今日読んだSF/FT/HRの感想@SF板まとめページ
アーサー・C・クラーク
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イルカの島
818 名前: ◆GacHaPR1Us 03/05/08 03:29
イルカの島
アーサー=C=クラーク/著、小野田和子/訳、東京創元社
家出少年ジョニーはふとしたキッカケとちょっとの勇気と少しばかりの出会いによって、
イルカたちの島、イルカ研究所にたどり着いた。
彼とイルカと島の人たちとの交流を通じて語られる少年の勇気の物語。
イルカの島
アーサー=C=クラーク/著、小野田和子/訳、東京創元社
家出少年ジョニーはふとしたキッカケとちょっとの勇気と少しばかりの出会いによって、
イルカたちの島、イルカ研究所にたどり着いた。
彼とイルカと島の人たちとの交流を通じて語られる少年の勇気の物語。
これ、いい。ジュブナイル、古きよきSFの持つ力が伝わってくる。
これって雑談スレで薦められたのよね、サンクス、名無しさん。
いろんな意味で勇気もらったので10点。
これって雑談スレで薦められたのよね、サンクス、名無しさん。
いろんな意味で勇気もらったので10点。
134 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/12/17(日) 16:18:09
イルカの島 アーサー・C・クラーク 小野田和子訳
さすがに元は数十年前の作品、テクノロジー的な描写は、今となっては
かなり浮いてますね。ジェットで浮上させる巨大船って一体…とか、災害時こそ
簡単な機材とバッテリーで動かせる短波帯なんかの無線だろとか、テープって
懐かしすぎとか、重要な薬品は分散して保管しろよとか、いろいろありました。
内容自体は、子供向けの作品かな?とも思える内容でした。
スラスラ読めるし、話全体がさっぱりしてるし。でも途中、宇宙船の話が出た時点で
かなり衝撃でした。このまま「地底旅行」みたいな雰囲気で行ってくれるのかとばかり
思っていたので、ここからハード寄りにいくの!?みたいな。もうページ残ってないのに。
まぁ結局、ある意味理想的な終わり方だったし、ある意味消化不良でもありました。
宇宙船の話、もう少しやってくれよと…。
(無茶苦茶軽いのを考慮に入れて読むなら) 7点
イルカの島 アーサー・C・クラーク 小野田和子訳
さすがに元は数十年前の作品、テクノロジー的な描写は、今となっては
かなり浮いてますね。ジェットで浮上させる巨大船って一体…とか、災害時こそ
簡単な機材とバッテリーで動かせる短波帯なんかの無線だろとか、テープって
懐かしすぎとか、重要な薬品は分散して保管しろよとか、いろいろありました。
内容自体は、子供向けの作品かな?とも思える内容でした。
スラスラ読めるし、話全体がさっぱりしてるし。でも途中、宇宙船の話が出た時点で
かなり衝撃でした。このまま「地底旅行」みたいな雰囲気で行ってくれるのかとばかり
思っていたので、ここからハード寄りにいくの!?みたいな。もうページ残ってないのに。
まぁ結局、ある意味理想的な終わり方だったし、ある意味消化不良でもありました。
宇宙船の話、もう少しやってくれよと…。
(無茶苦茶軽いのを考慮に入れて読むなら) 7点
お話の背景に、凄く平和というか安定した世界があるっていうのは、
タウ・ゼロと似てますね。そう言う世界になればいいな…と思わされました。
タウ・ゼロと似てますね。そう言う世界になればいいな…と思わされました。
失われた宇宙の旅2001
552 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/12/08 13:53
アーサー・C・クラーク「失われた宇宙の旅2001」
アーサー・C・クラーク「失われた宇宙の旅2001」
映画版・小説版の「2001年宇宙の旅」が完成されるまでに
