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桐生祐狩

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匿名ユーザー

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小説探偵GEDO

334 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/10/17(月) 02:02:30
小説探偵GEDO/桐生 祐狩
 Jコレクションは8割方読んだが、これはその中でも飛 浩隆『グラン・ヴァカンス』に次ぐ面白さ。
この手のメタフィクション物にありがちな晦渋さ、気取りが無く、
身近なジャンル・小説(801、伝奇、ラノベ等)を題材としていて、雑食性乱読者な自分には向いていた。
探偵が侵入する小説世界の住人より、「現実世界」の住人の方がキャラが濃かったりするのも、
面白い捻りだと思った。文弱な主人公に対して矢鱈ノワールなヒロインや、ダンディーな右翼の人とか。
「やおい穴から破水」とか、おバカなネタにもかなり笑わされる。
SF色が薄いので、続編ではスペオペ、サイバーパンク、ニューウェーブなどのSF小説世界にも飛び込む展開が
読みたいところ。
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