今日読んだSF/FT/HRの感想@SF板まとめページ

光瀬龍

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zgok0079

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紐育、宜候

336 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/06/14(木) 14:26:26
光瀬龍 「紐育、宜候」
5点
「征東都督府」も「所は何処、水師営」もそうだけど、
なんか書いてみたかったことだけ書いておしまいみたいな。
書評で「双生児」絶賛されてるの見てそうかぁ?
とか思ってたけどこれ読んだ後だとまぁプリーストのゎ
魂こもってるよね、と思いました。

百億の昼と千億の夜

502 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/12/04 19:26
光瀬 龍「百億の昼と千億の夜」

今更ながら読みました。
漫画の方は読んでいたけど…。
でも、漫画を読んでいなくても
情景が浮かんだろうと思うほど、文が詩的で感動。

すごくスケールのでかい話でめまいがしてくるほどだけど
こういう物語を読めて幸せだった。
もっと早く読んでいたらなぁ。

世界の外にもうひとつ存在があるんじゃないかと、
妄想していた学生時代が懐かしい。

312 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/15(月) 19:33:49
 「百億の昼と千億の夜」光瀬龍

 文章は美しいし、しだいに壮大な物語の全貌が明らかになる構成は見事。
 そういう意味ではおもしろいが、アイデアによりかかっているだけの作品ではある。
 東洋的な無常観めいたものが描かれるものの、哲学の勉強に励んだインテリが机の上で人類やら宇宙やらを考察して書いている感じが強く、なまなましい感情の動きなどを我がことのように感じることはできなかった。

 弥勒信仰などの扱い方も、宗教を信仰する人というのをちょっと上からの視点で見ている作者の意識が透けて見えて何か萎えた。

 あしゅらおうの描き方が、妙に愛情のこもったものでちょっと引く、という欠点もある。
 終盤で「あしゅらおうは今や追いつめられた小さなりすだった。」という文に出くわして正直笑ってしまいそうになった。

 以前読んだときは、プラトンだのイエスだの神だの宗教だのといった高尚っぽい要素に酔えたのだが、今再読してみると別にどうでも良く感じられた。年齢的なものがあるんだろうと思う。2点。
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