キューブリックとの共同作業の中で、書かれては捨てられていった
アイデアの断片を集めたフィクションの合間にクラークの覚書を
挟んだ、まさにタイトルどおりの本。
「こういう過程を経て現在の形になったのか」とか「これが映像化されていたら
どんな風になっただろうか?」などと思いながら読むと、非常に面白い。
とくに、短編『地球への遠征』を下敷きにした“人類の夜明け”のパートが
特によかった。完成版の神秘性はないけれども、「幼年期の終わり」にも
通じる叙情性が感じられる。そういえば、ここに出てくる異性人・クリンガーは
どことなく「幼年期」のカレルレンを髣髴とさせる。
正直なところ、小説版「2001年宇宙の旅」より面白かった。
キューブリックとの共同作業の中で、書かれては捨てられていった
アイデアの断片を集めたフィクションの合間にクラークの覚書を
挟んだ、まさにタイトルどおりの本。
「こういう過程を経て現在の形になったのか」とか「これが映像化されていたら
どんな風になっただろうか?」などと思いながら読むと、非常に面白い。
とくに、短編『地球への遠征』を下敷きにした“人類の夜明け”のパートが
特によかった。完成版の神秘性はないけれども、「幼年期の終わり」にも
通じる叙情性が感じられる。そういえば、ここに出てくる異性人・クリンガーは
どことなく「幼年期」のカレルレンを髣髴とさせる。
正直なところ、小説版「2001年宇宙の旅」より面白かった。
8点
宇宙のランデヴー
266 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/03/16 21:02:13
アーサーCクラーク 宇宙のランデヴー
巻末にもあるけど冒険小説という趣き。古きよきSF観がなんとも。
あとクラークのはまさに正統派、ストレートすぎて今からすると古典のように感じる。
アーサーCクラーク 宇宙のランデヴー
巻末にもあるけど冒険小説という趣き。古きよきSF観がなんとも。
あとクラークのはまさに正統派、ストレートすぎて今からすると古典のように感じる。
宇宙のランデヴー2
276 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/03/17 16:38:56
宇宙のランデヴー2<上>
1と一緒に買ったが、印象がまるで違った。
クラークらしからぬ湿っぽい人間関係を中心に、なんかあんまりSFらしさが薄まった、
売れたからとりあえず作ったとかそんな気がしてしまった。ジェントリー・リーがクラークの基本設定をもとに書いたのだろうか・・・?
宇宙のランデヴー2<上>
1と一緒に買ったが、印象がまるで違った。
クラークらしからぬ湿っぽい人間関係を中心に、なんかあんまりSFらしさが薄まった、
売れたからとりあえず作ったとかそんな気がしてしまった。ジェントリー・リーがクラークの基本設定をもとに書いたのだろうか・・・?
まあ、上ではひどいこと言ってはみたがそれなりには楽しかった。
17 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2007/09/23(日) 02:44:11
宇宙のランデブー
宇宙のランデブー
クラークは2001を高校のとき読んだきり。そして今回これが2冊目となる。
ちなみに2001は、私の当時の読解力では全く文章が追えず、途中で挫折した記憶がある。
そんなトラウマもあり、各レビューを読み、クラークの中でも読みやすそうかつエンターティメント性の
ありそうな本作を選ぶことにした。
ちなみに2001は、私の当時の読解力では全く文章が追えず、途中で挫折した記憶がある。
そんなトラウマもあり、各レビューを読み、クラークの中でも読みやすそうかつエンターティメント性の
ありそうな本作を選ぶことにした。
感想としては・・・
なかなか自分の受け入れ範囲が狭いためだろうか、引き込まれるものが感じられなかった。
