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マーティン・アレン

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天空要塞アーロック

26 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/06/21 11:33
マーティン・アレン『天空要塞アーロック』(現代教養文庫)

今となっては知る人ぞ知る(?)社会思想社のゲームブックシリーズの33巻。SF。
何というか隅から隅までおバカで素晴らしい。
主人公は太陽騎士団の精鋭、第16宇宙世紀からやって来た、四本の腕を持つ「宇宙貴族」。
表文中に人間とかかれているにもかかわらず、どう考えてもミュータントでしかない自分が、ポッドレースのマシンみたいなんにまたがってビーム撃ってる。おバカ。
宇宙をさまよってると、「第33平面」から海賊が襲ったりしてくる。
(「うすぎたない黒い巻き毛に覆われた生き物」と形容される。サイコー)
目標とする、天空要塞アーロックに潜む敵は、逆賊ル・バスティン。
こいつは何をやったかというと、昇給の嘆願をはねつけられたのに腹をたてて、王妃の顔にパイナップルを移植して逃亡、要塞にこもって、犬の頭をした超戦士を育成し、反逆の機会を狙っているのだ。
そのル・バスティン自体はラスボスではなく、実は・・・というラストなのだが、最後に必要なアイテムというのが笑える。
(メール欄)がないと人類が滅んでしまうのだ!
大いに笑わかして貰いました。
「君はレーザー銃とピストル、電撃槍とトゲを埋め込んだ丸盾で武装し、地下に潜入して、悪の首謀者を倒さなければならない」
それは強制でつか?
9点
(ゲームとしては無茶なので1点マイナス)
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