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盲導馬

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盲導馬 04/03/13

  ミニチュアポニーという奴が居るわけですよ。

  これはポニーの名の通り馬の一種であって、かつミニチュアの名の通り小型なのです。大きめのゴールデンレトリーバーを想像したら大体一致しているでしょう。この大型犬のサイズで姿形が完璧に馬であるから微笑みを誘うわけですが、実はこやつ、馬であるからして犬より賢い。

  実は盲導馬として優れた働きをするのですね。頭が良くておとなしい。何しろ吠えない。やるせない哀愁を湛えた円らな瞳と濡れた睫でぽくぽく先導している姿を想像して御覧なさい。盲導犬も無闇に吠えぬよう訓練されておるわけですが、馬は元々吼えずに嘶く性質があるが、犬が鳴くほど嘶くわけではない。それでも不安ならば盲導犬を吼えないよう訓練すると同様嘶かぬよう訓練すればよい。

  現在全盲者は約十万人おり、盲導犬を今すぐ希望する人は約五千人、将来希望する人は約八千人、そして現役の盲導犬は約九百頭、そして盲導犬の実働期間はおよそ十年。盲導馬は十五年以上であるから、これを見逃す振りは出来ない。

  とは言うものの、ミニチュアポニーの絶対数が少ない以上、そしてまた法律として「犬」と限定されてしまっている以上、問題は色々ある。そこで段階的な計画立案の必要がある。「盲導馬のNPO団体をこっそり作る」「各地にミニチュアポニーの舎を確保する」「訓練士を本場アメリカで学習させる」「盲導馬の血統及び頭数調査の機関を作る」「盲導馬についての法律改正を目指す」

  現在盲導犬協会はいくつかあるが、目的が違ったりするので統一方針下の活動が難しい状態にある。この轍を踏んではならず、まずは本部を作り、計画的な組織作りを進めながら盲導馬の普及計画を策定する。そして大前提として、まずミニチュアポニーの数を揃えねばならない。しかしそれには金がかかる。どうするか。

  簡単なことだ。知っているかい?日本国民は熱しやすく冷めやすい事を。知っているかい?日本国民はペットをずっと飼っていられるほど恵まれた環境には住んでいないことを。つまりだ。「ミニチュアポニーのブーム」を仕掛け小金のある流行に踊らされる間抜けを上手くのせて、その間抜けの金でミニチュアポニーの数を一気に揃えてしまう。やがて突然ブームが終わって「捨てポニー」「野良ポニー」「野生化したポニー」が社会問題となりかける直前、「ミニチュアポニー引き取ります」と盲導馬協会が名乗り出る。この段階で飽和状態となっているならば、各地の保健所や動物病院ペットショップに手を回し全て引き取ることにする。ごっそり集めたミニチュアポニーで盲導馬の育成をしながら次世代の訓練士も養成しつつ、寿命実働年数ともに長く犬より賢く大人しくい彼等を一気に広めてしまうのだ。既成事実化したら法律は改正される。

  それぞれのタイミングを合わせることは難しいが、ブームが興った十年後には盲導馬が当たり前の光景になるかもしれない。きっちり仕掛けてレールに載せたら夢物語では終わらない。ひとつ不安なのは、何も準備が整わないうちに小さなブームが来、手に入りにくいからあっさり終結してしまった場合だ。国内でブームを仕掛ける前には絶えず供給出来る様アメリカで殖やしておくように手を回しておかねばならんね。

  馬糞?副産物の有機肥料と呼びなさい。パンツを穿かせるのさ。オムツとも言うかね。
 
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