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ジェリー・ユルスマン

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匿名ユーザー

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エリアンダーMの犯罪

255 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/10/20 00:52
ジェリー・ユルスマン『エリアンダーMの犯罪』(文春文庫)

ミステリの体裁をとっているが、一種の歴史改変もの。
父の遺品にあった一冊の歴史書。
第二次世界大戦という「架空の出来事」に関する迫真のドキュメントに
世界が徐々に影響を受けていくという話。
もう一つの世界から、存在しなかった歴史として現実を書くという
アイデアが光っている。
物語の展開もサスペンスフルでぐいぐい読ませる。
本が紛れ込んだ経緯などつめの甘い部分もあるが
エンターテイメントとして相当面白かった。8点。
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