本作の要はひとえにラーマという謎の人口天体だけど、その謎に迫りきっていないからだろうか。
謎の部分でワクワクくるものがなかった。
続編でこのあたり解明されていくこととしても、本作だけでもあっと言わせてくれるような、
次に読み進めたくなるような、インパクトのある仕掛けをして欲しかったように思う。
全体として、ラーマの構造が明るみになっていく過程が描かれていくだけで、
そのほかの部分に印象に残るものが少ないのが残念だった。
ところで謎の天体ものといえば、先にリングワールドを読んだけど、あれは登場人物や設定、仕掛け、
総合的に満足させてくれるものだった。やはり自分の好みの問題かもしれない。
なかなか自分の受け入れ範囲が狭いためだろうか、引き込まれるものが感じられなかった。
本作の要はひとえにラーマという謎の人口天体だけど、その謎に迫りきっていないからだろうか。
謎の部分でワクワクくるものがなかった。
続編でこのあたり解明されていくこととしても、本作だけでもあっと言わせてくれるような、
次に読み進めたくなるような、インパクトのある仕掛けをして欲しかったように思う。
全体として、ラーマの構造が明るみになっていく過程が描かれていくだけで、
そのほかの部分に印象に残るものが少ないのが残念だった。
ところで謎の天体ものといえば、先にリングワールドを読んだけど、あれは登場人物や設定、仕掛け、
総合的に満足させてくれるものだった。やはり自分の好みの問題かもしれない。
神の鉄槌
657 :名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/02(金) 20:26:22
神の鉄槌 ハヤカワSF1998年
アーサー・C・クラーク 小隅黎・岡田靖史訳
神の鉄槌 ハヤカワSF1998年
アーサー・C・クラーク 小隅黎・岡田靖史訳
さすがに近年のだけあって、ガジェットに古くささはあまり感じられない。
翻訳SFでここまでスムーズに違和感なく読めたのは初めてかも。
艦長以外のキャラの掘り下げが少ないけど、これは逆に願ったりかなったりか。
しかしクルー達の最後の振る舞いに泣けた。本当に良い。
しっかし、これ本当にディープ・インパクトの元ネタ(?)か?雲泥の差じゃないか。
全く文句なし。ただしこれ以上に良い作品が出たときのために10点はおいておくとして、9点
翻訳SFでここまでスムーズに違和感なく読めたのは初めてかも。
艦長以外のキャラの掘り下げが少ないけど、これは逆に願ったりかなったりか。
しかしクルー達の最後の振る舞いに泣けた。本当に良い。
しっかし、これ本当にディープ・インパクトの元ネタ(?)か?雲泥の差じゃないか。
全く文句なし。ただしこれ以上に良い作品が出たときのために10点はおいておくとして、9点
銀河帝国の崩壊
222 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/02/28 00:04:27
アーサー・C・クラーク「銀河帝国の崩壊」
アーサー・C・クラーク「銀河帝国の崩壊」
こういう壮大な歴史系の話は大好き。
億、千、万とか出てるとそれだけで鳥肌もの。
好みだから9点
億、千、万とか出てるとそれだけで鳥肌もの。
好みだから9点
太陽系最後の日
721 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/04/06 00:58
太陽系最後の日。
A・C・クラーク
太陽系最後の日。
A・C・クラーク
膨張する太陽に飲み込まれる直前の地球に
その文明の担い手である知的生命体、人間を救うために
やってきた宇宙人がそこでみたものは・・・
その文明の担い手である知的生命体、人間を救うために
やってきた宇宙人がそこでみたものは・・・
破滅直前の地球の描写は結構面白い。
特に書類の乱れ飛んだ部屋を観察した宇宙人が
このような行動をとった地球人の気持ちを慮るところは
