Spin
228 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 23:13:45
"Spin" ロバート・チャールズ・ウィルソン
"Spin" ロバート・チャールズ・ウィルソン
06年のヒューゴー賞受賞作。
突如地球はspinと呼ばれる膜に包まれてしまう。
ほどなくしてこの膜の外側と内側では流れる時間のはやさが違うことが分かる――というのがSF部分、
主人公と、主人公の母親がメイドとして働いている大富豪一家との関わり合いを描くのが普通小説の部分。
この小説は普通小説の割合がたいへん多い。
spinが招く宗教的側面とか、主人公と大富豪一家の娘とのなかなか成就しない恋愛とか。
ほどなくしてこの膜の外側と内側では流れる時間のはやさが違うことが分かる――というのがSF部分、
主人公と、主人公の母親がメイドとして働いている大富豪一家との関わり合いを描くのが普通小説の部分。
この小説は普通小説の割合がたいへん多い。
spinが招く宗教的側面とか、主人公と大富豪一家の娘とのなかなか成就しない恋愛とか。
はっきり言ってその肝心の普通小説のパートがつまらない。と言うか、何でこういうしんねりむっつりした
愛憎劇(というには淡々としているか)を長々と読まなあかんねん、と思ってしまう。
普通小説読むならもっと優れた本があるわけで。
ただ怒るほどつまらないわけではなく、まぁ一応読める程度のレベルにはあると思う。
愛憎劇(というには淡々としているか)を長々と読まなあかんねん、と思ってしまう。
普通小説読むならもっと優れた本があるわけで。
ただ怒るほどつまらないわけではなく、まぁ一応読める程度のレベルにはあると思う。
SF要素はまぁ……どうなんでしょう。サシミのツマといった感じ。
6点。どうしたヒューゴー賞。