半身
819 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/09/07(木) 03:30:17
サラ・ウォーターズ『半身』創元推理文庫
監獄オカルト純文学風ミステリ。いうほど面白くなかった。
面白かったのは脱獄駆け落ち計画の思惑がはずれ、
主人公が霊媒女囚に捨てられる終盤だけ。
とにかく序盤、中盤の冗長で陰気な女囚との会話や
主人公の鬱屈した家族間の確執のだらだらした描写が
あまりにも退屈。
要するにオカルト風味の監獄レズ小説に過ぎないのに、
やけにもったいぶって純文学風味にしようとしているのがつまらない。
最後に主人公が女中に意中の女囚を奪われるのは笑った。
やたら衝撃的であるかのように煽っているが、
ミステリ的などんでん返しとしてはぜんぜん意外でもないし、
主人公の考え方についていけないから衝撃というよりも笑激だった。
5点
サラ・ウォーターズ『半身』創元推理文庫
監獄オカルト純文学風ミステリ。いうほど面白くなかった。
面白かったのは脱獄駆け落ち計画の思惑がはずれ、
主人公が霊媒女囚に捨てられる終盤だけ。
とにかく序盤、中盤の冗長で陰気な女囚との会話や
主人公の鬱屈した家族間の確執のだらだらした描写が
あまりにも退屈。
要するにオカルト風味の監獄レズ小説に過ぎないのに、
やけにもったいぶって純文学風味にしようとしているのがつまらない。
最後に主人公が女中に意中の女囚を奪われるのは笑った。
やたら衝撃的であるかのように煽っているが、
ミステリ的などんでん返しとしてはぜんぜん意外でもないし、
主人公の考え方についていけないから衝撃というよりも笑激だった。
5点