態で「通常攻撃」「スリープブロー」を交互に繰り返すと、ほぼ同じダメージ量になる場合がある。
    • 世界樹の迷宮と違い、ダメージを割合増加させるスキルではない? 相手の防御能力を減算するスキルか?
    • 与えられるダメージの最大値はキャラの攻撃力・スキルによって決まっており、最大ダメージへ達している?
    • 上記の仮定が正しいとすると、味方の追撃は多段スキルのほうが相性が良い?
    • ↑1~4 乱数の可能性。もしくはバグ

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最終更新:2019年10月29日 22:48