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ケイト・ウィルヘルム

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匿名ユーザー

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杜松の時

20 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:04/12/21 02:55:48
ケイト・ウィルヘルム「杜松の時」
一言、辛気くさ過ぎ。
SF味がもともと薄い上に、最終的にアンチSFになっちゃってるし。
SFに見せかけた純文学というか、フェミニズム/政治小説。
出てくる白人男性や政府が主人公の父親以外ことごとく視野の狭い
俗物揃いに描かれているし、主人公の女も不幸を乗り越えて
強くなる的なキャラ設定が型にはまり過ぎ。
心理描写もだらだらと多すぎるし、説教、演説場面多過ぎ。
作者の思想には腹の底から共感するものの、ここまで大上段に
やられるとひいてしまうね。
カレーを頼んだらそばを出された心境だ。
好みに合わなかったので 2点ぐらいで。
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