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ver1.10の入力関連について(5)

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bulletaction

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入力受付時間等の仕様はver1.10のパッチとは何も関係ないので、当初はこの辺りに触れる予定はなかったのですが、前回せっかく文章化したのでその続きです。


行動の優先順位

各キャラクターは一度に一つの動作しか出来ませんが、操作自体は複数の行動を同時に入力することが出来ます。このようなときのために、それぞれの行動には優先順位が設けられています。
  • 全動作の中での優先順位
    • 移動行動(歩き除く)>攻撃行動>ガード>しゃがみ>歩き移動

  • 攻撃行動間の優先順位
    • (カード送り)>カード使用>必殺技>ダッシュ攻撃>レバー入れ攻撃>通常技
  • 移動行動間の優先順位
    • 大ジャンプ>通常ジャンプ>ダッシュ
    • 空中ダッシュ>飛翔
複数の行動の入力を同時に成立させた場合、キャラは上記内の左側の行動をより優先して実行します。
例えば、+Bと入力すると、操作としては前歩きと立Bと+Bと+Bの4種類を同時に満たしていますが、優先順位によりキャラは+Bを実行します。

さらに、同ランクの行動の中にも優先順位があります。
  • 方向キー間での優先順位
  • 移動行動間の優先順位
    • 垂直大ジャンプ>前大ジャンプ>後ろ大ジャンプ
    • 前ダッシュ>バックステップ
    • 前空中ダッシュ>後ろ空中ダッシュ>飛翔
  • 攻撃ボタン間での優先順位
    • B+C>A>B>C
  • 必殺技コマンド間の優先順位
このようになっています。
例えば、一般的なゲームパッドでは不可能ですがに同時に入れた場合、キャラの向きに関係なく左側に向かってジャンプを繰り返します(よりの優先度が高いため、の入力は無視される。)
また、と入力した場合、優先度が低いの入力は無視され、優先度が高いを実行します。

優先順位は基本的に難しいコマンドが上に来るようになっているため、入力のサポートとなってくれるシステムです。しかしこのシステムのせいで思ったように技が出てくれないこともあります。


必殺技の暴発

前項で、と入力すると必殺技の優先順位の仕様によりが出ることは説明しました。
実際のゲーム中でも、自分ではと入力したつもりでもとして入力されてしまっていることがあり、自分の意図しない技が出てしまうことがあります。これが 必殺技の暴発 です。
わかりやすい例では、+AやダッシュA(コマンドとしてはダッシュ中に+A)から+Bをキャンセルで出そうとしたときに+Bが出てしまうという事態です。使用キャラによっては非常に身近な現象ではないかと思われます。

この現象の原因は優先順位によるものですが、ver1.10の入力関連について(3)で文章化済みの必殺技の入力受付時間も大きく関与しています。それを以下に図式します。
コマンドの入力が開始されたものを、コマンドが完成されているものを表します。
同様にコマンドの入力が開始されたものを、コマンドが完成されているものをを表します。
経過時間
(単位はフレーム)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
操作
コマンド
コマンド
コマンドの認識
上図の入力タイミングでは、11F~15F間が+Bとして有効な時間に、11F~19Fが+Bとして有効な時間になっています。そして両者の入力受付時間が被っている11F~15F間は、先行入力の法則によりの入力が優先されてしまいます。
つまり、11F~15F間にBを押していれば+Bが、16F~19F間にBを押していれば+Bが出ることになります。ダッシュA等にキャンセルを掛けて出すと仮定すると、最速でキャンセルをしようとするばするほど+Bが暴発してしまいやすいことがわかります。


必殺技の暴発を抑止する入力

前項で必殺技の暴発が起こる原理を説明しました。本項ではそれを起こさないための2つの入力方法について説明します。

1つ目は、確実ではないものの少し気をつけるだけで暴発の可能性を減らすことが出来る入力方法です。
必殺技の暴発は、複数の必殺技のコマンドが被り入力受付時間も被ることで発生しています。なので、入力受付時間が被らないように入力することである程度防止することが出来ます。

と入力せざるを得ない場合は、入力を早めに離しコマンドを出来るだけ遅めに入力することでコマンド入力が被っている時間を減らすことが出来ます。以下にそれを図式します。
経過時間
(単位はフレーム)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
操作
コマンド
コマンド
コマンドの認識
上記のコマンド入力は、必殺技暴発の説明の時に図式したコマンドと比べて3F遅くコマンドを入力したものとなっています。
これにより、コマンドとコマンドが被っている時間は14F~15F間の僅か2F間だけになっており、暴発の可能性は大幅に減っています。
実戦でこの入力を利用する場合は、+A等を出した瞬間に方向キーはニュートラルに戻し、攻撃が当たってから+Bを急いで入力するような感じになります。


もう1つは、操作が難しいものの確実に暴発の可能性を絶つことが出来る入力方法です。
ゲームの仕様として、コマンド入力は何らかのボタンを入力するとそれまでのコマンド入力が一端リセットされます。これを利用しての入力をリセットすることでコマンドの技が絶対に暴発しないよう入力することが出来ます。以下にそれを図式します。
経過時間
(単位はフレーム)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
操作 A
コマンド
コマンド
コマンドの認識
上記のコマンド入力は、必殺技暴発の説明の時に図式したコマンド入力と入力タイミングこそ同じですが、入力と入力の間にAボタン入力を挟んでいます。
Aボタンを押したことによりの入力はリセットされたので、11F~19Fが全てとしてコマンド認識されます。
間に挟むボタンは何でも良いのですが、出来れば他の技をキャンセルしてしまうことが少ないAボタンかDボタンを推奨します。ボタンを押すだけでカード使用として認識されてしまうB+Cは流石に不適切でしょう。
この入力方法は効果は高いものの操作が難しいため、失敗しやすい一面もあります。特に、を離す前にAボタンを押してしまい、Aボタンを押す意味がなかったという事態は多いと思われます。この入力方法を実戦投入するつもりならよく練習してからのほうが良いと思います。
(なお実戦ではまったく関係ない部分ですが、ボタン押しによるキー入力のリセットはほとんどのコマンド入力に対して有効なものの、ダッシュと回避結界に対してだけは無効となっています。)

以上、入力優先順位とそれが原因で起こる必殺技の暴発でした。
この内容の記事を書くのは実に3回目となりますが、wikiの仕様により今までで一番見辛い仕上がりになってしまったのではないかと思っています…


カテゴリ: [システム] - &trackback() - 2010年02月26日 23:02:23
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