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ドラゴン桜に関する記事
最終更新:
匿名ユーザー
注意:週刊文集2005.7.7号の内容を一部引用しています。省略、一部変更しているところもあります
(※~)はこのサイトでつけたしたものです。
週刊文集7月7日号 ドラゴン桜を東大生が読んだらの記事を簡単にまとめたものです。
→AERA(アエラ)の記事を読む
48、49の2pにわたって記事が掲載されています。
全八巻の単行本はトータルで150万部を突破。
コミック売り場だけでなく、参考書コーナーにも平積みにしてもらってます
(講談社担当編集者 佐渡島康平氏)
なにがそれほど受けているのか
東大に受かるため、点数を取るためのテクニックのオンパレードが世代を超えて受けているという。
「モーニングの読者層は約八割が男性ですが、ドラゴン桜の単行本の購入者層の六割は三十代半ばの女性です」(佐渡島氏)
読者カードでも、中学生、小学生のどもを持つ母親が多い。タイトルを知らずに「東大
に受かる受験漫画、ありますか」などと書店で聞く母親もいるという。
ドラゴン桜を読んで東大理Ⅲと理Ⅱに合格したという地方学生二人から「所詮は漫画
だと思って軽く見ていたが、その内容は受験現場でも充分通用する戦略。
情報の少ない地方学生にとってバイブルだ。」という手紙が編集部に届いた。
問題は単独でポンと出されるから、それが物語全体のどの部分かを知っておくことは有利です。
試験では辞書が使えないので、勉強中でも辞書を引くなともよく言われます。
参考書を使わなかった、という人も実際には多いようです。
長い問題のほうが易しいなど一概には首肯できないテクニックもありますが偏差値三十台 の生徒が一年間で、
と言う設定ならば、登場する物はおおむね妥当だと思います。
ただ、たとえば東大の数学は易しいと強調されていますが、
あくまで京大と比較して のことでしょう(朝田賢治編集長・文学部三年)
これら必勝テクは作者の三田氏と佐渡島氏が実際に多くの東大合格者や教育関係者から取材したり
自信の経験をアレンジしたりしたもの。
灘校ではあたりまえのテクニックを織り込んだので当初、大受けの理由がピンとこなかった。
しかし反響は大きかった。
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次に漫画を研究しているサークルにきいてみた。
濃いキャラのせいで物語に引き込まれる
絵がいい ばかと罵倒される連中が本当にバカヅラで面白い
ルールを作る側に回れというが、理Ⅰではルールは作れない
必殺テクについては
夏に理科・社会を徹底的にやるなど、受験界の常識も多い
ビートルズで英語を学ぶ、トランプを使った暗算などは、いわば小中学生に教える事では?
学力のない人間には有効なテク。受かる奴はこんなことをしなくても受かる。
と、辛口コメントやはり役に立たないのか・・・
大手予備校の駿台予備校に聞いた。
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具体的なハウツーが細かく解説されるあたり、これまでの受験漫画とは毛色が違って興味深い。
しかし数々の勉強法は、間違っているとは思えないが、それがすべてというわけではない。
そうは簡単にはいかないと、われわれも生徒たちも思っています。」
(広報部広報課。利倉和彦課長)
漫画としては面白いが、必殺テクは歯牙にもかけない(※問題にしないこと)、といったところか。
受験の 戦略思考としてはどうか。明確な目標を設定し、
それを達成すべく逆算して最適の
手段を割り出し、手段を調達していく戦略思考。
ドラゴン桜の場合 目標は東大理科I類合格で、数々の必殺テクは手段である。
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戦略思考の研究所を多く書いている竹内靖雄。成蹊大名誉教授(東大経済学部卒)
に聞いてみた。
「漫画に披露されている受験テクニックは、それなりには有効だが、東大合格の決めてにはならないでしょう。
いわば戦地で相手を倒すための細かい戦術、訓練法です。
東大合格には もっと大きな戦略が必要。
中学あたりからどういった進学路線に乗るかが大事で、
しかるべき進学路線に乗っている受験生の間で東大合格が競われるのが現状です」
そう考えると、やはり漫画の中のお伽話だとも思えてくる。
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高校の現場ではどう見ているのか。
毎年 東大合格者が二人程度という首都圏の進学校の進学指部長はこう語る。
「勉強習慣がしっかりとしている生徒が、地道に学習することで、真の学力を付けていく
日夜そういう指導をしている現場には、ドラゴン桜の設定ははっきりいってガクっときます。
東大に合格するような学力を自分のものにするには時間がかかるものです。
しかし、
ノウハウは面白い。グルメ情報に似ていると思いました。
この素材は
こんな調理法もある、こうすれば早く簡単に料理できる、といった感じでしょうか。
グルメ情報も受験情報もいわば身近な存在なので、同様に受けるんだと思いますね。」
必殺テクはいわば 料理法の裏ワザである
なるほど、われわれは裏ワザを紹介する雑誌やテレビ番組が大好きだ。
目的達成のための近道やテクであれば、人よりも先に
知りたいと思うのが人情である。
モーニングの読者のはこの漫画に登場する生徒よりは
出来がよかったはずだ。
つまり、まだおれのほうがましだった。
この必勝テクさえ知っていれば、自分だってと思わせるくすぐり、魅力がある。
東大という権威を戦略思考を使って引っ繰り返す爽快さ。
それが受けているのであろう。
AERA(アエラ)の記事を読む
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