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虹村那由多の奇妙な日常-第10編

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orisuta

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俺は虹村垓。M県S市杜王町のぶどうが丘高校に通う高校1年生だ。
現在俺は、世界を手中に収めるために、高校のスタンド使いと交流を深めたり、世界を手に入れた後のことを考えてハーレム形成に力を尽くしたり、エロゲに血道をあげている。
まあ、充実した日々を送っている方なんだろうな。
……充実した日々を送っている、はずなんだがよぉ……

**

「僕、こういうの嫌なんだけどなぁ……。垓くん、やっぱ止めようよ」
「うっせーなー。賭けトランプで負けて、『何でもする』って言ったのはオメーだろーが」
俺は、クラスの友人『高宇土劉邦』と一緒に、トラサルディーを訪れていた。
今日の俺の計画は、劉邦のスタンド『ドレンチド・イン・フィア』の爆風で、姉ちゃんとショコラちゃんにパンチラをさせて、セキュリティー・ホールで画像を収め、売りさばくことだ。
室内の仕事だからって事で、ウェイトレス服のスカートが風にあおられることがねぇから、こうでもしないと写真が取れねぇんだよな。
(だから、そこまでしなくても……)
(いいからやれって! ほら、ショコラちゃんが来たぞ?)
アイコンタクトで思いをかわし、腹を小突いて合図をする。仕方がなく頷いた劉邦の足もとから飛び出した小さなトカゲが、机を伝ってショコラちゃんのミニスカートのすそにとりつくのが見えた。
「ただいまお水をお持ちしました~♪」
「サンキュ、ショコラちゃん」
笑顔で俺が水を受け取る横で、劉邦が渋い顔で机を何気なく叩く。ポンっ! 軽い音を立てて、ショコラちゃんのスカートが翻った。
「キャッ! どこかで、隙間風でもあるのかなぁ……」
すぐにスカートを押さえたショコラちゃんは、不思議そうに首をかしげてる。おしっ、ばれてねぇ!
さあ、次はねぇちゃんの番だ! 再び脇腹を小突いて劉邦に合図する。嫌そうな顔をしながら、こいつはスタンドをねぇちゃんの元へと向かわせていく。

「はい、琢磨。お水」
「ありがとな、那由多」
ちょうど琢磨さんに水をもってった姉ちゃんが、反対側の席へと向きを変え、頭を下げて要件伺いをしている。ちょうど、尻は琢磨さんの方に向けられていた。
こいつはなおいいぜ。琢磨さんも、これに一枚かんでる。隠しカメラでパンチラをとる絶好のチャンス!
……だが、俺は予想もしなかった。その時、ブッという大きな音が店内に響き渡ることなんて。
姉ちゃんが、こともあろうに、ドレンチド・イン・フィアが配置についた時に、その、なんというか、屁をこきやがった。それも、特大のを。
ちなみに、屁は可燃性のガスである。……ということは……
ボオオっ!
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!」
引火した屁は火炎放射となって、琢磨さんを襲った……

本体名―桐本琢磨
スタンド名―シックス・フィート・アンダー(引火した那由多の屁をモロに喰らって大火傷。再起不能)

それを見た瞬間、俺たちは、
「「やばっ!」」
と叫んで、金も払わず店を飛び出した。とんでもない粗相に顔を真っ赤にした姉ちゃんが、俺らの仕業と感づいたのか、鬼のような顔で俺たちを追いかけてくる中、俺らは死ぬ気で逃げ続けた。




使用させていただいたスタンド


No.1688
【スタンド名】 ドレンチド・イン・フィア
【本体】 かわいらしい雰囲気の癒し系な男子高校生
【能力】 尻尾を『無音爆弾』にして配置する




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