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山野浩一

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花と機械とゲシタルト

660 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/01/07(土) 21:36:28
山野浩一『花と機械とゲシタルト』
革命によって精神病院から反精神病院となった精神医学研究所。
そこでは、「我」と呼ばれる人形に主体を預け、
「彼」「彼女」と呼ばれる元患者達、「汝」と呼ばれる院長ら元医療従事者
によって構成される共同体が形成されていた。
当初は上手く運営されていたこの研究所もやがて軋みを見せ始め、
そして仮想の「我」が姿をあらわし、世界も変容をはじめていく…
いやー、もう「ニューウェーブ」としか言いようの無い作品。
レインの影響の濃い精神分析部分はともかく、
数学やらパラコンパクト空間やら持ち出されると正直付いて行けなくなってくる。
とりあえず8点。減点分は理解が及ばなかった分ということで。
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