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ジョン・ヴァーリイ

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スチールビーチ

110 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/06/03 08:20
「スチール・ビーチ」 ジョン・ヴァーリィ

...えぇ、このひとの長編はダメだということは判っていました。
才気溢れる短編の魅力と反比例するような陳腐さ、冗長さ加減。

挙げ句の果てにゃー、トム.クランシーに誉められてどーする。

残像

766 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/01/22(日) 22:47:53
ジョン・ヴァーリイ 『残像』

この本は全9作の中短編集を収録した作品集である。
そのうち、7作は“八世界”に属した作品群であり、他2作は別の世界の話である。

まず“八世界”に属する小説を理解する際、あらかじめ『ヘビ使い座ホットライン』を読むのをお奨めしたい。
その方がこれらの作品への理解と没入が早く済むことは確実です。
ちなみに、この“八世界”に含まれる7作品ですが、P・K・ディック的な作品の印象を受けました。
デキとしては標準的な中短編作品という感じです。

で、他の2作品ですが、まず『空襲』という作品はハーラン・エリスン的な感じの1作。
センスと勢いで駆け抜けたような作品で、読んでもよく分からないw。
でも巻末解説によれば、この作品を基に映画が作られたようなので驚いたw。

最後に表題作になっている『残像』ですが、これは収録作品中ブッち切りで素晴らしい作品。
さすがに、1978年にヒューゴ賞/ネビュラ賞受賞しただけは有りました。
細かいとことはこれから読む人のために書かないけど、中短編特有の切れ味を堪能できる1作。
最近読んだ中短編のデキとしては一番でした。

評価:全体で6点、『残像』だけなら9点。

ブルー・シャンペン

712 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/03/28 23:52
ジョン・ヴァーリィ『ブルー・シャンペン』
最近になって読みもらしていたのに気づいたので買いました。
いいですね。
最初はSFマガジンで「残像」を読んだのかな?
中学生のころだったのでちょっと難解だった。
708さんのいうような衝撃は感じさせないけれど古くならない。
満点はつけない主義なので9点。

522 名前: ◆LBucxmrOSo 投稿日:2006/07/09(日) 21:38:21
ジョン・ヴァーリイー 『ブルー・シャンペン』

本書は六編の作品が収められた短編集。
内容は、表題作がイマイチ面白くなく、その他の作品がいくつか面白い感じ。
個人的には『プッシャー』、『PRESS ENTER■』がお奨め。
なお、『プッシャー』はタイムマシン物、『PRESS~』はサイバーパンク(ホラー風味)。

ちなみに、過去に読んだヴァーリイーの短編集『残像』と比べると、<八世界>の色は薄かった。
それと『残像』の方は、表題作『残像』の圧倒的な独り勝ちといった内容(短編『残像』の評価9点)だったが、
『ブルー・シャンペン』は飛び抜けた逸品が無い代わりに、平均点が高い感じだ。

評価6点

へびつかい座ホットライン

へびつかい座ホットライン/ハヤカワ文庫
発売以来何度も挑戦→挫折してきた本で、今回やっと完走。
やっぱ「八世界」ものを先に読まないとダメよね、コレは。
ちゃんと読んでみると、俺オールタイムベスト10に入る大傑作でした。
感動した!! ヴァーリィっていまどうしてるのかね?     10点

120 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/01/28 23:34:58
ヴァーリイ「へびつかい座ホットライン」
面白いじゃん。クローンがいっぱい出てきて、
頭がこんぐらかったが、ラストがいい。
この旅の続きが読みたいんですけど。
八世界なんか滅んじゃって構わんから。
近作の評判が散々なヴァーリイだが、
もう一花咲かせてはくれないものか……
9点
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