No.42 呪われしエイラスの論書 (魔法のアイテム)
魔力2個と、10点と、召喚レベル+1を得る代わりに、カード点が「-10点」の呪いの書。
「発揮」効果だけを見ると、色々メリット盛りだくさんの強カードのように見えるが実はそうでもない。
結局水魔力1個を支払って、自身で召喚レベル1つ分を占め、クリスタルはカード点と相殺になる。
つまり、そのままの総計では、魔力+1個の恩恵しか受けられないカード。
パッと見で、非常にしょぼい。
何らかの手段でこのカードを取り除けば、まぁ、それなり。
でも生け贄にする時には「永続」の効果で、リザーブの魔力トークンをすべて失う点に注意。
事前に、召喚で使い果たすか、変転で空にしておきたい。
とは言え、実際のところこのカードを取り除けるのは『信心深きサイラス』『竜の髑髏』『首長のアムサグ』の3枚だけ。(※基本セットの場合)
しかも、『信心深きサイラス』は相手が使用した場合に限られ、しかも予測は難しい。
ラッキー! と思ったら、リザーブの魔力を失う羽目になるので、「-10点」と天秤にかけて、選択したい。
『首長のアムサグ』なら手札に戻すなので、リザーブの魔力を失うことはないが、結局手札に戻ってくる。
まぁ、そのまま終了しても「-10点」よりはマシだし、召喚できればまた効果を得れるので純粋にプラス。
真剣に取り除くなら『竜の髑髏』とのコンボだが、
・・・まぁ、これも簡単じゃ無かったりするので、(-ω-;)ウーン。
そういう意味では、取り除くことはあまり期待しない方が良い。
まぁ、『首長のアムサグ』を対戦相手に取られた時の牽制にはなる。・・・その程度?
とは言え、このカードの真価は序盤での強力な召喚サポート力にある、と思ふ。
まず、コストが水1つと軽く、しかもゲーム開始早々の水(冬)の季節にダイスで獲得出来る可能性が高い。
次に、召喚レベル+1が付くため、このカードを召喚できる枠があるということは、イコールでもう1枚召喚できるということ。
さらに、水魔力1個を好きな魔力2個に変換できると考えれば、季節ダイスで魔力を2個ぐらい獲得できれば、ほぼどんなカードの召喚コストも満たせるはず。
クリスタルも+10なので、クリスタルをコストとするカードも安心。
具体的には3大召喚補助アイテムの『時の砂時計』『イジャンの忘却の壺』『運命の手』、多人数戦での3大お邪魔使い魔の『アルカノ蛭』『強欲のフィグリム』『泥棒フェアリー』。
いずれも、コストが重いため、普通に召喚しようとすると数ラウンドを要し、季節ダイスにも恵まれる必要がある。
それがこの『論書』があれば、かな~り条件は緩和される。
とりあえず、1~2ラウンドに季節ダイスで水魔力を確保できれば、だいたい何とかなるはず。
いずれも、召喚が早ければ早いほど有効なカードを、スムーズに呼び出せるのは結構なアドバンテージになる。
『呪われたエイラスの論書』は、上記の強力なカードと組み合わさった時に、初めて真価を発揮する。
で、相性の良いカードは、前述の通り、3大召喚補助アイテムと、3大お邪魔使い魔。
あとは、『春の杖』も結構召喚に苦労するので、このカードとセットだと安心。
重コストで、早期召喚が有利な『神聖の杯』や『使い魔の偶像』とも相性が良い。
もちろん、『首長のアムサグ』や『竜の髑髏』はドラフト時点で獲得の検討を。
一方、相性の悪いカード・・・特になし?
無いなぁ・・・。デメリットまで含めて自己完結してるカードだし。
使用タイミングは、当然1年目に、コンボになる強カードとセットで。
それ以外なら、別に、何時でも。
ダイスドローで引いてきても、水魔力さえ確保できれば、運用に困ることはない。
水魔力1つを好きな魔力2個に変換できる。それだけのカードと思えば良いw
ドラフトの優先順位は、うーん、一般的にC(4〜6枚目)
あくまで、コンボサポート要員なので。
ただ、有効なカードを1~2枚目で確保できたら、その次くらいには狙って行っても良いかもしれない。
とはいえ、残ったカード次第かなぁ。
直接的な強さは、はっきり言ってパッと見ほどはない。
ただ、運用が楽になり、序盤の『首長のアムサグ』『信心深きサイラス』対策にもなるので、余裕があればとりあえず選択するのは無くない。でも、あくまでキーカードを確保してから。これ重要!
▶ 関連
『呪われたエイラスの論書』『オニスの忌まわしき魂』『オラフの祝福の像』『精霊のアミュレット』『吸血の王冠』『ラグノールのペンダント』『暴食の大鍋』『使い魔の偶像』『春の杖』『イジャンの忘却の壺』『ラグフィールドの兜』