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いろいろなwizd

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匿名ユーザー

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Google などで wizd を検索すると、いくつものバージョンが出てきて、混乱することと思います。
ここで各バージョンについて簡単に整理してみたいと思います。


オリジナルバージョン

685氏の手による、偉大なオリジナルバージョンのwizdです。
Ver0.12まで開発されましたが、H15/12以降更新されていません。
しかし氏が当初からソースコードを公開されていたため、様々な派生型を生みました。

なお、セキュリティホールがあるので、実際に使う際には改造版の使用をお勧めします。
ダウンロード先

きくちゃん氏による改造版

(ここでは便宜上「改造版A」と呼称します。)
事実上開発を引き継いだきくちゃん氏による改造版です。
セキュリティホール対策もなされ、多くの方が発表した数多のパッチをまとめられました。
NEC AXシリーズへの対応強化とCGI機能の実装が大きな変更点です。

Version 0.12g 以降しばらく更新が停まっていて、その間にこーすけ氏の「改造版B」が発表されました。
その後きくちゃん氏はCygwinでのコンパイルでWindowsで動作可能な 0.12h RC3を発表しましたが、
こーすけ氏が0.12gtで追加したサムネイル表示機能はまだマージされていません。

きくちゃん氏が多忙で更新が滞っていますが、
改造版B~Dの仕様を取り込んだ新バージョンの発表が待たれます。

ダウンロード先

こーすけ氏による改造版B

こーすけ氏が改造版A の Version 0.12gを改造したバージョンで、H17/5現在、最新版は0.12gt3です。
下記の点が強化されました。
  • JPEG画像のリサイズ表示機能
  • サムネイル表示機能
現在(H17/5)のところ「改造版A」にはマージされていないので、サムネイル表示機能を使いたい場合はこちらを使う必要があります。

ダウンロード先

Aki氏による改造版C

Aki氏が「改造版B」をさらに改造したバージョンです。
H17/5現在,Version 0.12gt3d が最新です。
  • ディレクトリスタック機能
  • User-Agentを判定したskin切替機能
  • 第2世代機対応
など様々な機能が付加されています。
追加機能のいくつかはImageMagickなどの外部プログラムを呼び出します。
標準の玄箱やLinkStationなどの組み込みLinux環境で動作させるには少し工夫が必要かもしれません。

なお、こちらは0.12gt3をベースにしているのでサムネイル表示機能はあります。

ダウンロード先

FlipFlop氏による改造版D

FlipFlop氏が「改造版A」のVersion0.12h RC3をベースに更に改造したバージョンです。
H18/5現在、0.12h.pvb.19 が最新です。
cygwin環境でコンパイルされたwindowsバイナリが添付されています。

0.12h RC3をベースにしているのでサムネイル表示機能はありませんが、
DVD再生機能やファイル削除機能など様々な機能が追加されています。
English Versionということで海外のユーザに使われているようです。
デフォルトの設定ファイル(wizd.conf)は英語環境に特化した設定になっていはいますが、
日本語用に設定しなおすことが可能です。
こちらによると、MAC OSX 10.3、10.4でも使えるようです。(pvb 12)

ダウンロード先

ぱい氏による改造版E

ぱい氏が上記の改造版A~Dのソースを統合(簡易統合)したバージョンを作ってくれました。
H18/3現在 Version 0.12h hoge2 が最新です。

ダウンロード先

sirius氏による改造版F

"wizd with DVDISO"
Linuxのisofs を利用して、DVD VideoのISOイメージファイル(*.iso)を自動マウントし、再生できるようにしたバージョンです。

改造版D(0.12h_pvb_12)と改造版E(0.12h_hoge2)それぞれの派生バージョンが作られています。
こちらも発表間もないので、皆で協力しましょう!

H18/3現在,下記のバージョンが最新です。
hoge2ベース…0.12h_hoge2_dvdiso-0
pvbベース…0.12h_pvb_12_dvdiso-0
ダウンロード先

wizdXP

フランス語圏(?)にお住まいのJib51氏が発表したWindows用wizdです。
FlipFlop氏の改造版D(0.12 pvb 19)をベースにしたもので、
インストーラと設定GUIが大きな特徴です。

改造版Dと同様デフォルト設定では日本語ファイル名が文字化けしますが、
「Langage Code」設定のclinetをsjis,serverをauto にすれば大丈夫です。

発表の場であるIO-DATA USA Forumによると、
将来のバージョンでは天気予報のWebサービスをサポートするなど、更なる機能拡張が予定されているようです。

ダウンロード先

wizdlive client

おそらくオリジナルwizdの派生型と思われます。
Windows専用でソース非公開です。

(株)メイキットが販売しているものですが、clientはフリーソフトウェアになりました。
インターネット上に設置された「wizdlive server」からのストリーミング配信を
ネットワークメディアプレーヤに中継する一種のProxyサーバですが、
PCローカルコンテンツの再生もできます。


結局どれを使えばいいのか?

各バージョンで出来ることに違いがあり、ケースバイケースですが、
以前「改造版B」か「改造版C」をお勧めしていましたが、

「改造版B」→玄箱やLinkStationでサムネイル表示が欲しい場合。
「改造版C」→MythTVと組み合わせて使用する場合。
「改造版A」→Uzuではなく、どうしてもWindowsでwizdを使いたくて、Cygwin環境を構築済みの場合
「改造版D」→英語ドキュメントに苦痛がない。どうしてもWindowsでwizdを使いたいが、Cygwinはインストールしたくはない場合。またはMAC OS Xを使っている場合。

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