王への手紙
648 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/07/29(土) 10:42:23
トンケ・ドラフト「王への手紙 上」 岩波少年文庫
トンケ・ドラフト「王への手紙 上」 岩波少年文庫
5点
見開きの地図にひかれて買った。
想像上の土地を描いたものにしては上出来な部類に入ると思う。
見開きの地図にひかれて買った。
想像上の土地を描いたものにしては上出来な部類に入ると思う。
主人公ティウリは騎士見習い。
騎士になるための儀式である徹夜の祈りをしているところから始まる。
そこへ助けを求める謎の男がやってくる。
男の望みをかなえるためにティウリは儀式を抜け出し、馬を盗んで旅に出る。
そうして「王の使命を果たすために下々に追われる」というありがちなストーリーが始まるわけだが、
これがまた面白くない。全然ワクワクが続かない。
道具立ては「お家騒動」「悪い騎士」「山の隠者」「主人公を助ける城主の娘」などと豊富なのに、
描写が地味だし、いちいち展開がのろくて切迫感がない。
一度わくわくしてから次にわくわくするまでかなり間がある。
このとろい語りは「ホビット」に似た感じで、おそらく子供向けのリズムなんだろうと思う。
子供のころに読んでいればそれなりに面白かったのかもしれない。
過去50年に出たオランダ児童書の中では一位だったらしい。
オランダの子供って地味好きなんだな。
騎士になるための儀式である徹夜の祈りをしているところから始まる。
そこへ助けを求める謎の男がやってくる。
男の望みをかなえるためにティウリは儀式を抜け出し、馬を盗んで旅に出る。
そうして「王の使命を果たすために下々に追われる」というありがちなストーリーが始まるわけだが、
これがまた面白くない。全然ワクワクが続かない。
道具立ては「お家騒動」「悪い騎士」「山の隠者」「主人公を助ける城主の娘」などと豊富なのに、
描写が地味だし、いちいち展開がのろくて切迫感がない。
一度わくわくしてから次にわくわくするまでかなり間がある。
このとろい語りは「ホビット」に似た感じで、おそらく子供向けのリズムなんだろうと思う。
子供のころに読んでいればそれなりに面白かったのかもしれない。
過去50年に出たオランダ児童書の中では一位だったらしい。
オランダの子供って地味好きなんだな。