特殊パワー／襲撃する - スモールワールド（ボードゲーム）@wiki 〜チラシ裏の落書き〜

　襲撃する　（トークン数：５）　

あなたの征服の終わり（ただし最後の征服の増援ダイスを振る前）に、各地域に１枚以上のトークンを残して残りを手元に戻し、戻したトークンでさらに征服を続けることが出来ます。その後に、可能であれば最後の征服をします。

・「征服の終わりに」とあるが、要は１回だけ再度の「部隊の準備」から征服を再開できるというもの。

▶　考察

連続征服（？）を可能とする特殊な攻撃系、特殊パワー。

「部隊の準備」を再度行えるメリット…これは征服時に使用した１枚を超えるトークンを、再度戦力に変換できるというもの。

最初の征服時に、少ない地域に多くのトークンを消費した場合ほど大きな恩恵を得られる。

例えば対戦相手が５枚で防御する前線の重要地域を、７枚のトークンで征服。

普通ならこの後、征服を続けるのは困難だが、この特殊パワーなら消費した７枚のトークンのうち６枚のトークンを再度戦力として征服を続けることが出来る。

このパワーに対しては前線の一点防衛の効果が薄い。

前線を無理やり食い破って、そのまま後方を襲撃できるからだ。

 

とはいえ、この恩恵を受けるには最初の時点で十分な数のトークンが手元にあることが条件となる。

部隊の再準備ができたところで、そのトークン数が少なくては征服を続けられず意味がない。

となると、この効果を最大に活かすことが出来るのは選択した１ターン目。

そして効果適用後は一気に支配地位を広げるため自然と防御力が落ちてしまう。

早期の支配地域拡大と、早期衰退。

そういう運用に最も適した特殊パワーと言える。

 

相性の良い種族は、この特性を生かせるもの。速やかな征服による恩恵の大きい『レプラコーン』や『ジプシー』。素早く衰退したい『リッチ』。反撃の怖くない『エルフ』もなかなか。

と言うかトークン数も５枚と多く、どの種族と組んでも悪くない。

対戦相手の動きにとらわれず効果を発揮しやすいのがメリット。

どうしても早期衰退になりやすいが、とりあえず衰退種族を稼ぐ目的でも優秀。

やや癖はあるが、意外と初心者向けの使い勝手の良い特殊パワー。

▶　関連

『レプラコーン』『ジプシー』『リッチ』『エルフ』