大根「どうして、お前らが!?」
玉ねぎ「ふふ、どうしてもあんた達が心配になってね…」
ジャガイモ「俺らも契約してきたぜ!」
ファウスト「何っ、お前は大豆!大豆じゃないか!まさか裏切ったのか!?」
D「ククク、裏切ってなど居ないさ、元々俺は家畜の飼料なんだよォ!
喰らえ!窒素固定爆弾(←リビゾウム)」
でも悪魔と契約してないから引っこ抜かれて終わりなんだよね
大豆「忘れたか、大根。我らは食べられるために生きるもの。
そしてそれは人間だろうと家畜だろうと、「食べられる」ということに変わりはない。
それが、牛は嫌で人間はいいだと…?
その思い上がった選民思想、我が爆弾で吹き飛ばしてくれる!!」
大豆「忘れていたよ…おなじ食べられる、おなじ死でも…選ぶ権利がある。生きた証として…ふ。
そうだな、俺もお前達と共におなじ食卓に並べれば、
それは、どんなに――幸せだっただろう。
だが、俺の死地はここだ。お前達を食卓に送り届けるために……
俺は、このニワトリと共に爆砕しよう。
お前達の、彩られた食卓を見られないのが――残念だ」
ファウスト「だ…大豆ゥウア――――ッッッ!!!!」
D・M「何時になったら食えるのかと、皮剥いてたら無くなっちまったぜ!ブワッハッハ!!」
無残に転がる玉葱の死体・・・ただただ夕日だけが赤かった・・・
D・Mが僕の友達の皮を剥いでいく。
一枚一枚ゆっくりと、満面に愉悦を浮かべながら。
身体は動かない、声も出ない、何も出来ない。
叫びながら小さくなってゆく彼をただ見ていることしか出来ない。
そして、彼は彼の一部だった物を大量に残し。
消えてしまった。
「そこの猿に渡したらよ、全部剥いちまったぜ!」
その涙は…誰のための涙だぁあ――ッ!!!!!
「はははははっ!お前らの恐怖と絶望に彩られた顔!!!面白い!!!
面白いぞ!!!がぁはっはっはっはっ!!!!」
牛「なんだ……これは、涙?私が……泣いているというのか!
なんだ……なんなのだこの気持ちは!?」
大根「玉葱は、己の死を持って牛に残る”優しき心”に呼びかけたんだ!!」
ニワトリ「コケーッケッケ、幾ら人間になろうとも野菜如きがD・M様に適うわけないコケ、ケーッケッケ」
でも最終決戦前に「ニワトリ、貴様のタンパク質を俺に寄こせ!!」
パ ル ミ ト オ レ イ ン
万物癒す恵みの雨
ジ=アスターゼ
超融合領域