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2-11 古代種

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2-12 設定「古代種(エルゥ)」


 

12.古代種(エルゥ)

背景:
頬を打つ雨の冷たさで眼を覚ました。
手足は無事に動いたが、左目の奥が燃えるように熱かった。

突如進攻してきた黒衣の騎士団が、君の集落を蹂躙した。
悠久の刻に包まれた森に、調和を根幹としていた一族は、混乱に包まれた。
一族の戦士たちが立ち向かい、君も覚えたての術を使い戦ったが、黒衣の騎士団の戦力は圧倒的であった。
意識が戻った君に残された右眼に映ったのは、両目を抉られた一族の死体の山だった。
戦士も、幼子も、老人も、女も、当然君の密かな思い人も、平等に殺されていた。皆、空洞となった眼窩から血涙を流しながら君を見つめていた。
君の叫びが、冷たい雨の降り注ぐ森に木霊した。

月日は流れ、君は今も黒衣の騎士団を追っている
術の錬度には磨きを掛けた。
一族に伝えられていた‘禁呪’も今なら使える地震がある。
人間の武器の使用方法を覚えた。

今度引き受けた仕事は、有力な手がかりだ。
君が狙う騎士団長は、残された右目にはっきりと刻んだ黒衣の騎士の特徴と一致する。
眼帯の下で、抉られた左目跡が疼いた。

設定:

北天世界のオニです。
古代種専用の特殊技能『精霊術(仮)』が使用可能な特殊な瞳をしており、古代種の眼球からは竜や巨神の動力源となるハイ・クリスタルが作成されます。
従来は人間との接触を好まず、深い森や山脈に自然と一体化した独自の集落を築いていました。
しかし、戦乱の長期化に伴い、強国の古代種狩部隊や傭兵が古代種の集落を探し出しその眼球を抉る「古代種狩り」が、急増しています。
PCは、「古代種狩り」に会い、生き延びることができた数少ない生存者です。
ロールプレイの方向性としては、‘復讐者’が最も適切でしょう。

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