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ヴァーナー・ヴィンジ

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zgok0079

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遠き神々の炎

131 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/06/13 23:02
ヴィンジ「遠き神々の炎」は面白いよ。10点。
全宇宙の股にかけるスケールの大きさと、ハードSF的な
矢継ぎ早のアイデア濫用とスペオペ的な破天荒なストーリー展開。
ポール・アンダースンあたりの系譜を継ぐアメリカ主流SFの
正統な後継者の代表作として、90年代を代表する作品。
人により好みは違うだろうが、漏れは「ハイペリオン」よりも
こっちをとる。
シリーズ2作目の「さいはての銀河船団」今夢中で読んでます。
ポール・アンダースンへの献辞には「やっぱり」と、
思わずニヤリとしてしまいました。

175 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/07/18 21:12
ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」

ブリンファンの私には大風呂敷っぷりがたまらんですが
落ちが弱い気もします。嘘八百ネットは良い感じですた。

5点

ああそうか、SF板って低速圏なんだと素で思ってしまった。

897 名前: 超未来型SFファンだけども 03/05/21 22:41
「遠き神々の炎」

超未来型が読みたい!と言ったらここですすめられなんと「未読」だった
奇跡のような作品(青背表紙および薄紫背表紙の超未来型はすべて読んでる
と思ってました)♪

最果ての、と比べてわずかにこちらの方が好みでした!久々に超未来
を読めて幸せでした。かなりな狭い範囲での超未来ファンなので
わずかに好みからははずれちゃうのですが、最近のちょっとした未来
が舞台のSFばかりな中で、センスオブワンダーにあふれた作品でした。

複合型人格やスクロードライダーとかが良いですね。ファムは最後まで
余り好きになれなかったけども。女子から見れば(--;、好きになっても
ちっとも振り向いてもらえないような切なさを感じちゃうのですよね。
最後の最後に思ったことを彼女に伝えてくれさえしたらなぁ、だなんて
しみじみと。あとスクロードライダーの姿がどうしても「ロリエセイフティ
ロング」とかのシンボルマークの姿を思い浮かべてしまってかわいらしいなぁ、と
思いつつ読んでました。

最果ての、に何点つけたかわすれましたが 7点!

ブルーシェルがブルーシェルが。。。あそこのところでは電車の中で
泣きそうになってしまいました。

うーん、次に超未来ものが読めるのはいつなんだろう 不安。

316 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/10/08(土) 00:26:49
ひどいとかいわれてもな 単なる数字だぜ

ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」上・下巻

んんん…これは微妙だった いきなり黒幕が現れて最初から「これ大丈夫かよ」と不安だったな
いつ本編が始まるんだ? と思いながら読んでたら、いつのまにか終わってしまった 長い第一部だった
犬世界なんてどうでもいいっすよ もっとこう、宇宙規模の大惨事や戦闘が繰り広げられるかと思ってたのに
邪悪意識がどう凄いのかわからなかったのは俺だけか? 単位とか数字とかはやたらでかかったけど
世界の謎に迫って欲しかったけど、作者の興味はそこにはないんだろう
シャンドラ・カイが破壊されたのを、描写もせずさらりと流したのにはびっくりした
何百億と死んだんだろ? それ書いてくださいよ
異世界で普通にブランデーとか100マイルとか出てきて戸惑ったぞ 
アイデアはいいんだけどね 群体意識とか低速圏とか銀河ネットワークとか とてもよいバカSFっぷりです
この人の書く、本格ファンタジーが読みたいと、犬世界の描写をみて思ったよ 
どこかのレビューで、ハイペリオンを越えてるとかあったんで少し期待してたんだけどな

6点

916 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/03/12(日) 22:57:40
ヴァーナー・ヴィンジ 『遠き神々の炎』

とにかく設定が面白い!!

宇宙論が凄い。
出てくる生物が奇抜。
特に、犬型エイリアンは巧いねぇ~。

ただし、文庫の最初の方に登場人物の紹介ページがあって、
『邪悪意識…………?』と書いてあるんだけど、
小説を読み終わっても「邪悪意識って何? 」 って感じだったw。

結局、小説の壮大な設定に対して、ページ数が少なすぎたと思う。
それが結末の弱さに繋がったかな? と。
ちょっと惜しい感じがしました。

評価 7点

最果ての銀河船団

281 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/08/19 23:38
最果ての銀河船団 by ヴァーナー・ヴィンジ
壮大かつヒネリの効いた設定の割には、舞台がラグランジュ点とシャケナー家の
近所ばっかりでちと残念とゆーか。SFとしては良いけど小説としてはちょっと
アレかな。価格はこんなんで良し。儲けてもっとたくさん翻訳してください。
6点

560 名前: ◆G91006PPFU 本日のレス 投稿日:2006/07/21(金) 08:42:53
ヴァーナー・ヴィンジ 『最果ての銀河船団』

宇宙で商業活動を行うチェンホー船団、集中化技術を用いる独裁制のエマージェント船団。
蜘蛛型種族の文明が存在する惑星に利益を求めやってきた二つの人類文明グループ。
戦闘の結果、双方ともに装備の大半を失う結果に。
そのため、かろうじて勝利したエマージェントの指揮の元、
負けたチェンホーを含めて蜘蛛型種族の文明の勃興を待つ耐久生活へ。

ストーリーは、エマージェントとチェンホーの共同生活、蜘蛛型種族の文明世界を交互に交えながら進んでいく。

『遠き神々の炎』と微妙に被る内容があって、『遠き~』を読んでいるとニヤニヤする箇所あり。
といっても、『遠き~』読んで無くても本作は楽しめるから問題ありません。
チェンホーの臥薪嘗胆、ファム・トリンリの狸っぷりに心を打たれた。
あと、エマージェントの集中化技術が気味悪かった。

個人的な好みは、『最果て~』>>>>『遠き~』でした。

評価8点

Rainbows End

166 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2008/05/20(火) 22:36:28
"Rainbows End"  ヴァーナー・ヴィンジ

2025年、ウェアラブルコンピューターでコンタクトレンズやらでネットに接続するようになった世界。
アルツハイマーでボケじいさんだった元有名詩人の主人公は画期的な治療で意識を取り戻す。
このじいさんが国際的な謀略に巻き込まれる。

というのが筋だけどさあ。

07年ヒューゴー&ローカス賞ダブル受賞作ということでめっちゃ期待して読んだけど何だよこれ。
まずキャラクターがダメ。何の魅力もない人物ばかりで、これはまぁいいとする。海外SFにそういうのあんまり期待してないし。
ストーリーもダメでこれが痛い。エスピオナージュっぽい展開なんだが、これよりマシなストーリーは一山いくらである。
というか、話を引っ張る能力がない作家はやっちゃだめ。

最低でもサイエンスでフィクションしてくれればいいけど、これが近未来のpossible futureということで
しょうがないっていえばしょうがないんだけど、どっかの漫画やらアニメやらで見たような新味のない小道具ばかり。

いったいこの人何がやりたかったんだろうとつらつら考えるに、近未来の高度情報社会における人間のありかたを
描きたかったのかも知れないと思わないでもないものの、根本的に小説が下手なのでどうしようもない。

ここまでひどいとホトケのジュンちゃんで名を知られた俺もさすがに穏やかじゃないよ。
一体何が良くて海外SFファンはこれに投票したのかひとりひとりに問い詰めたいよ本当に。

4点。
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