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チャールズ・シェフィールド

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zgok0079

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マッカンドルー航宙記

50 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/07/14(木) 02:30:19
チャールズ・シェフィールド/マッカンドルー航宙記

ハードSFが苦手な自分にも快適に読めたのは、
巻末付録で丁寧に講義してくれているから、
というだけでなく、キャラクターの描写によるものが大きい。
この手のSFにありがちな、取って付けたトラウマや家庭問題などで
キャラを立てるのではなく、物語を通して描かれるキャラクターが、
自然と感情移入できるものとなっている。
行動の船長と思考の博士、という組み合わせは珍しくないけど、
その2人がカップルというのは面白く、その絆が実に上手く抑えられて描写されていて、良い。
地球人類の1/11を殺した大量殺人犯や、地球から交信を絶って優生学社会を築いた《方舟》、
放浪惑星など、ハードSFとは思えないようなケレン味溢れるガジェットも堪らない。
いままでこの作者の名前をあまり聞かなかったのが不思議なくらいの掘り出し物だった。
8点

56 名前: ◆GacHaPR1Us 投稿日:2005/07/24(日) 00:46:10
マッカンドルー航宙記 創元推理文庫
酒井 昭伸 (翻訳), チャールズ・シェフィールド (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488693032

 懐かしいタイプの小説で、久しぶりに一気に読み終えた。
科学者の考えるSFガジェットってのは、こう下手な作家のものより
かなり素っ頓狂なものになり易いわけなんだけど、この作品内の
「無慣性航法」とかもかなり素っ頓狂。

初心者とか若年の人向けに、これはいいかもしれないんだが、
いかんせん、宇宙関連の科学技術は昨今は流行らないので
ついていけない人もいるかも。悲しいけど、これが現実なのよね。

7点。 ジーニー船長がときどき可愛く見えるだけに、もちっとね・・・。

428 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2008/06/15(日) 19:48:30
「マッカンドルー航宙記」
「同 太陽レンズの彼方へ」

なんだが懐かしさを感じる、いわゆるハードSF。
かつ人間ドラマとしても読めて、非常にバランスがいい。
長いのばっかりの昨今、連作短編というこの形式にもほっとする。
巻末に設定についての科学的なレクチャーがついているのも嬉しい。

堀晃の作品をまとめて読んだときにも思ったのだが、
最新の知見に基づいて書かれた作品は、時が下ってもなかなか古びないものだ。
とはいえ、1978年から1999年に書かれたものなのでそう古くもなかったりする。

傾向としては、最近の国内の中堅作家に近いのかもしれない。
野尻抱介とか、小川一水とか、林譲治とか。
7.5点

マッカンドルー航宙記 太陽レンズの彼方へ

476 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 本日のレス 投稿日:2005/11/07(月) 13:32:43
チャールズ・シェフィールド「太陽レンズの彼方」
前に出たマッカンドルーの続編だね。ハードSFにしてはちょっと軽い感じかな。
悪役もなんか俗っぽいしね。この人の作品で翻訳されているものでは「プロテ
ウスの啓示」が一番いいと思う。最低作品は「マイブラザーズキーパー」か。
6点。

483 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/11/09(水) 17:48:46
太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記
チャールズ シェフィールド / 東京創元社

ほのぼのと地味。ガチなハードSFというほど
ハードでも無く読みやすいし。
巻末の著者による科学解説が面白い。
作品リスト見て、こんなにあったのかー!と驚嘆。
寡作の兼業作家だとばかり思ってましたので。
7点くらいでしょうか。

503 名前:でへ 投稿日:2005/11/14(月) 23:17:41
マッカンドルー航宙記 太陽レンズの彼方へ チャールズ・シェフィールド

刊行されていることを知ってすぐに購入し、読みかけだったソウヤー
の新刊を読むのを止めて、こちらを先に読了しました。


正直に評すると、ちょっと懐かしいハードSF

登場人物に若いねーちゃんが出てこないことを除けば、のじりんの
クレギオンシリーズと大して変わらないクオリティのハードSF
日本のハードSFも良くなったなあと思う。

本が薄いのも良い、厚い本が多いから、こういう薄い本なら読む、
という人も多いでしょう。

楽しく読めたんだけど、7点
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