イギリス的ユーモアがあるといえるだろう。
特に書類の乱れ飛んだ部屋を観察した宇宙人が
このような行動をとった地球人の気持ちを慮るところは
イギリス的ユーモアがあるといえるだろう。
だが、読んでいて目も離せないといえるところは
地下鉄に閉じ込められた宇宙人をすくうという場面のみであり、
正直なところ、ページを埋めるために書かれたのではないかと思われるほど唐突である。
地下鉄に閉じ込められた宇宙人をすくうという場面のみであり、
正直なところ、ページを埋めるために書かれたのではないかと思われるほど唐突である。
ラスト、あるものを目の前にした宇宙人たちの会話には
多少ニヤッとさせられる。
つまりは感動の傑作というよりはユーモア小品といったところか。
多少ニヤッとさせられる。
つまりは感動の傑作というよりはユーモア小品といったところか。
3点
時の眼
416 名前:でへ 投稿日:2007/01/15(月) 21:48:47
時の眼 クラーク&バクスター ハヤカワ ハードカバー
時の眼 クラーク&バクスター ハヤカワ ハードカバー
「アーサーCクラークの2001年宇宙の旅を別の視点で見た」
と言うブランドをつけて、ハヤカワがハードカバーで出した
バクスターの作品
と言うブランドをつけて、ハヤカワがハードカバーで出した
バクスターの作品
文庫で出るまで待っても良いと思う 7点
その程度だね
その程度だね
例によって以下ネタバレ
チンギスハン率いるモンゴル騎馬軍団と
アレキサンダー大王率いる軍団が
バビロンを舞台にして戦うのは
なかなか魅力ありました。
アレキサンダー大王率いる軍団が
バビロンを舞台にして戦うのは
なかなか魅力ありました。
でも、あっけなく終わっちゃうんだよなあ、、、
その後をもうちょっと書き込んで欲しい
やっぱバクスターは小説下手だわ。
その後をもうちょっと書き込んで欲しい
やっぱバクスターは小説下手だわ。
死ぬ前のハインラインは(クラークに比べると)
まともだったなあ、、、
クラークはいい加減絶筆、、、じゃ無かった、名前を貸すのは
止めて欲しいです。
まともだったなあ、、、
クラークはいい加減絶筆、、、じゃ無かった、名前を貸すのは
止めて欲しいです。
宇宙のランデブーの続編以来、がっかりする話ばかりだわ
ランデブーの続編よりはマシだけど、、、
ランデブーの続編よりはマシだけど、、、
クラークの名前さえ無ければなあ、、、
417 名前:じゃあ俺も 投稿日:2007/01/15(月) 22:09:19
時の眼 クラーク&バクスター
時の眼 クラーク&バクスター
5点
冒頭は懐かしのマンネリタイムスリップ小説かと思いきや、
いちおう、ちょいとひねりがあった。エンタテイメント要素もあり、
それなりに読者サービスはやってる感じ。
基本的にオデッセイ物なんだけど……もういい加減秋田かな。
クラーク御大、そろそろ引退時かもなあ、などと思わせてくれた快作。
いちおう、ちょいとひねりがあった。エンタテイメント要素もあり、
それなりに読者サービスはやってる感じ。
基本的にオデッセイ物なんだけど……もういい加減秋田かな。
クラーク御大、そろそろ引退時かもなあ、などと思わせてくれた快作。
都市と星
324 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/09/28 07:37
都市と星/A・C・クラーク
都市と星/A・C・クラーク
名作との誉れ高い作品。
ぶっちゃけ今読むと物足りない感があるのは否めない。
まぁ、これが元ネタとなった数多くの作品を
読んだり見たりしてきたからだろうが・・・
まぁ、これが元ネタとなった数多くの作品を
読んだり見たりしてきたからだろうが・・・
インパクトの点からだけでなく
純粋に小説として読んでみると・・・
純粋に小説として読んでみると・・・
最後の方、グタグタでない?
それともこれがSF?
それともこれがSF?
6点
遙かなる地球の歌
621 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 04/05/22 23:17
「遙かなる地球の歌」アーサー・C・クラーク
8点
普通のSF。特にとっぴなガジェットが出てくるわけでもない
普通に楽しめるSFですた。
そういう点ではあんまり印象に残らない話だったような気もする。
ウミサソリと人間の戦いがどうなったのかについては興味があるけど。
「遙かなる地球の歌」アーサー・C・クラーク
8点
普通のSF。特にとっぴなガジェットが出てくるわけでもない
普通に楽しめるSFですた。
そういう点ではあんまり印象に残らない話だったような気もする。
ウミサソリと人間の戦いがどうなったのかについては興味があるけど。
幼年期の終わり
512 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/12/05 01:18
日付が変わってるので「今日読んだ」ではないのですが、
日付が変わってるので「今日読んだ」ではないのですが、
『幼年期の終わり』A.C.クラーク
今までこんなのも読んでなかったのか、というツッコミはなし、小松左京と
ホーガンを除けばこれがSF世界への第一歩。これからSF者になるつもり
です。
で、感想なのですが、絶賛されていたので過剰に期待したせいなのか、単
に理解度が低いのか、いまいち。まあ、普通かなあという程度でした。
重ーい哲学的テーマなら小松左京のほうがずっと面白いし、理系の人の
原点だろうと思う「謎解き・未知なる物への興奮」という点では『星を継ぐ者』
にかなわないと思います。
ホーガンを除けばこれがSF世界への第一歩。これからSF者になるつもり
です。
で、感想なのですが、絶賛されていたので過剰に期待したせいなのか、単
に理解度が低いのか、いまいち。まあ、普通かなあという程度でした。
重ーい哲学的テーマなら小松左京のほうがずっと面白いし、理系の人の
原点だろうと思う「謎解き・未知なる物への興奮」という点では『星を継ぐ者』
にかなわないと思います。
点数は・・・3点かな。
512 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/04/22(金) 02:06:19
SFというものを読んだことが無かったが、友人に進められるままに「幼年期の終わり」を読んだ。
素晴しい未来予測。しかもアーサー・C・クラークはどうも2001年宇宙の旅の監督らしい。
一流の作家だけあって、その中身はとても硬質。最後の地球の次元が一つアップするあたりは
身震いがした。来るべき日はこのように世の中は変化するのかと、人生の将来をシュミュレーション
する意味でも、個人的に興味ぶかかった。
最近、私は宗教と科学の関係について思索することが多いが、科学とは実は宗教であると気付きを得た。
信念と信仰の上に今日の発展があるのだろう。
宇宙人がデビルであり、天使であり、神でもある。そしてそれを解釈するのは人類なのだ。
まだ今の世はそれを判断する次元に人類は到達していない。果たして「遭遇が先」か、「次元アップが先」か…。
今の荒れた世の中を見るにつけ、遭遇が先だと思えて仕方ない。
この一冊はそんな人類を覚醒させるにうってつけの良書だ。
読み継がれてきただけのことはある。
SFというものを読んだことが無かったが、友人に進められるままに「幼年期の終わり」を読んだ。
素晴しい未来予測。しかもアーサー・C・クラークはどうも2001年宇宙の旅の監督らしい。
一流の作家だけあって、その中身はとても硬質。最後の地球の次元が一つアップするあたりは
身震いがした。来るべき日はこのように世の中は変化するのかと、人生の将来をシュミュレーション
する意味でも、個人的に興味ぶかかった。
最近、私は宗教と科学の関係について思索することが多いが、科学とは実は宗教であると気付きを得た。
信念と信仰の上に今日の発展があるのだろう。
宇宙人がデビルであり、天使であり、神でもある。そしてそれを解釈するのは人類なのだ。
まだ今の世はそれを判断する次元に人類は到達していない。果たして「遭遇が先」か、「次元アップが先」か…。
今の荒れた世の中を見るにつけ、遭遇が先だと思えて仕方ない。
この一冊はそんな人類を覚醒させるにうってつけの良書だ。
読み継がれてきただけのことはある。
831 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 04/11/07 17:09:47
アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」
アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」
オールタイムベストSF1位というので読んでみたが
ちょっとオカルトテイストでびっくり
傑作傑作ともちあげられているがまあまあでした
センスオブワンダーを得るのは難しい
ちょっとオカルトテイストでびっくり
傑作傑作ともちあげられているがまあまあでした
センスオブワンダーを得るのは難しい
でも最後けっこうよかったから8点
513 :名無しは無慈悲な夜の女王 :sage :2007/02/10(土) 11:43:42
今日じゃなく先週読んだ感想だけど。
今日じゃなく先週読んだ感想だけど。
「幼年期の終わり」
A・C・クラーク
ハヤカワ文庫
以前創元文庫で読んで以来20数年ぶりの再読。
ラストでのカレレンの心のつぶやきの部分で、創元文庫では、
オーバーマインド(主上心)に命ぜられた仕事はするが、心までは従わない、
というような調子だったところが、ハヤカワ文庫ではかなり弱い表現になっていた。
原文を読んだことがないのでどちらが忠実な訳なのかはわからないが、
前者の訳の方が、神的存在と一体化した人類と、
個の精神の独立したオーバーロード、という対比がわかりやすかったと思う。
A・C・クラーク
ハヤカワ文庫
以前創元文庫で読んで以来20数年ぶりの再読。
ラストでのカレレンの心のつぶやきの部分で、創元文庫では、
オーバーマインド(主上心)に命ぜられた仕事はするが、心までは従わない、
というような調子だったところが、ハヤカワ文庫ではかなり弱い表現になっていた。
原文を読んだことがないのでどちらが忠実な訳なのかはわからないが、
前者の訳の方が、神的存在と一体化した人類と、
個の精神の独立したオーバーロード、という対比がわかりやすかったと思う。
あえて点数はつけない。
2001年 宇宙の旅
954 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/06/09 02:03
アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』
アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』
実は映画の内容を知らない。
子どものころ深夜映画でちらっと見て、ハルというコンピュータが反逆する部分だけは覚えていたが。
ヘタに知識がないからよかったのだろう、非常に面白かった。
『幼年期の終わり』は先入観ばかり先に立ってて楽しめなかったから。
子どものころ深夜映画でちらっと見て、ハルというコンピュータが反逆する部分だけは覚えていたが。
ヘタに知識がないからよかったのだろう、非常に面白かった。
『幼年期の終わり』は先入観ばかり先に立ってて楽しめなかったから。
クラークはかたそうなイメージがあったけど、未知の世界に対するあこがれや脅威を、叙情性豊かに書いてて、いい味をかもし出してる。
ヒトザル、月にいる博士、宇宙船のパートが独立し、全体でまとまっているとは言いがたいのが惜しいが・・・
300ページに足りないのにもかかわらず、このスケールの大きさは何だろう。
今なら500ページ超は当たり前、下手したら上下巻で出てる内容だ。
それが逆に新鮮な印象だった。
8点
ヒトザル、月にいる博士、宇宙船のパートが独立し、全体でまとまっているとは言いがたいのが惜しいが・・・
300ページに足りないのにもかかわらず、このスケールの大きさは何だろう。
今なら500ページ超は当たり前、下手したら上下巻で出てる内容だ。
それが逆に新鮮な印象だった。
8点
3001年 終局への旅
3001年 終局への旅
読んだ。実は2001年も2061年も読んだことない。2001も映画を途中までしかみたことない。
テラフォーム、遺伝子改変した生物、軌道エレベータ、ナノウェア、慣性駆動などのクラーク的ガジェットの出し惜しみしつつの集大成といった感。
あとはデモリションマンやタイムマシンものみたいなアナクロニズム。
続編が匂わせる展開や、世界観の話に費やされて話的にはやや盛り上がりにかけてしまった感はある。
読んだ。実は2001年も2061年も読んだことない。2001も映画を途中までしかみたことない。
テラフォーム、遺伝子改変した生物、軌道エレベータ、ナノウェア、慣性駆動などのクラーク的ガジェットの出し惜しみしつつの集大成といった感。
あとはデモリションマンやタイムマシンものみたいなアナクロニズム。
続編が匂わせる展開や、世界観の話に費やされて話的にはやや盛り上がりにかけてしまった感はある。